丸木戸マキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オメガバースって好きですか?私にとっては、優れた人間を産めるが、社会的には軽んじられる性別の人間がいるという(私には)地獄な設定の世界観。この世界観そのものが、女性だから大学入試で差別していいよね?という日本文化のカリカチュアにも見える。実際作中でもΩの女性がΩだから進学できないという悩みを持っていたり、αの男性が学力が高い等のαらしい特性がないと侮蔑されたりしている。
そのためこういう世界観やキャラクターを無責任にエモいとか尊いとかいう風に味わうことができないのだけれども、この本はその不平等さが男/女ではなくα/Ωで徹底されているので、SFとしての世界観の完成度が高いところが良いと思う。例え -
購入済み
続きがきになる!
オメガバースの世界で愛憎サスペンスを描くなんてすごすぎる!これからどうなっちゃうの!?と続きがきになる作品です。
キャラクターも世界観もしっかり作り込まれ、楽しく読めました。 -
購入済み
何度も読み返す作品
前作のポルノグラファーを読んでからならなおよい。名前のつかない感情を必要とする人間関係。エロへの導入がとても好み。刹那の愛のようでありながら、ずっと特別な存在としてそこにある、友情のようなもの。リアルにある人間関係のようで、何度も読み返す数少ない作品のひとつです。
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購入済み
感動した…
ストーリーが本当に素晴らしかった。救いあるラストに涙。この方の作品にはどれももれなく、人間の矛盾や理不尽とともに、豊かな情愛や優しさが感じられて、次の作品が今から楽しみです。他作品も全部おすすめです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作で登場した編集者×ポルノ作家の回顧篇。ある意味前作を越えた力作だと思われ…。BLの色香も漂わせつつも、二人の作家人生を巡る物語でした。
人生の終わりを迎えようとする大御所ポルノ作家と、彼に師事することになる純文学からポルノへと転身しかけの作家。この漫画そのものが文学の匂いがする、独特の間合いがあってそこに浸る心地好さがあった。スピンでなければこのオチ(攻めが結婚)にはガッカリしたでしょうがそれもまた純文学ぽくて良いかもと、レビューかきながら思った。
それにしても受けは昔から面倒くさい性格してたのね…でも前作よりも受けの内面にふれていたのでやっとキャラがちゃんとつかめた思いです -
購入済み
ハズレなし
丸木戸先生の作品は全て揃えていますが、今回も単行本購入決定です
.Bloom創刊時に迷いつつ購入しましたが、購入してよかったと思うほど自分には合っていました。創刊から全て買っていますが、今後も楽しみな雑誌です(紙版ももちろん購入済) -
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購入済み
全自動俺洗い機
作家さん買い。
後輩執着攻め×仕事以外はだらしない受け。
風呂キャン界隈を、こんな感じで広げるんだ!漫画家さんてすごいなと思いました。面白かったです。