藤野恵美のレビュー一覧

  • わたしの恋人

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    派手なストーリーではない。
    なんとなく好きになって、心が近づいていく様子が丁寧に描かれている。
    森さんが不器用に、自分を守るように小さくなって生きていたところから、古賀君との出会いで、自分は自分と外の世界に出ていけるようになってよかったねと思った。

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    2013年04月09日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 豪華客船の爆弾魔事件

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    “目や鼻や口といったパーツはまったくおなじなのに、つくっている表情で、実に印象というものは変わるものだなあ、と感動すらしてしまいます。
    「すごくそっくりですね。入れかわってもわからないといいますか、ふたり一役のトリックができそうです。」
    ふたりを見つめながら、ぼくはそんな感想をもらしました。
    髪型を変え、服やくつなども交換すれば、まったく見分けがつかないでしょう。
    「実はふたごだった……なんて、あなた、そんなトリック、いまどき、ありえないわよ。そんなものが通用するわけがないでしょう。」
    お嬢様は片手をひらひらとさせて、あきれたようにおっしゃいます。”[P.32]

    3巻目。
    豪華客船良いなー凄い。

    “料理はまだたっぷり残っているようですし、あらたにケーキやシャーベットなどをのせたワゴンも運ばれてきました。
    「お嬢様、料理のおかわりをお持ちしましょうか?」
    「それよりデザートがいいわ。脳のために糖分を補給してから、部屋でやすむとするわ。今日はもうなにも起こらないでしょう。」
    デザートのテーブルには白鳥のかたちをした氷の彫刻が飾られ、食べるのがもったいないほどきれいにカットされたメロンやすいか、オレンジ、マンゴー、パイナップルなどのフルーツが五重の塔もびっくりな感じでつみあげられていて、宝石のように美しいケーキやムースやタルトやチョコレートなどさまざまなデザートがならんでいました。
    お嬢様はそのすべてのデザートをひととおりご堪能されたあとで、部屋へともどられたのでした。”[P.129]

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    2012年11月22日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 秘密の動物園事件

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    “「人間が、悪意をもって、ほかの人間の命をうばうのよ。その行為にたいして、執事、あなたはどう感じるかしら?」
    「こわい、と思います。それに、かわいそうだと……。」
    「そうね。それが正常な人間の感覚よ。けれども、そうじゃない人種がいる。」
    お嬢様は宙を見つめ、なにかをにらみつけるような目をなさいます。
    「なんておもしろい事件だ。そんなふうに思ってしまう、呪われた人間もいるの。」
    それが、お父上である秋麻呂氏なのでしょうか。
    そういえば、秋麻呂氏は自分のことを「名探偵」だと言っていました。
    だからこそ、お嬢様は名探偵という肩書に強い嫌悪感をしめされるのかもしれません。”[P.41]

    4巻目。
    ありすの父上の登場。
    次巻はゆきとの両親の事故に突っ込む……?

    “それは、杖、でした。
    銀色の杖。
    その杖には、ワシの翼をもつライオンのすがたが刻まれていたのです。
    グリフォンです!グリフォンのついた杖!
    まちがいありません。
    忘れようにも、忘れられない。
    特徴的なかたちをした杖。
    あの事故の夜、両親をうしなったあのとき、ぼくが目撃したのとおなじ……。
    それが、どうして、ここに——?”[P.201]

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    2012年09月17日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿

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    HACCANさんの絵が好きです。

    そして設定にも心惹かれるものがあったので手に取りました。

    ありすの色々心得てる感じと、ゆきとの戸惑いながら成長していく感じ(しかも若干天然っぽい。)が可愛らしくて楽しかった。

    作者の人柄が滲み出てるのか、作品全体に流れる優しい空気感が良かった。

    児童向けだから、探偵物といっても大したものではないだろうと軽い気持ちでいたせいもあるけれど、なかなか面白かった。

    結構読書量のある子向けかもしれない。

    そして、これはシリーズにハマってしまいそうな予感…。

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    2012年10月20日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 時計塔の亡霊事件

