あらすじ
西のアサヒ、東のサッポロと言われた理由とは。キリンはなぜ独立を保てたのか。サントリーはどのようにビール市場に参入したのか。バブル期にドライはなぜ売れたのか。20世紀末の日本を席巻した「ドライ戦争」とは、どのようなものだったのか。そもそもラガーとエールの違いとは。麦芽の割合で何が変わる? 世界一うまいと絶賛される日本のビール。商品開発、市場開拓、価格など、熾烈な競争の背後にある発展史を一望して見えてきた秘訣とは。
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Posted by ブクログ
そりゃあ日本のように毎年新しい銘柄の新製品を、しかも4つのメーカーが
しのぎを削って出しながら戦っている国は他にはないでしょう。
海外は昔からの製法やブランドを頑なに守り通しています。
一方で、日本では「ドライ戦争」が大きかったと考えられています。
それまでビールを銘柄で選んでいた人はいなかったのですが、ドライビール
という一大ジャンルが発生したことにより、銘柄にこだわる人が増えたと
言われています。
そのようなビールの商業的な歴史がこの本のお主な内容です。ビールという
飲料そのものの歴史は主題ではありません。
しかしその商業的な歴史こそが、今の日本のビールの旨さにつながっている
のは間違いないです。
読んだ後に呑みたくなる一冊です。
Posted by ブクログ
ビール好きはぜひ読んでもらいたい一冊
ビールのおいしいの秘密が詰まっている
主要4社の取組が網羅されているので流れがわかりやすい。ビール離れと言われているが、これからもいろんなチャレンジを続けておいしいビールを生んでほしい
Posted by ブクログ
1985年、市場シェアで低迷して、もはや清算寸前だったアサヒを救ったのが阪神甲子園球場のバース、掛布、岡田のバックスクリーンへのホームラン3連発だった、という話が読めるので、楽しいですよ。
アサヒスーパードライが市場にでてからの他メーカーの動向、特にキリンの慌てぶりが。
あと、ハートランドビールとエーデルピルスが無性に飲みたくなります。
Posted by ブクログ
タイトルに問題あるな。
日本のビールが世界の他のビールに比べてどうってことは全く語られていない。
日本のビールの黎明期から今に至るまでのビール業界の動き、特に、キリンとアサヒのバトル、特定の銘柄がいかに業界を変えたかなどの、まとめ。
語り口は興味深いし、まあ、ビール業界という狭い世界の中だけの話には違いないのだが、こういう話は嫌いではない。というか、面白かったのだが。
繰り返して、タイトル詐欺。
Posted by ブクログ
日本ビールの歴史から、今の日本ビールの大手企業の隆盛。それはただビールに限らず、時代や背景・その時の酒業界そして政界まで関わる事。興亡、方法、マーケティング…コロナ禍まで。単純に面白い。
思う事はあれこれあれど。またこれからも。