佐々木久美子のレビュー一覧

  • 部長の男

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    まさにBL版『マイフェアレディ』です。しかも、リバ・・・。
    社長の密命を受けて、社長の娘の婿候補とするべく
    将来有望の若手社員:水科を教育することになった部長の日下部。
    40才を目前に、仕事も恋愛も思いのままだったゲイの日下部が、
    自分の野心のために水科を利用しようとしていたが、
    純朴で素直で一生懸命なかわいい姿にほだされ、ミイラ取りがミイラになるお話です。

    受の水科は強面で空手有段者の大型ワンコですが、うぶで駆け引きなんて知らない。
    日下部に対する恋心を隠したりできず、ポロポロ泣いたり、あり得ないくらい乙女。
    そのかわいさにうっかりハートをわしづかみされてしまった日下部が図らずもおいしく頂

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    2012年07月31日
  • クライアント 【イラスト収録】

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    『エスコート』シリーズ第2シーズン。
    人材派遣会社『エスコート』から、唯一専属のボディガードとして買い取られた鞠谷(マリヤ)のお話。
    アメリカの巨大企業を一代で築いたダン・サイモンからガードの依頼を受けて、マリヤを迎えに来たのは、ダンの養子であるジェラルド。
    マリヤの中性的で蠱惑的な容貌、食えない性格、奔放な物言いに、
    本当にボディガードなのか、もしかして養父ダンの愛人なのではないかと疑いを持ち始める。
    お互いを探り合うような、ふたりの丁々発止なやりとりが結構おもしろい。
    日本とアメリカ、全く違う環境に育ちながらも、恵まれない生い立ちというどこか共通点を持つふたり。
    マリヤに反発しながらも、徐

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    2012年07月24日
  • 部長の男

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    渋くまとまったリーマンものです。お仕事ものとしても充分楽しめる内容。有能で要領もよくデキる男である日下部は、39歳にして印刷会社の部長。しかしながら生粋のゲイです。社長からの覚えもめでたい日下部は、ある使命を任されることになります。

    だてに生きてきたわけじゃない、アラフォーの日下部です。歳相応の意地やプライドがかなりあります。そんな彼が康太の新人教育係として社長じきじきに任命されて、抜かりなくやり遂げようと奔走するのですが。
    この康太が、また純朴でまっさらなDTなのです。素直に日下部のいいつけに従い、みるみるうちに磨かれていい成長を見せていき、順調にことは進んでいきます。しかし、純朴でまっさ

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    2012年07月06日
  • 40男と美貌の幹部

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    なんかものっそい直球なタイトルにまず笑うww
    年下ながらも有能で美人な上司とその上司に引き抜かれた、これまた男前の40男。どおってことないお話っていうと身もふたもありませんが、内容的にもタイトルそのまんま。(悪い意味ではありませんが)。年の差がありながらも仕事上はきちんと、上司→部下(~しなさい。命令口調)、部下→上司(当然、敬語)なのに、エッチになると豹変する40男です。ねえ、こういうのって下剋上っていうの?定義がよくわかんないんだけど。。。
    40男の男前な部下がエッチの時に急に命令口調になって『安心して私のものになりなさい』とか言うwwなんですか、その殺し文句は!
    美貌の上司は普段のバリキ

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    2012年07月02日
  • ドアをノックするのは誰?

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    これはコメディです。前半、何度もニヤリ、クスリとさせられます。恋なんて遊び上等の大学教授甲田X美貌のサラリーマン頼久。この頼久、外見が美しいだけでなく、何事も控えめ、家事も完璧。三歩下がって、三つ指ついて、夫をたてるまさに妻の鑑みたいな男。雰囲気ははんなりとした色気を放つ気丈な未亡人!軽い気持ちで頼久と付き合い始めた甲田だけど、この『昼は淑女夜は娼婦』で献身的に自分に尽くしてくれる頼久にあっという間にメロメロになります。こういうロクデナシ系の遊び人が相手を追い詰めようとがんばっているうちに、いつの間にか自分が追い詰められてしまうってパターンは痛快でいいですね。しかも、このメロメロぶりは半端なく

