永井隆のレビュー一覧
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長崎の原爆で九死に一生を得た医師の手記。建物の下敷きになったまま炎が迫り、最期に歌をうたって死んで行った学生とか、死に様の話はただ不幸なだけじゃなく、読みいってしまった。
原爆が起きた直後に、お互いに助け合い、冗談も言い合い、自分の命の危険を知りつつも他の人を助けようとした人の強さに脱帽。特に、戦争に負け、すべてを焼かれた人たちがどうして、無気力状態からたくましく立ち直れたのか、学びたいと思うほど。
原発事故を起こした今読むと、また違った感想もあり、放射能って意外とあっても大丈夫なものかもと思ったり。当時の長崎には、75年住めないという噂が流れたらしいけど、そろが本当ならまだ住めないはず。 -
Posted by ブクログ
長崎に原爆が落とされたその瞬間からの状況が長崎大学医学部の部長目線で描かれている。空襲に慣れていた当時の人々ですら原爆の威力に驚いていた。光とともにとてつもない爆風が押し寄せ、気付いた時に建物は吹き飛ばされ周りの人間は黒焦げになりまさに荒廃した土地へと変貌するその様は想像を絶する。そんな中でも自身が被曝しているにもかかわらず医師として傷病者を手当していく長崎大学医学部の人たちはまさに医師の理想像だ。特に日本が無条件降伏をしたと知らされてもうこれ以上手当をして国力を回復する意味がないと皆が思う中立ち上がり往診に行くのはほんとにすごいことだと思う。長崎が最後の被爆地になることを切に願う。
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・「お客様は、予定調和的なものに魅力を感じませんが、あまり先を行き過ぎたものもダメです。手の届く幸せではありませんが、手の届く満足、手の届く憧れ、これがよく言われる『等身大の半歩先』です。しかし、半歩先も、『大衆と先端』の両方がわからないと落し処が分かりません。何時も先端に接している事が必要ですし、極端に言うと、先端の実感を掴むためには、あえて先端を商品化しないとわからないとも言えます。さじ加減を掴むと一口に言っても悩ましいところです。」
・成功体験が大きければ大きいほど、忘れられない記憶として我々の中に刷り込まれます。周囲の環境が変わっていても、どうしてもその体験を捨てきれないのです。そし -
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移民政策を明言する。ドイツのように。
高度専門職を緩和した。
ハーフの子が増えるといじめにあう。
ニートを活かすべきという意見もある。
ダイバーシティー多様性を大事にする。
特定技能5年は短すぎる。
人口減少、高齢化社会には移民政策特効薬。
大学を出ていれば、日本で働くことができる。外国の大学の経済系でもよい。
ケンブリッジを出ていてもアメリカでは就労ビザを取得できない。
インド料理店が増えているのは、専門的技術的分野に調理師も入っているから。
単純労働かの決まりはない。
外国人労働者なくして国内生産は成り立たない。特定技能の活用は最後のチャンス。
生活習慣や文化の違いが課題。教育体制も問題に -
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この本は、今だからこそ、テレビ業界の人が読む必要があるかもしれない。
「スーパードライの成功体験が、逆に会社の進化を止めてしまった」という例だ。
テレビも確かに王国の時があった。
その成功があったことは、確かに素晴らしいことだが、そのために「成功の足を引っ張ることは出来ない」文化が出来上がってしまう。
それはどんな組織もそうなんじゃないか?
成功した人ほど、自分の過去の成功を否定する筈がない。
当然に、年が経てば経つほど守りに入っていく。
それを「成功体験を棄てろ!」と言えるのは、作った人なんかじゃない。
外部から招聘したトップだからこそ、空気を読まずに冷静に言えるのだ。
それにしても、絶対に -
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安倍総理は「移民政策ではない」と言いながら事実上の移民受け入れに舵を切った。右派の支持層への配慮なのだろうがいかがなものかと思っていたが、本書を読んで危惧をさらに深めた。
ドイツは移民に、国が600時間のドイツ語学習を行なっているという。それでも政治が動くほどの混乱が起きている。
移民受け入れのメリットとデメリットを賛成派と反対派がそれぞれ声高にぶつけ合うだけでは何の解決にもならないが、だからと言って安倍総理のように本音を隠すやり方は問題の次世代への先送りにしかならないと思う。
本書を読んで、この課題はもっとマスコミが取り上げるべきと痛感した。