永井隆のレビュー一覧

  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯

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    (Audible版、9h5m) (書籍版も購入済)

    ハートランド、一番搾り、氷結等を生み出したマーケター前田仁さんの話
    個人的に一番搾りを生み出した事が有難い。
    製品開発者も偉いが流行らせる為には市場を理解する必要があるのだ
    そして大企業の大変さも改めて感じました

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    2025年04月29日
  • アサヒビール 30年目の逆襲

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    スーパードライが出るまで苦境だったことは記憶にあったが、スーパードライがヒットした後に出たお酒は鳴かず飛ばずだったのは驚き(当時はお酒飲める年齢ではなかったので)。
    周りの動向を見て、「うちもこのジャンルのお酒ありまっせ」って上からの立場で商品作りするより、スーパードライを作った時のように現場をちゃんと見て進めないといけないですね。

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    2025年03月08日
  • 日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話

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    タイトルに問題あるな。
    日本のビールが世界の他のビールに比べてどうってことは全く語られていない。
    日本のビールの黎明期から今に至るまでのビール業界の動き、特に、キリンとアサヒのバトル、特定の銘柄がいかに業界を変えたかなどの、まとめ。

    語り口は興味深いし、まあ、ビール業界という狭い世界の中だけの話には違いないのだが、こういう話は嫌いではない。というか、面白かったのだが。

    繰り返して、タイトル詐欺。

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    2024年10月30日
  • 長崎の鐘

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    長崎に原爆が落とされたその瞬間からの状況が長崎大学医学部の部長目線で描かれている。空襲に慣れていた当時の人々ですら原爆の威力に驚いていた。光とともにとてつもない爆風が押し寄せ、気付いた時に建物は吹き飛ばされ周りの人間は黒焦げになりまさに荒廃した土地へと変貌するその様は想像を絶する。そんな中でも自身が被曝しているにもかかわらず医師として傷病者を手当していく長崎大学医学部の人たちはまさに医師の理想像だ。特に日本が無条件降伏をしたと知らされてもうこれ以上手当をして国力を回復する意味がないと皆が思う中立ち上がり往診に行くのはほんとにすごいことだと思う。長崎が最後の被爆地になることを切に願う。

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    2024年10月21日
  • 日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話

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    日本ビールの歴史から、今の日本ビールの大手企業の隆盛。それはただビールに限らず、時代や背景・その時の酒業界そして政界まで関わる事。興亡、方法、マーケティング…コロナ禍まで。単純に面白い。
    思う事はあれこれあれど。またこれからも。

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    2024年02月22日
  • 日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話

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    <目次>
    第1章  日本「麦酒」事始め
    第2章  大手四社の戦後
    第3章  独自の方向性で、各社に人気商品誕生
    第4章  ビール市場の転換点
    第5章  量を追う時代の終焉
    第6章  ビールのこれから

    <内容>
    タイトルに対し、技術的な話は少なく、業界の歴史を追いかけたビジネス本である。そこを加味して読めば、各社の成功、失敗談として読めるだろう。

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    2023年07月22日
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯

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    ・「お客様は、予定調和的なものに魅力を感じませんが、あまり先を行き過ぎたものもダメです。手の届く幸せではありませんが、手の届く満足、手の届く憧れ、これがよく言われる『等身大の半歩先』です。しかし、半歩先も、『大衆と先端』の両方がわからないと落し処が分かりません。何時も先端に接している事が必要ですし、極端に言うと、先端の実感を掴むためには、あえて先端を商品化しないとわからないとも言えます。さじ加減を掴むと一口に言っても悩ましいところです。」

    ・成功体験が大きければ大きいほど、忘れられない記憶として我々の中に刷り込まれます。周囲の環境が変わっていても、どうしてもその体験を捨てきれないのです。そし

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    2023年02月17日
  • 究極にうまいクラフトビールをつくる―キリンビール「異端児」たちの挑戦―

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    プロローグ読むだけでめっちゃ興奮する。
    メンバー構成が漫画にできそうなくらい完璧。
    少しずつ仲間を増やしていくところもRPGめいてて良き。

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    2021年12月01日
  • 移民解禁 受け入れ成功企業に学ぶ外国人材活用の鉄則

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    移民政策を明言する。ドイツのように。
    高度専門職を緩和した。
    ハーフの子が増えるといじめにあう。
    ニートを活かすべきという意見もある。
    ダイバーシティー多様性を大事にする。
    特定技能5年は短すぎる。
    人口減少、高齢化社会には移民政策特効薬。
    大学を出ていれば、日本で働くことができる。外国の大学の経済系でもよい。
    ケンブリッジを出ていてもアメリカでは就労ビザを取得できない。
    インド料理店が増えているのは、専門的技術的分野に調理師も入っているから。
    単純労働かの決まりはない。
    外国人労働者なくして国内生産は成り立たない。特定技能の活用は最後のチャンス。
    生活習慣や文化の違いが課題。教育体制も問題に

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    2021年05月18日
  • 乙女峠 : 津和野の殉教者物語

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    80ページ程度の薄い本だが、キリシタン迫害の過酷さが分かる本だ。
    浦上四番崩れというのが発端で、津和野に流されたキリシタン達が転ばないように頑張る姿が痛ましい。
    なぜ、役人達はそこまでひどくキリシタンを扱えたのか理解出来ないが、その当時はお上の言う事は、神が言うことと同じであらがうことなとはなから無いものだったのだろう。そう思わないとやるせない、