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    2012年06月15日
  • 鈴の音がきこえる

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    猫(♂)の恩返しと、仔犬(♀)の恩返し、と言う、動物が人間の姿に…と言うフラグ立って、異種間の切ない関係に展開するのかな、と思ったらほんわかして終わり、だった…勿体ない。猫好きだけど猫耳に萌えない私にはやっぱ無理だったか(笑)

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    2012年06月11日
  • 神と契る

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    ウウウーン!?前後巻くらいでもっとほのぐらーく深みのある作品にしたら
    もっと面白くできたでしょうね。設定や言葉選びが個性的な分。

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    2012年06月09日
  • エスコート 【イラスト収録】

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    ずっと積んであったシリーズにやっと着手wついうっかり、前もっての予測をしないまま読んでたのでギリギリで真相に気づき意表をつかれる結果になり、逆に楽しめたかも(笑)受けのユカリがガキ過ぎて好みから外れてたので萌えには繋がらなかったけど、その分、32歳の攻め・志岐がオヤジ臭漂わせてくれてるので楽しめた。某組長と若頭が出てくるのもレーベル超えたリンクで嬉しい!それにしても『エスコート』のガードはベッドのお相手までするとは、BL的にも美味しいわぁ♪『ホモだらけの会社』というのも個人的に大歓迎なのでこの先が楽しみ♪

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    2012年05月12日
  • つまさきにくちづけを

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    この作家さん、全部で三作しか読んだことありませんが、一番普通の文体だった気がする。すごく独特な筆致の作家さんだから、好みの分かれるところだと思うけど、これは普通かな。たぶん。今まで読んだヤツ全部、年下攻でしかも、すんごい執着系なんですけど、偶然かしら?
    私の中では、唇で壊される。>つまさきにくちづけを>R134←これ、かなり不思議ちゃん多数

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    2012年04月25日
  • 40男と美貌の幹部2 特別版

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    上司スイッチが切れた時の篠宮は 『可愛い』 と 『面倒くさい』 のギリギリの位置で 『可愛い』 方に振れてるなこれ(笑 

    うーん… 
    こういう仕事人間同士の恋愛って、なんだか残念だと思ってしまった。
    何かの事情でどちらかが会社を離れたりしたら、ひどく持て余してしまいそうな気がする。仕事が介在しないと成り立たない恋人関係、みたいな。
    お仕事BLという括りで言えば仕方がないのかもですが。

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    2017年03月07日
  • フィフス 【イラスト収録】

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    ネタバレ

    エスコートシリーズ4作目にして、なぜに『フィフス/5th』?って思ったら、毎月5日は月に一度の逢瀬の日ってことだったんですね。とにかく、オーナー榎本って受だったのか!!・・・今まで攻だとばかり思い込んでいたからびっくりだよ。しかも、国会議員の叔父×実の甥・・・おまけにスタートは中三15才だなんて、り、りっぱな犯罪じゃないか。でも、こんなところが、スルーできちゃうところがやっぱりBL=ファンタジーなんだなぁ。
    いやあ、榎本のかわいさにびっくりです。『・・・結婚しないでください』『しないで』『・・・おねがい』なんて泣いちゃうあたり。ツンツンツンツンしてるくせに、もう。いい年したオヤジが余裕ぶっこい

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    2012年04月13日
  • 君がこころの月にひかれて

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     やっぱり時代設定とか、読み込ませ度はかなり高いですが、今回も重いんだよなぁ。
    あんまりサラッと読める本が無い。それすら愛おしい。

    今回は、まだマシだったかも。

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    2012年03月04日
  • ドアをノックするのは誰?

