永井隆のレビュー一覧

  • この子を残して

    子を思う親ごころ

    自分が仕事上とはいえ放射能に侵されながら、原爆投下で被爆した人々の治療にあたったパワーはどこからきたのだろうか、そして我が子の成長を見守ってあげられない悲しみがどれだけ切ない思いだったか胸がいたむ
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    これは素晴らしかった。益々KIRINのファンになった。こんな天才がいたなんて。そして、天才が作った人材たち。成功体験があっても過去の栄光に奢らず、謙虚に次のヒット商品を探していく。こんなプロがいたことは、日本人としても誇らしい。
  • 原子雲の下に生きて : 長崎の子供らの手記
    生き残った児童の手記。どれも生々しく、平和の祈りに満ちている。
    ☆辻本一ニ夫
    みんな、天主さまのおぼしめしタイ。よカよカ。
    ☆片岡泰男
    ☆深堀輝行
    ☆今村政子 満州から引き上げ
    ☆新木照子先生 子どもたちと私
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯

    定期的に読み返し一冊

    私は大企業に努めた経験はありませんが、読み進める程共感と自分自身の我慢の無さを気付かされました。
    どの環境においても全力を尽くす、アイデアをストックし続けるという姿勢は共感しかありません。
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    マーケターとしての人生、人となり、重視していたことは非常に大きな参考になった。
    左遷されても、腐らずヒットを生み出す姿勢、
    半歩先を読むセンス。
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    レギュラースーパードライが売れ出した頃にビールを飲み出した。CMが男向けで男性消費者が多いと思いきや、飲みやすいから女性に支持されたというのは知らなかった。そういえば、酒が苦手な母も一番搾りだけは飲めたことを思い出した。

    通達と調整が営業という会社を変えた伝説的なマーケッターの前田氏の話は知らなか...続きを読む
  • 長崎の鐘
     長崎への原爆投下当時、爆心地からわずか700メートルの場所にあった長崎医科大学で教鞭をとっていた永井隆博士。自らも被爆しながらも生き残った者たちと懸命に被爆者の救出、介護にあたる模様を記録した本。医者としての冷静に傷や病気を観察した模様も描かれており、医療記録としても貴重だと思われる。

     涙が出...続きを読む
  • 長崎の鐘
    描写が生々しい。
    どれだけ恐ろしい惨状だったか 伝わってくる。
     様々の方の落下当時の様子、結果が書かれていて
    勿論無事だった時、または亡くなった時。
     本という形をとうしても、恐怖が伝わってきました。
    この本、永井さんの本は後世に残していくべき本であると思う。
     戦争は絶対あってはならない、原子爆...続きを読む
  • この子を残して
    爆心地から700mの長崎医大で被爆した著者は、白血病を負いつつ戦後の6年を生きた。
    原爆投下の直後、医師である彼は、重傷を負いつつも、猖獗きわまる被災者たちの救護活動に明け暮れた。
    明くる10日、帰宅した彼は、廃墟となった台所跡に、骨片だけに変わり果てた妻を見つけ、埋葬する。
    偶々、祖母宅へ行ってい...続きを読む
  • 亡びぬものを
    代々医者の家系で育った主人公が、キリシタン宅に医学生として下宿を始める。彼はキリスト教に目覚め、専門であるレントゲン研究を続けながら一心に多くの患者の幸福を願っていく。従軍医として数度出兵し、内地での勤務中に長崎で被爆し…。

    永井隆氏の自伝的小説。
    広島にて被爆した原民喜氏は著名で読んだことはあっ...続きを読む
  • この子を残して
    長崎で原爆にあい放射線を浴び不治の原子病患者として床にふす父親と、二人の幼い孤児予定者。とにかく、せつなく感動します。
  • 長崎の鐘
    長崎に原爆投下された直後の被爆地の悲惨な惨状が書かれています。平和を祈り、今日も長崎の鐘は鳴り響きます。
  • 究極にうまいクラフトビールをつくる―キリンビール「異端児」たちの挑戦―
    キリンがクラフトビール事業を始めていくまでの実話を書いた本。私もビールが好きなこともあり、非常に面白い話だったが、物語調ではなく事実を淡々と書いてあるような印象を少し受けた。
    題材は非常に良いので、少々もったいない。書き方によってはもっと面白くなるはず。
  • 日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話
    味の話ではなく日本のビール業界(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー)の歴史を辿る内容だった。特に最後の年表は良かった。
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    これもタイトルが気になって、手に取った本。

    ビール業界のガリバーだったキリン。しかしそんなキリンの現状に、不安を覚えた社員がいた。それが前田仁である。

    ハートランドという、キリンとは似ても似つかないプライベートブランドを立ち上げ成功を収めていく。

    そんな中、慢心のキリンはアサヒが放ったスーパー...続きを読む
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    何となくの直感でこの本は良さそうという
    感触がありましたが、まさにその通り。
    この本は、間違いなく"買い"の一冊です。

    キリンにいた伝説のマーケターの半生を
    当時のビール業界の競争を交えながら語った
    ノンフィクションなのですが、
    お酒を飲まない自分にもとても面白かったです。
    (お酒の銘柄は全然分か...続きを読む
  • 日本のビールは世界一うまい! ――酒場で語れる麦酒の話
    1985年、市場シェアで低迷して、もはや清算寸前だったアサヒを救ったのが阪神甲子園球場のバース、掛布、岡田のバックスクリーンへのホームラン3連発だった、という話が読めるので、楽しいですよ。

    アサヒスーパードライが市場にでてからの他メーカーの動向、特にキリンの慌てぶりが。

    あと、ハートランドビール...続きを読む
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    前田さんの仕事に取り組む姿勢やお客様の意識と実際の味の好みのズレをお客様理解として認識してヒット商品を生み出す等、とても参考になりました。
    また、キリンビール社内の人事争いやアサヒビールとの争いなど、興味深く読まさせていただきました。
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    のどごしが発売になる時、
    キリンの新川の本社で開かれたイベントに参加したことを、思い出しました。

    自分の仕事に対する姿勢を問われているような感覚で読み進めました。
    いい本。良い人前田さん。
  • キリンを作った男――マーケティングの天才・前田仁の生涯
    一番搾りや氷結など、数多くのキリンの看板商品を生み出した人。その目の付け所、嗅覚は持って生まれたものなのだろうか?何か自分の社会人人生に生かせるものはないかと読み進めたが、あまりにも自分と違いすぎる。もし身近にいても容易に近づけなかったかもしれない。