ひびき玲音のレビュー一覧

  • マリア様がみてる34 リトル ホラーズ

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    マリみて最新刊。確かにあまりに早い「再開」であるけれども再開でもない一冊。
    今までのマリみてと感触が違い、短編の雰囲気まで今までと違います。
    本編(もしくは短編ののりしろ)主人公(的キャラ)は新「黄薔薇のつぼみ」菜々ちゃん。
    もともとしっかりした子として描かれていただけに、彼女が主人公ってのは
    違和感というか戸惑いが…て感じですね。
    今作で最初1年生だった祐巳たちが3年生トリオに、そして「薔薇さま」として
    遂に顔を揃えますが、特に祐巳はもうすっかりお姉さまの貫禄が。
    志摩子さんは志摩子さんのままで(笑)、1番姉になって日の浅い由乃ちゃんは
    姉ぶろうとするところが1番姉らしくない初々しさです(笑

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    2009年10月30日
  • マリア様がみてる27 あなたを探しに

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    正直「マリみて」は祥子さまの卒業とともに終わるのかと思っていました。
    しかし今回で「それはないな」と確信。
    今回、3年生である祥子さまと令ちゃんはチョイ役。
    2年生トリオのデートが交互に描かれて2年生トリオ好きの私には美味しい1冊。
    そう、「お姉さま」がいない場所で活き活きと動く祐巳や由乃ちゃん、そして祐巳の見せる「お姉さま」ぶりには彼女達が「お姉さま」になった後も色々楽しめそうだと伺わせるものがあります。
    それに卒業したからって祥子さまが出てこなくなるわけはないと思うし。
    それは先輩方が実証済ですものね。

    何より1番世代交代を感じるのが表紙。
    最近1番多いのがこの2人なのです。前はあんなに

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    2009年10月30日
  • マリア様がみてる23 くもりガラスの向こう側

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    展開に具体的な進展はなくミニエピソードのようなお話でしたが、今までで1番面白かったかも!でした。
    前回の祐巳を励ますべく?で祥子さまのお屋敷に3薔薇姉妹が集合。
    祥子さまのお母様、清子さまがとても可愛い(このあたりが可愛げのなさが可愛い祥子さまと対照的で尚可愛い)方なので、ほのぼのドタバタテイストでお話が進みます。
    お屋敷の小笠原邸だからできる人間すごろくが最高でした。
    令さまのお料理教室?も楽しかったし。
    瞳子ちゃんが出てこなかった(正月に彼女の動向)が解らなかったのが少し残念ですが、彼女と祥子さまを語る上で欠かせない柏木さん、やっぱり来たかアンタ(笑)。
    もう彼が男色でないことは明白ですね

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    2009年10月30日
  • マリア様がみてる26 クリスクロス

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    年の瀬ですが本編内はバレンタインです。
    瞳子ちゃんが大きく関わっていくにつれ、乃梨子ちゃんの活躍も増えていて嬉しい。
    聖さまもそうですが、白薔薇姉妹は姉妹にこだわらずな関係があるのが面白い。
    1番面白いのはこのまるで繋がらなそうな2人を繋いでいる志摩子さん(笑)。
    ある意味姉妹の完結度が凄く高い黄薔薇の2人と対照的…かと思いきやこの2人のお姉さまの江利子さまは結構近かったかも…(オイ)。

    こんなに薔薇さま(つぼみ)が人気なあたりが名門女子高ならではです。
    公立の共学なら絶対に無さそうな…。
    それにしてもこんな学校に幼稚舎から行ってる祐巳は自分的には充分お嬢というか「プチブル」に見える…学費い

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    2009年10月30日
  • マリア様がみてる33 ハロー グッバイ

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    マリみて、「祐巳&祥子編」としては「最終巻」。
    「ハロー グッバイ=ごきげんよう」、いいタイトルですねぇ。
    この本の刊行からほどなく姉妹編(姉弟編?(笑)「お釈迦様もみてる」
    が刊行されたのでこの世界としてはあとがきにも書かれてましたが
    全然終わってませんね。

    が、祐巳&祥子と彼らの周りの人々については確かに一区切りついたと
    いう事がわかりますね。
    今までのシリーズに出てきたキャラクターなども登場したり
    (初代薔薇3方は勿論v)、今までのシリーズの出来事を思い出す
    事もあったり。
    最たる「クライマックス」を感じたのは新姉妹の誕生ですね。
    ここで見れるとは思わなかったのでサプライズでした。

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    2014年09月07日
  • マリア様がみてる29 薔薇の花かんむり

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    マリみて最新刊。
    前回の「フレームオブマインド」は読まなかったので久々、と言ってもマリみては刊行早いです。さすが看板作品。
    今回は売れたんでないかなぁ。初の姉妹3ショット表紙!
    祥子さまの卒業に間に合って良かったね、祐巳、でした。

    次世代紅薔薇姉妹は結構理想のカップルに思えます。
    天然だけど結構包容力のある祐巳と、しっかり者だけど脆いところもある瞳子。
    ナイスコンビぶりは今回は2人とも多忙であまり見れなかったですが(^_^.)

