【感想・ネタバレ】お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 秘密の動物園事件のレビュー

あらすじ

ありすの元をたずねてきた怪しい男――それはなんと、ありすの父親だった。塩をまいて追い払ったありすには、父親を絶対に許せない理由があった。入れ替わりでやってきた同級生・こばとは、ありすに、学園内でみかけた謎の生き物の正体をつきとめてほしいとたのみこむ。こばとの熱意に負け、ひさしぶりに学園へ足を運んだありすとゆきと。謎が解決したと思った矢先、ゆきとは思わぬ事件に巻きこまれ、行方不明に!

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Posted by ブクログ

“「人間が、悪意をもって、ほかの人間の命をうばうのよ。その行為にたいして、執事、あなたはどう感じるかしら?」
「こわい、と思います。それに、かわいそうだと……。」
「そうね。それが正常な人間の感覚よ。けれども、そうじゃない人種がいる。」
お嬢様は宙を見つめ、なにかをにらみつけるような目をなさいます。
「なんておもしろい事件だ。そんなふうに思ってしまう、呪われた人間もいるの。」
それが、お父上である秋麻呂氏なのでしょうか。
そういえば、秋麻呂氏は自分のことを「名探偵」だと言っていました。
だからこそ、お嬢様は名探偵という肩書に強い嫌悪感をしめされるのかもしれません。”[P.41]

4巻目。
ありすの父上の登場。
次巻はゆきとの両親の事故に突っ込む……?

“それは、杖、でした。
銀色の杖。
その杖には、ワシの翼をもつライオンのすがたが刻まれていたのです。
グリフォンです!グリフォンのついた杖!
まちがいありません。
忘れようにも、忘れられない。
特徴的なかたちをした杖。
あの事故の夜、両親をうしなったあのとき、ぼくが目撃したのとおなじ……。
それが、どうして、ここに——?”[P.201]

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2012年09月17日

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