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    “「あなた、小さいころから、少しずれているというか、かんちがいしやすい性格だったようね。」
    お嬢様はそうおっしゃると、かすかに笑みをこぼされました。
    ......はい、否定はいたしません。
    「でも、そういう経験って、わたしにもあるわ。ほかの人間たちがふしぎだ不可解だという、密室だとか人間消失だとかの事件も、わたしにはすぐに真相を見破ることができるから、まったくもって合理的な現象でふしぎでもなんでもないと思ってしまうのよ。」
    お嬢様のおっしゃっていることは、ぼくの思いちがいとは別次元の話のような気がしますが、共感していただけたようでよかったです。”

    アップルタルト食べたい。
    ゆきとくんは将来的には好青年になりそうだね...。

    “「だって、ありすちゃんの執事がこんなただの男子だなんて、ほんと、がっかりだもん。ありすちゃんの執事っていうからには、頭脳明晰、運動神経抜群、身長百八十センチ以上の悪魔めいた美声年じゃなきゃだめなの!」
    あいかわらず、ひどい言われようです。
    しかし、ぼくはぼくでしかたなく、残念ながら、どう転んだところで、こばとさんの言うような存在にはなれません。
    まあ、成長すれば、身長百八十センチ以上にはそのうちなるかもしれませんが......。うん、なりますとも、ぜったいに。にょきにょきのびますから、いまに見てやがれこんちくしょう。
    ......さて、それはともかくとして、ちあきさんは今日もしずんだ顔です。
    心配ありませんよ。
    お嬢様がいらっしゃったら、きっと、すぐに解決してくださいますから。”

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    2011年08月30日
  • お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿

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    “「……うむ。」
    わずかにうなずくと、お嬢様は手をのばして、スコーンをつかみました。そのあいだも、書類から目をおはなしになりません。
    お嬢様はベッドの上にひざを立ててすわり、書類と本を交互にごらんになりながら、スコーンにかじりつきます。
    とても行儀が悪いのですが、とがめる者はだれもおりません。
    このありすお嬢様こそ、二ノ宮家の当主でいらっしゃるのです。
    ぼくはじっとベッドサイドに立って、お嬢様が食事を終えられるのを待ってました。
    お嬢様は無言で、スコーンをほおばります。
    薄暗い中、ベッドにうずくまり、何日間も同じパジャマで、髪はねぐせだらけでもじゃもじゃとあれば、そのお姿は女の子というより、野生動物かなにかのようで……。”

    イラストに惹かれて。
    あっさり読めた。

    “「わたしという探偵が現れなければ、彼女は復讐をまっとうできたでしょうに。」
    冗談とも本気ともつかない口調でおっしゃると、お嬢様はふうっと息を吐いて、シートにもたれます。
    「桜子さんだって、わたしがあの男の過去の罪をあばかなければ、真実を知ることもなく、傷つかずにすんだかもしれない……。わたしが外に出ると、いつもこうよ。」
    そうつぶやかれたお嬢様の声は、どこか投げやりで、悲しげな響きを含んでいました。
    これまで、つねに自信満々といった態度でいらしたお嬢様には、このようなお言葉は似つかわしくないように思えて、ぼくは思わず、口を開きました。
    「しかし、ぼくはやはり、お嬢様が事件を解決なさったのは、いいことだと思います。」
    執事という立場で、お嬢様に自分の意見を申しあげるなんてですぎたまねだとは思いますが、言わずにはおられませんでした。
    「うまく申しあげることはできませんが、お嬢様が過去の事件を解決してくださったからこそ、かすみさんの心はすくわれたのだと思います。それに、桜子さんもだまされてしあわせでいるよりは、つらくても本当のことを知ったほうが、よかったのではないのでしょうか。」
    「そうかしら。」
    「はい、お嬢様。」”

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    2010年07月13日
  • そっと、抱きよせて 競作集 <怪談実話系>

    購入済み

    駄作

    プロの作家が書いたとは思えないような文章もいくつかあり、同人誌の様な読み物だった。買う価値なしです。

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    2016年06月26日