    この2人のお似合いぶりに焦る?祥子さま、妹に負けないように自立のため頑張っているようですね。
    彼女の陰には柏木さんあり、といわんばかりにまた彼の陰もちらほら。
    また

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    2009年10月30日
  • マリア様がみてる26 クリスクロス

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     今年もリリアンのバレンタインデーは、時期薔薇さまとのデートをかけてのカード探し。 主役の三人は薔薇の館で推移を見守ることにした。祐巳のカードを探すはずの祥子さまは、一緒にゆったりとお茶している。曰く「紅薔薇のつぼみがボロを出すのを待っているの」 乃梨子は主催者のお手伝いを買って出ていたが、気になるのは瞳子のことだった。エントリーはしたものの、果たして真面目に探すかどうか? 前半は瞳子爆弾発言!のラスト。 後半はカードの隠し場所の相談の様子を追っかけて、結局校内にヒントをばらまいた白いカードの行方は?で終わり。 著者さんもおっしゃるとおり、次回へ続く〜と相成りました。

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    2011年09月09日
  • マリア様がみてる34 リトル ホラーズ

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    やはりきた菜々を主人公にした新生マリみて。
    薔薇様になった祐巳たち3人が全然変わってないのが、嬉しいような残念なような(笑

    お話は、雑誌cobaltに掲載された短編をつなげた「バラエティーギフト4」。
    リリアンを舞台にした不思議なお話が綴られます。
    「乙女の園」の裏の部分を垣間見たようで、少し背中が冷えます。
    ファンタジーも得意な今野先生ならでは、と言ったところでしょうか。

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる33 ハロー グッバイ

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    場面の切り替えが多くてちょっと付いていきづらかったんですがまあ後はいつも通りです。祥子さんついに卒業ですか……。
    聖さまと蔦ちゃんが出たので満足です(←

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    2010年02月22日
  • お釈迦様もみてる1 紅か白か【マリア様がみてるカラー口絵つき】

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    マリみてから祐麒が好きだったので読んでみました。
    祐巳視点の祐麒と違ってなんか新鮮でした。やっぱり姉弟だなぁ。

    マリみてよりも柏木さんがかっこよかったです(笑

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    2009年10月04日
  • お釈迦様もみてる2 学院のおもちゃ【マリア様がみてるカラー口絵つき】

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    『親』の言いつけにより、安来節を踊らなくはならなくなった『子』。
    そのために忙しいというのに、違う問題も出てきて
    おかげであちらこちらと問題が…。

    1冊目のおまけに入っていた話の本編です。
    姉の方を読んでいたならば、どこかも分かる面白話です。
    むしろここまですごい事が起こっているとは〜と
    関心してしまうような1日でした。
    こんな事が起こったら、とりあえずこの行動は取りません。
    根性はないので…w

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    2009年10月07日
  • マリア様がみてる21 薔薇のミルフィーユ

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     「マリみて」歴も長くなったなあと感慨にふけってます。 そろそろ最新刊に近づいてきたかもしれないと思うと(奥付けをみる勇気はない)ほかの本と平行読みして、終わりの日を遅くしようともがいてしまう。 薔薇ファミリー3つそれぞれのお話をミルフィーユのように重ねて一つの本になってます。 由乃さんが突っ走るおかげで比較的影の薄い黄色さん家の令さま。あらたに菜々ちゃんが出現して、ますます引退までの日が早くなったかと思いきや、やっぱり由乃にとっては大事な従姉なんです。 白薔薇さんでは新キャラのお兄さま登場で、ちょっと複雑な志摩子さんの心の中が見えるかも。笑いが止まらないって、たまにありますね。 祥子&祐巳で

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    2011年09月09日
  • マリア様がみてる20 妹(スール)オーディション

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     江利子さまに約束してしまった由乃が「妹をオーディションで選ぶ!」宣言。祥子さまは参加すればと祐巳にもさらっとおっしゃる。うーん、由乃も祥子さまもいい性格してるわ。 ラスト、祥子&祐巳が手をつないで歩く場面があるけど、男女の恋愛小説だったらこんなの嘘くさすぎて書けないよね。魔法も剣も出てこないけどファンタジーなのだなと思います。 それもわかってて妹なしでもいいと思うし、姉妹関係でない生徒会執行部があってもいいんじゃないのと考察する自分を発見。どっぷりはまってる?

