井上一夫のレビュー一覧
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警察ミステリのオールタイム・ベスト作品。警察組織の内情や縦社会ではなく、捜査過程の焦燥やジレンマをメインに描いてある。勤務時間外のエピソードも多く、等身大の刑事キャラになんとなく共感できるような。
でも一番印象に残ったのは熱気だろう。じっとりとした汗ばむような暑さ。昼夜関係なく襲ってくる熱波。それと比例するように、糸口の見えない警官殺し事件に躍起になる同僚たち。この“暑苦しさ”の漂い方はハンパではない。それでも割合さくさく読めたのは筆致がシンプルだからだろう。
個人的な思い込みだが、警察ミステリはシンプルな筆致が基本だと思っている。もちろん、人物やエピソードをしっかり書き込むことも大事だが -
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ジェームズ・ボンドの登場!
映画でおなじみの007シリーズの第一作がこれ。
フレミングはかのレイモンド・チャンドラーとも親交があり、チャンドラーは『カジノ・ロワイヤル』を高く評価するとともに、それ以後の作品を進歩がないとしている。でも、フレミングの目指したものは、大衆の欲求を満たすエンターテイメントであり、自分の作家性を優先させようとしていない。という意味では、フレミングの作品が、チャンドラーが期待する高級な作品に昇華されないのは当然のこと。
女好きで、イイ食事をして、しゃれたホテルにとまり、高級車を乗り回す・・・俗物根性丸出しのジェームズ・ボンド。
不覚にも、最終章、泣けてしまった。
VI -
Posted by ブクログ
【ブックテルメニュー】ボンドマティーニ
ご存知、ジェームズボンド愛飲のマティーニ。あらゆるモノにこだわりを持つボンドのマティーニは、”ウォッカを使ってシェイク”するマティーニだった。
ドライ・ジン
ウォッカ
キナリレ
シェイク
ソ連情報部は、このところの失策続きをなんとか挽回しようとしていた。そこで槍玉に挙げられたのが、英国秘密情報部の腕利きスパイ、007ことジェームズ・ボンドだった。陰謀の舞台は、トルコのイスタンブール。ソ連情報部の美女との、豪華なオリエント急行での逃避行。二重三重に仕かけられた罠に、さしものジェームズ・ボンドも次第に搦めとられていく。シリーズ最高峰の傑作。