ダレン・シャンのレビュー一覧
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ネタバレ副題では黄昏のハンターとあるが、どちらかというとハンターはおまけで、魔女・エバンナの方がメインに相応しい出会いだった。
野性的なバンチャ元帥とも出会い、共にバンパニーズ大王へ挑むことになる。
このバンチャ元帥の一番の敵が“太陽“であり、200年以上も太陽に戦いを挑んでは焼かれて数日寝込むというのを繰り返しており、このエピソードでもうこのキャラクターを好きになってしまった。
ミスタータイニーの力に関して謎が深まるばかりだが、それ以上に今回の話の冒頭ではハーキャットがスラスラと会話していて2巻のエブラとの仲を思い出すほどであり、6年バンパイア・マウンテンにいたとはいえ、凄い変わりようだなと驚いた -
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ネタバレ"いいか、ダレン・シャン、好奇心はほどほどにしておけ。好奇心は、九つの命を持つネコもころす威力があるんだぞ"
"この世に不変のものなど、なにもない。人間の見てくれだって、そうだ"
作品全体を通すこのテーマが好きだ。第二巻から登場するミスター・タイニーの言葉が好きかもしれない。
ファンタジーは現実の秩序と倫理観から離れたところにある。だから現実の秩序と倫理観を大切に生きている者の心を抉りかねない。
そのことを前提に置いて書かれているこのファンタジーシリーズはとても詠みやすくて好きだ。
子どもの好奇心は、時にその子ども自身も後悔させてしまう。
1巻から変 -
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ネタバレ逃げ出すことに成功するも、体力が尽きたダレン・シャン。早速、4巻の狼たちと合流する。前巻でのクレプスリーとのやりとりを思い出し、これまでの一連のエピソードを思い出し、ダレン・シャンの成長を感じつつ、親離れ(クレプスリー離れ)の時なのかと切なく思う。
しかしまだ理想論や殺しは悪いことだというきれい事を今さら語っているので、まだまだだなといった感じ。
遂に炎のひつぎをクリアしてバンパニーズ大王が現れたというが、おそらくアイツだろうと思うとそっちはそっちでダレン・シャンのような物語が展開されているであろう、外伝が欲しいなと思った。いずれ本編で本人の口から語られそうだが笑 -
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ネタバレバンパイア女性が遂に登場するも、なぜ女性が少ないのかという理由が確かに、良い血と悪い血が存在するのであれば納得の理由だった。
そうなってくるとエラはなぜバンパイアになったのかも気になるが、戦いを好むバンパイア、しかもほぼ男性という環境なので、勝つか負けるか生きるか死ぬかという豪傑な性格が潔くて気持ち良い。クレプスリーは自身の師匠や元帥相手に、新たな一面が見れて面白い。今作では謎がたくさん散りばめられており、今後回収されていくのが楽しみだ。
↓ネタバレ
半バンパイアになったことを報告すべく、12年毎に開催されるバンパイアの集い(バンパイア・マウンテン)に向かう。ミスター・タイニーにリト -
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ネタバレバンパニーズという新しい要素の登場。
そしてダレンに人間の恋人ができる。
親友・エブラを兄弟として蛇少年なのだと紹介すると、そんな差別的なことを言ってはいけないわ、と言われる。良い子ではあるが、寛容すぎて面白い。クレプスリーは相変わらず優しくて人間味がある。話が進むごとにクレプスリーのことが好きになる。
バンパニーズはヴァンパイアの中でも異端な組織で、人間の血を死なない程度にちょこちょこ頂くやり方はヴァンパイアらしくないし、1人の人間の血を全て吸い尽くすことでその人間の魂をも取り入れることができるが、それが弔いであり正しいやり方であるとして、血を吸う毎に殺す。
↓ネタバレ
クレプス -
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ネタバレクレプスリーが優しすぎる。
ダレン・シャンが、大人は友達がいなくても大丈夫だろうけど子供はそうじゃないんだ!と訴えているところでは、大人も友達は必要だよ!と私なら言い返したいところだが、クレプスリーは黙って聞き、子供時代なんて随分昔のことなので忘れていたが、子供から友達を奪うことがそんなに大変なことだとは思いもしなかった。なんてことだ…と後悔している。なんて良心的な人なんだ。
半ヴァンパイアになり、同年代の人間と遊ぼうにも力加減を謝って骨を折ってしまうし、友達が作れず、孤独というものを知って嘆くダレン・シャン。可哀想になるくらい後悔の言葉を述べるクレプスリー。そうだ、シルク・ド・フリークに -
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ネタバレ幼少期にやたら流行っていたダレン・シャン。
当時は活字が苦手で読めなかったが、今なら読める!と読み始めてみた。
時期的にハリーポッターと比較しているレビューが多い。私はハリーポッター派だった。映画の力で原作も読むことができた。試しに調べてみるとダレン・シャンも映画化されていたとは!残念ながら、出来はイマイチらしいが…今からでもリメイクして欲しい。当時、あんなに人気だったのだから、ハリーポッターくらい力を入れれば絶対売れると思う。
1巻は、ダレン・シャンが半ヴァンパイアになるまでの話。奇怪なフリークショーからマダムオクタを盗むというのがまず有り得ない行動で驚くが、大の蜘蛛好きということと、ステ -
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ネタバレ"自分の命を投げ出してまで、あいつを救わなければならないほど、ぼくは悪いことをしたのか?
答えはイエス。やはり、イエスだ。"
このくだりを読んで、このファンタジーを読み進めることを決めた。
ハッピーエンドではないということだけ知っているダレン・シャンを読むこととした。その1巻目である。
ファンタジーは作者の倫理観や政治観が色濃くでるジャンルだと思う。ダレン・シャンは一応ローファンタジーだが、私はこの第1巻で作者の強い信念のようなものを受け取った。
たとえ子どもだとしても、その好奇心が全て良いものだというわけではない。冒険は楽しいものかもしれないが取り返しのつかない後悔を -
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ネタバレ一応作品にその手の描写(ぼかしてる)のが入るので
進める年代としては中・高校生向けだろうね。
ただしいえることは提示された運命は
確かに回避はできないものかもしれないけど
そこに新たな枝を伸ばせる可能性はあるということ。
かなり酷な行動であったけれども
ダレンは当初なるはずだった運命を
予期しない形で突破したのよ。
だからこそ運命を見られるエバンナを
奮起させることができて
その不備をしっかりついたうえで
あの時代へと戻したの。
これだけは覚えておいてほしい。
昨今のSNSのふるまい。
あるものに参加しているやつら
スティーブのようになりたければ続けなさいな。
必ずどこかの形で
反動 -
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