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    設定がとても斬新で面白かった。
    全てトントン拍子にうまく行き、恋人を通り越して熟年夫婦に。
    幸せなはずなのにアレ?というズレた感じがコミカルです。
    笑って楽しめる一冊。

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    2012年02月11日
  • 真夏の夜の御伽噺

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     ファンタジーテイストのお話。
     玩具メーカーに就職したものの、本当は開発部に配属を希望していたのに営業に配属された旗野は仕事に対して不満を抱えていた。
     そんな彼が、酒を飲んだ後に迷い込んだのは、アンティーク雑貨店兼喫茶店。
     そこの店主である岡本は、長い髪をした個性的な美形。
     押し付けがましくない彼に惹かれるようについつい仕事の愚痴を話してしまった旗野は、店を出る間際に「秘めた願望が夢で見られる」というキャンドルを6個買わされてしまう。
     まさかそんなはずはないだろうと思いながらも、その晩キャンドルを灯しながら眠りについた旗野の夢には店で別れたはずの岡本が恋人として出てきたのである。

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    2011年11月12日
  • ヌードと恋と家庭訪問【イラスト入り】

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    不登校児の家庭訪問にいったらヌードデッサンのモデルの代わりに授業に出ることを約束されてしまう間の抜けた受け。うかうかと脱がされ良いように転がされているあたりどんだけ間が抜けているのかと。破天荒芸術家が実はいいやつだというのはわりと能く在る話だなーと思いつつ。本筋としては家族というものについてなのかな。

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    2011年11月04日
  • ヌードと恋と家庭訪問【イラスト入り】

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    私の惹かれたポイントのもしかして3P?っていうのは無かった!とは言い切れませんが悪戯程度だったので割りと楽しめたので満足。最初は楽しむ感じで苛めていたのに、本気になったとたんに、誰にも見せない触らせたくないって所がいいです。それに日頃の態度もだらしなくてワイルドで結構好みだし、子供みたいに自分の欲しいモノを欲しがってスパッと言い切る所のギャップが可愛くて良かったです。

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    2011年11月03日
  • 執事の特権

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    ネタバレ

    「強迫性障害」。触れてはいけないところから、徐々に距離を詰めていくところが面白かった。仁が乙矢の顔に触れた時にはテンション上がっちゃいました。最後は一気に距離が縮まって・・・私的には最後までいかなくってもよかったかも。急接近しすぎというか。でも、執事攻めはいいですね!あと、富益さんも素敵でした。案外食わせ者で。できれば続きも書いて欲しい!!信頼し合った主従関係をもっと見てみたいです。そして、昼と夜とのギャップが・・・。(ヨダレがでてくる)

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    2011年09月29日
  • 恋に堕ちた翻訳家

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    本屋で適当に物色して、数頁で「つまらん!」と放置していた本。
    昨日、友人の読書ブログで、なかなかの高評価なのを読み、再チャレンジ。
    ええええ~~~全然つまらなくないやん。
    読み応えあるやん。

    出会ったばかりでいきなり食事に誘ったりする主人公がどうしても軽薄に見えたり、それでか物語全体うすっぺらなんじゃないか?と感じてたんだけど、なかなかどうして、前向きで積極的で、でもちゃんと自分のことも相手のことも深く考えられる主人公は結構な男前でしたw

    途中から、左右逆転して読んでたよ(笑)
    ラストのシーンで押し倒されてて、あ、そうや、こいつ受けやった(笑)
    こんな男前な彼氏に愛されて、高田さん果報者だ

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    2011年09月15日
  • リーチ

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    麻雀という題材は私的に微妙だが、まあまあストーリーの盛り上がりもみせて良かったのではないかと。受が健気で可愛い。

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    2011年09月02日
  • 記者と番犬

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    作者さんの直筆サイン入り本を纏めて買って、おきっぱにしていた罪深い自分。洸さんのお話は結構好きなので一番に読んだ。幼馴染の普通にある長年の恋が実るお話だった。うん。普通に面白かった。
    あ、そうだ。佐々木さんの絵凄く好きだったんだけど、『リーチ』の頃からより、ちょっと雰囲気が変わった気がする。

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    2011年07月24日