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    2011年09月09日
  • マリア様がみてる26 クリスクロス

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    急展開! ここ最近のハイスピードでそのままアクセル全開でカーブした感じ。ここでそう来るかという……。

    宝探しは複数の視点から語られるのがおもしろい。視点の数だけ「宝探し」が浮き彫りになり、より立体的になるからだろう。

    ・「×印をつけて」と書いて「クリスクロス」と読むのがおしゃれでカッコイイ。

    ・「地図散歩」アニメの4thのイメージがすごく強い。これを元にしているのかな。

    ・瞳子。何を今さら……と思わなくはない。

    ・二年生三人だけという構図がすごくいい。最近の乃梨子には少しでしゃばりすぎな印象を受ける。

    ・今回のような賑やかさが「マリみて」の真骨頂だよな……。

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる25 大きな扉 小さな鍵

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    気づいたら加速度が上昇しているのが最近の「マリみて」の恐ろしいところ。

    やっと瞳子の視点になり、彼女の秘密が明らかになった。ここからどう動くのか楽しみ。

    特に話の見所はあったようなないような……。その代わりとして白薔薇姉妹のイチャイチャが入れられているようだった。

    瞳子のあの言葉は、ねえ……。

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる24 仮面のアクトレス

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    わかりきっていたことだけど、縦ロールあらため瞳子のツンデレ具合がすさまじい。

    生徒会役員選挙に立候補したのは、祐巳を成長させるため――生徒会長としての自覚を促すためなのかな。

    そのためにクラスメイトやその他の生徒の反感まで買っていたなら……もう、ねえ。一人でポスター作りとか……(ほろり)

    ・胸に響く祐巳の演説。前紅薔薇さまである蓉子さまの夢を引き継ぐ、というのが祐巳らしくてすごく良かった。他の二人の演説も「らしい」もので、自分らしさが出ていたけど、どこか単純かな。

    「黄薔薇、真剣勝負」自転車に乗れるようになろうとする由乃んに胸を打たれた。なんだかんだ言っても、奈々を大切に思っている姿も

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる22 未来の白地図

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    いつの間に瞳子編が! という本作。瞳子が何を抱えているのか、それをどうにかしない限り妹にならないんだろうか。

    それにしても、この巻で一気に話が動いた気がする。でも、祐巳自身よくわかっていない気がする。それだけじゃ彼女の心は動かないというか余計反発しちゃうんだね、きっと。

    さらに祥子さま、リリアンということで祐巳のうれしさが伝わってきて、こっちもなんだか無性に無償にうれしくなっちゃったよ。

    由乃んと奈々。紹介するドキドキがね、本を通してすごく伝わってくる。別々の物語がクロスする感動に近いかも。皆の反応は流れ、流されちゃったけどww一人あつくなる由乃んとお澄まし奈々にニヤニヤするなぁ。

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる21 薔薇のミルフィーユ

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    何だ何だ、わけがわからないぞ、何だこの嵐の前触れは、暗雲暗雲。

    「黄薔薇パニック」由乃んと奈々ちゃんの相性が良くてもだえたw心のベクトルが真っ直ぐなところが似ているのかもしれない。

    「白薔薇の物思い」乃梨子が怖い……。どんだけ志摩子さんが好きなんだよお前。聖さまの襟を掴むなんて、相手は志摩子さんのお姉さまなんだよ。なんか、評価とか好感度とかがくんと下がったよ。でも、聖さまは聖さまで「孫」ができてすごいはしゃぎようww「不感症」ってあんた……。本当にうれしかったんだろうなぁ……。

    「紅薔薇のため息」……なんか不発弾を一杯落とされた気分。結局、この話が何を言いたかったのかよくわからない。柏木

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    2009年10月04日
  • 告白 scent of declaration

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    【あらすじ:中学の頃からの友人同士、弓弦と計司―優しくて真面目な弓弦と美しく冷たい計司…同じマンションの隣り合った部屋に暮らし、一緒にウェブ制作会社を経営している二人。まるで正反対の二人の間を繋ぐものは、14歳の夏に起きたある“出来事”だった…。そんな二人のもとへ突然、計司の息子だと名乗る少年、開が現れ、弓弦の部屋に居候することになったのだが…。息もできないほどに狂おしく…ミスティ・ラブ。】

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    2009年10月04日
  • マリア様がみてる17 チャオ ソレッラ!

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    マリみてで読むイタリアガイドブック!(笑)

    ・今回は大きい行事だけど特に深い話ではなく、リリアンの修学旅行はこんな感じですよ、紹介に終始した感じだった。

    ・作者による海外旅行に関する私見と雑学語りが珍しく多かった。

    ・聖さまの真相は次巻以降に持ち越しみたい。

    ・一年生二人、憧れの祐巳さまにお土産もらってもっとデレレヴぁいいのにww

    ・可南子ちゃんは祥子さまに接触し、何を得たんだろうね。

    ・観光地紹介で思わず清涼院流水の『カーニバル』を連想してしまったい。

    ・祐巳はもっと由乃んといちゃいちゃすればいいのに……(ぼそっ)

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    2009年10月04日