体の隅々まで俺たちはその形や味を知り尽くしていたが、体以外はなんにも知らないのだった――… 人気AV男優の仁(じん)はある日、ゲイビ出演の話を持ちかけられた。そこで出会ったネコ男優の光(ひかる)と体の相性がよかったため、ふたりはバディを組み、頻繁に共演することになる。仁と光のバディは人気を集め、順調に売れていたが、実際は仕事上の体の関係だけでお互いのプライベートのことは全く知らなかった。しかしある時、ふたりは同じマンションに住んでいることが判明し…。フィクションの中から生まれる、ノンフィクションの愛を描いた感動作。光の過去を描いた、丸木戸マキデビュー作「水曜の朝、午前3時30分」も収録!
ストーリーが本当に素晴らしかった。救いあるラストに涙。この方の作品にはどれももれなく、人間の矛盾や理不尽とともに、豊かな情愛や優しさが感じられて、次の作品が今から楽しみです。他作品も全部おすすめです。
久々に泣けるBLに出会いました。
話としては暗い系なのかもしれませんが、
しっかり救いもあってとてもまとまった
良いBLでした!
若い子には少し難しい内容かもしれません。作品を読んでからだとタイトルのセンスの良さが分かります。暗い話なのに、笑えるポップなところもあって、読み終わった後にテンション下がらないところが不思議です。サブキャラも個性があって素敵なので、スピンオフ作品も描いてもらいたいです。
飄々としなやかな強さを持つ美人がしあわせになる話。
それぞれの人が悩みを抱えて生きていく様子と人を愛することを、しっかりした表現で描いてくれた。
誰とくっつくのかなーと思ってたけど、幸せに収まってくれて満足です。
続篇ないかなー。
登場人物みんな事情があり、どこか欠落しているんだけど、情があって愛らしい。映画を見終わったかのような感覚になります。とにかく、光の過去の話が泣けた。