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もう……泣かないでくれ。泣かれると、どうしたらいいのか――
「映画のクレジット・ロールを見ると、反射的に涙が出てくる」―そんな変わったクセを持つ男、国重周、25歳。大手印刷会社を依願退職した周は、そのクセのおかげもあって、映画配給会社「エルシノア・フィルムズ」に再就職を果たす。小さな会社だが、社長は凄腕宣伝マンとして業界の有名人で、社員は個性的な美形揃い。社長の懐刀・島のシゴキにめげそうになりつつも、次第にエルシノアを自分の居場所だと感じはじめた周だが、社長・神尾の言動になぜか心を乱されてしまう。そんな折、実は神尾がバイでプレイボーイだとわかり…!?
神尾の心のつぶやきが読める書き下ろしつき。
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Posted by ブクログ
攻め:映画配給会社社長・神尾
受け:國重周
クレジットロールを見ると涙が溢れてしまう國重は映画館で涙してしまった後に「いい映画でした?」と声を掛けられる。
後日再就職の面接に行った会社でその男が社長だと知る。
実は三分の2くらいに後書きを読むまで秀先生の作品だと思い込んで読んでました。すみませんm(_ _)m
秀先生にしてはエッジが効いて無いな(ヒリヒリした感じ?)と思っていたのですが、鳩村先生なら納得です。あっ褒めてます。
鳩村先生らしい職業BLでした。
濃厚なエロとか、激しい事件とかは無いけど、映画配給業界が垣間見えて面白かったです。
ユギ様の絵も相変わらず素敵でした。
Posted by ブクログ
「映画のクレジットロールを見ると、反射的に涙がでてくる」というくせを持った男・國重周。
周は、大手印刷会社を辞め、仕事を探している最中。
ところが、周が採用されることになったのは、中小の映画配給会社。
周は、映画にも俳優にもまったく興味はなかったけれど、不思議と居心地の悪さは感じなかった。
映画配給会社「エルシノア」に社長は、凄腕宣伝マンとして有名な神尾。
その神尾は周の奇妙なクセを知ってもバカにしたりはしなかった。
けれど、その時に言われた「役に立つ」という一言に周は反発を覚えてしまう。
それ以外にも、周はいちいち神尾の言動に一喜一憂してしまう。
おまけに、神尾は実はバイでプレイボーイだと知り、ますます神尾のことを意識してしまう周は……
という話でした。
新たな人間関係に身を投じた周が仕事にも、人間関係にも振り回されながら魅力的な人たちに囲まれて頑張る話……でした。
どちらかというと神尾は余裕で、周が一喜一憂しているのも周の気持ちもきっと手に取るようにわかっていて、そもそもがお坊っちゃまだったけれどその家をうとましく思っていた周とは経験値が全然違うので、周視点で物語が進んで行くのもあいまって、周が一人でぐるぐるしている感じでした。
でもそんな恋愛要素よりも、一番は、映画配給会社のシステムだとか、他の魅力的な社員だとかに圧倒的なページが割かれていて、ラブラブになったには最後の本当にちょっとだけでした。
でも、恋愛以外の部分もとても魅力的に描かれていたので、それがストレスになることがありませんでした。
恋愛もそれ以外の部分も楽しく読みたい人にはお勧めします。
Posted by ブクログ
BLが、職業小説っていわれるのもわかるなぁという、
映画配給会社のお話でした。映画好きだから面白かった。
エンドロールをみると涙のでるクセを持つ主人公周(めぐり)、
とその雇い主神尾(かみお)がメインのお話です。
職場がみんな美系ぞろい、
主役も顔だけといわれながら、美男ですし、
ユギさんのイラストもステキでした。
涙が出る理由というのが、少し説得力に欠けましたが、
自分に自信のない、こういった主人公結構好きです。
カップリング的には、「ドアをノックするのは誰」に、
組み合わせ的には似てるなぁと感じました。
受け攻めのタイプは違うけど、似てるなあと。
すべてを受け入れてくれる上司が、主人公をしがらみから救って
くれるところとか、受けが料理上手なとことか。
周りのキャラクターもそれぞれに魅力的なので、
続きが楽しみです。
作者さんシェイクスピア好きなんだなあとも、
前は「マクベス」、こちらの話は「ハムレット」です。
他にも名作映画の台詞がちょいちょい出てきて、楽しかったです。
書き下ろしの上司視点の話「神尾清心の理由」オススメです。
作者いわくラブ少なめですが、私にはこれくらいでいいです。
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