山田ユギのレビュー一覧
-
購入済み
あー。。
すいませ〜ん、やっぱり?絵がダメです(汗)以前に数作読んだことがありますがBL界で人気の作家さんだし半額を機に改めて数作読んでみよーかなぁと思った訳です。本作は短編集、お話自体はどれも甘いだけじゃなく都合良すぎないリアリティがあって恋することで生まれる苦味や切なさも巧みに表現されてて、なるほど、良く練られたお話に運びも上手い作家さんです。が、絵が好みじゃないのと雑さが気になってどーものめり込めなかった。パンチも多すぎ(笑)
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「映画のクレジットロールを見ると、反射的に涙がでてくる」というくせを持った男・國重周。
周は、大手印刷会社を辞め、仕事を探している最中。
ところが、周が採用されることになったのは、中小の映画配給会社。
周は、映画にも俳優にもまったく興味はなかったけれど、不思議と居心地の悪さは感じなかった。
映画配給会社「エルシノア」に社長は、凄腕宣伝マンとして有名な神尾。
その神尾は周の奇妙なクセを知ってもバカにしたりはしなかった。
けれど、その時に言われた「役に立つ」という一言に周は反発を覚えてしまう。
それ以外にも、周はいちいち神尾の言動に一喜一憂してしまう。
おまけに、神尾は実はバイでプレイボーイだと知 -
Posted by ブクログ
攻め:映画配給会社社長・神尾
受け:國重周
クレジットロールを見ると涙が溢れてしまう國重は映画館で涙してしまった後に「いい映画でした?」と声を掛けられる。
後日再就職の面接に行った会社でその男が社長だと知る。
実は三分の2くらいに後書きを読むまで秀先生の作品だと思い込んで読んでました。すみませんm(_ _)m
秀先生にしてはエッジが効いて無いな(ヒリヒリした感じ?)と思っていたのですが、鳩村先生なら納得です。あっ褒めてます。
鳩村先生らしい職業BLでした。
濃厚なエロとか、激しい事件とかは無いけど、映画配給業界が垣間見えて面白かったです。
ユギ様の絵も相変わらず素敵でした。 -
Posted by ブクログ
地元名士息子×使用人息子
「ぼくとけっこんしてくれる?」
両親よりも誰よりも好きだと言った幼い子供は、高校の寮に退学届を置いて失踪した。
その行方をさがしながら、使用人の息子は昔の思い出を反芻する。
ようやくみつけたその子は、面影もなく大きく成長していた。
最初はいきなり高校生が大人をおしたおしたりと、キャー!!と思っていたんですが、
徐々にサスペンス要素が入ってきて、最後には奇麗にまとまっていく。
さすがユギさんという物語ですね。
みんなそれぞれにドライな部分があって、それがしっくりと物語がまとまる一因になってるんじゃないでしょうか。
学校描写がほとんどないので、高校生だってことを忘れて -
Posted by ブクログ
ネタバレ外村慎司は、MRである慎司の取引先である小児科医・喜多野である。
優しい笑顔に惹かれて片想い歴はかれこれ一年。
けれどノンケである喜多野と結ばれる可能性はないと慎司は最初から諦めモード。
せめて、片想いの楽しさだけでも味わおうと些細な喜びを噛みしめる日々。
けれどある日、喜多野から「君の気持ちに気づいているけれど、嫌じゃない」と言われて……
という話でした。
このじ本のポイントは、叶うはずのない恋だと思っていた恋が、いきなり可能性が出てきて、でも仕事関係で悪い噂を流されて、やっぱりもうダメだと思ったら、うまくいっちゃったという慎司のおろおろ感を楽しむところです。
慎司はちょっと喜多野を神聖視 -
購入済み
もう一捻り。
「音無き世界」が淡く切ない美しいお話だったので本作にも同種のモノを求めましたが、ちょっとタイプ違いでした。幼少期に仲が良く長らく付き合いのなかった高成と「男同士の関係」になりうんうん葛藤する理也が関係を続ける勇気がなく別れを決意、再びうんうん悩むハメになり離れてしまった高成こそがかけがえのない存在だと気づくまで、のお話。良いお話なんですが、切なさはなく理也が悩みまくってた割りに案外あっさりまとまっちゃって盛り上がりに欠けました、、ね。高成のン十年来の想いももっと爆発させても良かったのかも。