福澤徹三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とりあえず何でもいいから行動を起してみろ、というのが本の趣旨だろうと思います。
あと、世間で言われているような「やりかた」ではなく、相手の懐に直接飛び込むくらいの気概がなければいけない。
ということが著者の実体験などを元にしつつ書かれていて、興味深かったです。
とはいえ、後ろ向き発言ではないですが、そもそも「そういう行動が取れる」事体が一種「才能」でもあると個人的には思います(たぶん尻に火がつけば誰でもそういう状況にはなるのでしょうが……)
このまま鵜呑みにするだけの強さがあるのならそのように行動すればいいのでしょうが、現実としては中々そううまくいくものではないのかな、と個人的には思いました。 -
Posted by ブクログ
夏のホラー2冊目。
だったのですが・・・。
ジャンルを無視して、ここまで主張を前面に出されるとかえって心地よいくらい。
どうみてもホラー小説の体裁をしているのに、実際はバブル崩壊後の日本の雇用問題、職場環境の悪化を描いた作品。
いくらなんでも、そこまで悪くないだろ、ひどくないだろ・・・と主人公の人間関係や再雇用の実態に突っ込みを入れてしまいますが、どこかでそれを完全に否定しきれない自分もいて、ある意味ホラーです。
文字通りの意味でのホラー的な要素は、ほとんど物語のはじまりと終わりにしかありません。
ところがなんとなくうまく話がつながっているので、不思議と外見と中身のギャップが気にならなかったりはするのがすごいところ。
著者の紹介を見ると代表作に『自分に適した仕事がないと思ったら読む本 落ちこぼれの就職・転職術』が・・・。っておい!
参考までに本書の裏に書かれているイントロダクションを書いておきましょう。
『大手百貨店に勤める西川秀雄は、四十歳をすぎて手に入れた郊外の一軒家で家族三人暮らし。裕福ではないが、大きな不満もない。しかし、そんなありふれた日常に生じた一点の染みが、突如、絶望の底なし沼となって男を呑み込んでいく。「やばいとこ住んでるね。"イミチ"って、聞いたころある?」。精神の迷路に踏みこむ、狂気のホラー!!』
こちらのほうが、的を得ていると思うのですが・・・
『大手百貨店に勤める西川秀雄は、四十歳をすぎて手に入れた郊外の一軒家で家族三人暮らし。裕福ではないが、大きな不満もない。しかし、景気のあおりと利害関係が絡み合い、職場関係に亀裂が生じ始める。くるいはじめた歯車は戻ることなく動き始め、西川は大きな決断をすることになる。日本が直面した職場と家庭の崩壊を、ホラーという作風をとって描いた問題作!!』 -
Posted by ブクログ
本格的なホラーを求めて読むには少し甘いかな。。
「ホラー+幻想的」という言葉がしっくりくる気がします。
怪談集というほど、おどろおどろしい雰囲気に染まっている訳ではないので首筋がヒヤリとするような怖さまでには到達しませんでした。
読後感はホラー独特の悪さもなく、少々肩透かしを喰らった感が。。
ちょっと残念。
10作品の中で私の好みは「幻日」という作品でした。
これが私が求めていたホラーに一番に近いかも。
恐怖感は少ないけれども、この著者の文体や言葉遣いの丁寧さには好感が持てました。
前回読んだ「壊れるもの」も同様に、特に文章の選び方はとても巧いと思います。
しつこいようだけど、これで怖さがもっとあればかなり好みなんだけどなぁ…(^-^;)