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    2020年09月14日
  • アサヒビール 30年目の逆襲

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    この本は、今だからこそ、テレビ業界の人が読む必要があるかもしれない。
    「スーパードライの成功体験が、逆に会社の進化を止めてしまった」という例だ。
    テレビも確かに王国の時があった。
    その成功があったことは、確かに素晴らしいことだが、そのために「成功の足を引っ張ることは出来ない」文化が出来上がってしまう。
    それはどんな組織もそうなんじゃないか?
    成功した人ほど、自分の過去の成功を否定する筈がない。
    当然に、年が経てば経つほど守りに入っていく。
    それを「成功体験を棄てろ!」と言えるのは、作った人なんかじゃない。
    外部から招聘したトップだからこそ、空気を読まずに冷静に言えるのだ。
    それにしても、絶対に

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    2020年06月20日
  • この子を残して

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    途中から、宗教色が強く抵抗感があった。
    宗教色が強い部分は読み飛ばしていたが、半分ほど読んでやめた。

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    2020年01月06日
  • 移民解禁 受け入れ成功企業に学ぶ外国人材活用の鉄則

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    安倍総理は「移民政策ではない」と言いながら事実上の移民受け入れに舵を切った。右派の支持層への配慮なのだろうがいかがなものかと思っていたが、本書を読んで危惧をさらに深めた。
    ドイツは移民に、国が600時間のドイツ語学習を行なっているという。それでも政治が動くほどの混乱が起きている。
    移民受け入れのメリットとデメリットを賛成派と反対派がそれぞれ声高にぶつけ合うだけでは何の解決にもならないが、だからと言って安倍総理のように本音を隠すやり方は問題の次世代への先送りにしかならないと思う。
    本書を読んで、この課題はもっとマスコミが取り上げるべきと痛感した。

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    2019年06月11日
  • アサヒビール 30年目の逆襲

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    本生の青好きだったのに、売れてなかったのか…
    今年はパンプキンビールもなかったし、
    昔どハマりしたチョコスパークリングも
    無くなったし、
    私の好きな味はなかなか残らない…
    どこも頑張れ!

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    2018年12月11日
  • 究極にうまいクラフトビールをつくる―キリンビール「異端児」たちの挑戦―

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    今時、大手ビールメーカーもクラフトビールを作っていることを初めて知った。本書は、キリンビールが代官山で運営する醸造所併設のブルワリーレストランのプロジェクト秘話。大企業における新規プロジェクトの立ち上げの苦労等が生々しく書かれていて、面白かった。しかし、とある書評を読んで興ざめしてしまったが。

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    2021年08月08日
  • アサヒビール 30年目の逆襲

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    親友が登場人物なので買ってみた。前半のSD話は何回目だ?という気もしたが、企業で商品開発する人の苦労や人間ドラマがなかなか面白かった。30分もあれば十分読めるのもいいですかね。

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    2017年05月09日
  • 如己堂随筆

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    このエッセイ集は、12,3才位の思春期前期の子どもらが読むといいな、というのが第一感。
    白血病を罹病し迫りくる死と向き合いつつ病中臥床に著者が、淡々とよしなし想いごとを述ぶるその語り口は、信仰の深さが底に流れ、どこまでも清らで真摯だ。
    とくに印象深かったのは、巻末『お返事集』の最後の一編。
    6年も大陸で行き方知れずだったクリスチャン看護婦から無事の便りを得て、それへの往信だが…。
    終戦後ほぼ1年を経て、満州からの日本人送還が始まった頃、彼女にも
    乗船の順番がきて船待ちをしていたところへ、中共軍が攻め寄せてきて、看護婦数名を救護隊として差し出せと要求してきた。そのとき彼女は、別の子連れの看護婦に

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    2012年02月17日
  • この子を残して

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    カトリックの医者の被爆闘病記。戦後の浮浪児の話題など、世相がうかがい知れて興味深い。子を残して死んでゆく(母親は戦災死)父の悲哀がにじみ出ていて悲しいエッセー。

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    2011年11月19日
  • この子を残して

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     ナガサキで被曝した一大学教授。妻を失い,自分も放射線に犯されていて,いつまで命が持つのか分からない。残されるのは,二人の兄妹だけ。この状況で,父親として何ができるのだろうか?
     病床からこの兄妹の成長を見つめる父親の心の叫び。キリシタンでありながらも,ときどき頭をもたげる「普通の人」の感覚。
     キリスト教への記述には,キリスト教徒ではない読者には違和感を感じるでしょう。それでも,「残して」去って行かざるを得ない父親の心境を赤裸々に語ったこの遺言書は,同じ子を持つ父親としてじーんと来るものがあります。

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    2011年11月07日
  • 長崎の鐘

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    『かっと光り、どっと潰れた。』

    被爆体験者である医師が、自身の経験をもとに戦争の悲惨さを訴える。とにかく、描写がこれでもかというくらいに生々しい。主体を限定せず、キャラクタに全く重み付けを行っていない点も、原爆の突発性と無慈悲さを表現するのに一役買っている。どんな人間でも、本書を読めば、戦争について何かしらの心証を抱くはず。それが必ずしも綺麗な感情じゃないにしても。何も思わなかったとすれば、それは字が読めないか、あるいは、空前の空腹でそれどころではない人だろう。

    医者の観点から見た原子爆弾というのは、実は中々なかったように思える。仮に自分が医師だったとして、かかる事態に直面して、救護の意思

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    2010年07月16日