原子雲の下に生きて : 長崎の子供らの手記

原子雲の下に生きて : 長崎の子供らの手記

319円 (税込)

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長崎の原子雲の下にあって生き残ったわずかの子どもたちが、どんな目に遭い、何を感じたかを残すべきだとの要望に応えて、永井隆が募り、長崎市立山里国民学校の校区内で命をつないだ子どもたちの中から37名と、1名の教官が綴った手記集。
「原子爆弾はひどかとバイ。痛かとバイ。もう、やめまっせ!――」
戦争はいやだの言葉が、子どもたちの切実な叫びとなってこだまする。
後日談だが編者の永井博士は、本書の印税を原稿枚数に応じて子どもたちに分け、そして言った。
「お友だちの冥福を祈るために、記念碑を建てよう」
子どもたちは印税の中から少しずつを差し出し、残りの大半を博士が出して運動場に建てられた碑は、碑銘もない清楚なもので、傍らの石柱の表に「平和を」、裏に「あの子らの碑」とだけ刻まれている。

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原子雲の下に生きて : 長崎の子供らの手記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生き残った児童の手記。どれも生々しく、平和の祈りに満ちている。
    ☆辻本一ニ夫
    みんな、天主さまのおぼしめしタイ。よカよカ。
    ☆片岡泰男
    ☆深堀輝行
    ☆今村政子 満州から引き上げ
    ☆新木照子先生 子どもたちと私
    五人の子ども
    自分の幸福に溺れて、子供達の不幸に深く入っていかなかったことをはっきり知った

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    子どもたち、とひとくくりに出来ない、一人ひとりに名前があって、辛い体験をして、生き抜いたのだ
    戦後80年
    たったの80年
    生き残った人たちの記憶は決して消えない
    私たちはそれを知るべきだと思う

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    原爆が投下された前後に小学生だった子供たち。そして、それから少し時間が経過しただけの、その子供たちによる作文。薄い本だし、子供たちの作文なのでその気になれば一気には読むこともできるが、単語から情景を浮かべて共感しながら読もうとしてしまったせいで、何度も本を畳む。言葉にならず、安っぽい感想も評価も書け

    0
    2024年07月24日

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