神沼三平太のレビュー一覧

  • 怪奇異聞帖 隙窺いの路

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    毎回ヤバいの読んだ気持ちになるんですよ、神沼三平太先生の本は。
    今回は特に注目したのは『雨傘』で何故ならこれは異界モノだから。
    ループと狭間の怪異だと思った。
    気をつけなきゃいけないのは、必ず覚えておくということだ。
    おばあさんのいうことを必ず覚えておくこと。
    このフレーズまるで8番出口みたいだな笑
    あと『女喪主の家』もヤバい。人肉、しかも自分の指を食べる。怨み骨髄、末代まで祟る。呪いってほんまにあるんだなとあらためて思うなどした。
    他には『犠牲者あり』『何かが跡を付けてくる』『レベル測量』『土中』『火葬炉』『鈴の音』『薬指』『ひじき』も興味深いはなしだった。

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    2025年04月02日
  • 恐怖箱 禍言百物語

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    百物語を一気に読むと障りがあるそうなのでしていません。
    それでもヤバい話を読むとすこーし何かがありますね!
    前は夢に侵食されてたけど、今回『首風船』読んだあと事務所に3人でいたんですがその時に右側から「ハイッ」て電子音のような高い声が聞こえたのにワタシ以外2人とも聞こえなかったって言うんですよね〜わはは、ヤバい笑
    好みのはなしはほとんど神沼三平太先生のはなしだったのもワタシ的には最高な読書でした。
    めちゃくちゃ気になったのは『翼あるもの』『死ぬマンション』『バイト』です。
    『首風船』はヤバさと文学を感じました。

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    2024年12月10日
  • 千粒怪談 雑穢

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    3行1000話、大ボリュームでした!
    これほんまにヤバいはなしが入ってるって神沼三平太先生のお墨付きなのです。
    ワタシの探してる肉丸案件ぽいはなしも数話ありまして付箋を違う色にして貼ったりとか楽しい読書でした。
    あと夢見が悪すぎる笑
    夢にまで侵食されます。
    お薦めは341話の妖精のはなし、509話の営団地下鉄のはなし。
    三行なのでぜひ自分の目で確かめてほしいです。
    こないだは蜘蛛の身体にアタマは仏像の夢を見ました。
    それに寝てなくても目を閉じただけで現れるものもあります。
    みんな楽しもう!!笑

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    2024年06月30日
  • 怪奇異聞帖 地獄ねぐら

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    長い実話怪談も好きだ。
    今回興味惹かれたのは『デザイナーズマンション』『黒汁』『訳ありの家』『石頭の土地』『山神』『新築物件』『三周目の事故物件』『あとがき』
    特に『石頭の土地』はお地蔵さんの頭だけがたくさん並んでいる。石って怖いなと昔から思っていてそれは命があるものな気がするからかも。お地蔵さまも元は石なわけでそれがワタシには畏怖につながるなと思った。『新築物件』はホラー小説の『近畿地方のある場所について』と同じにおいがしてる。柿って共通項。あちらは小説だけども。全てが創作じゃないとしたら同じ発生源があるかも。『三周目の事故物件』はめっちゃ面白かった!たとえ不謹慎だとしてもワタシは実話怪談を

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    2024年03月18日
  • 怪談番外地 蠱毒の坩堝

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    心霊だけじゃない不思議なはなしが盛りだくさん。
    好みのはなし。
    『渋滞』『もずく』『街道沿いの廃アパート』『サーペント・ハンドラー』『人型二題』『冷猫』『ルート』『未成』『三三三』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』
    どれも明らかな心霊現象というより不思議より。
    『街道沿いの廃アパート』『裏階段』『鍵』『部屋中の井戸』『畜生部屋』どれも物件系怪談。何度も書いてるけど絶対に自分では廃墟探索とか心霊スポット行くとかしないから行く人の気持ちがわからない。普通にしててもこの世界には不思議がこんなにあるのに。やばい場所は多分土地が穢れててそれはお祓いとかじゃもうどうにも出来へんねんなぁと今回読ん

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    2024年01月18日
  • 実話怪談 揺籃蒐

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    こわっ。読んでる途中でもゾワッとしました。
    今何時、首斬りさん、神居古潭が好き。
    短い話も、長い話も怖かった。
    この本は…やばい。

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    2023年07月18日
  • 実話怪談 揺籃蒐

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    実話怪談は読んでも書いても障るってツイートを朝に見たんですが、ほんまですかね?

    今回も神沼三平太作家の文体が好みすぎました!

    『吊り橋』
    『黒いボール』
    『墓守』
    『妖颪』
    『柿の木』
    『来る人』
    『お守り棒』
    『Hヶ峰』
    『良くない音』
    『神居古潭』
    が面白く怖くて好みでした。
    とくに気になったもの。
    『黒いボール』はマンションの廊下に転がる黒いボールのはなし。それが前にあった家では死人が出る。死神の徴みたいなもんかな??
    『柿の木』も不思議だった。顔が浮かぶ柿がもがれたらその顔の人が死ぬ。
    『お守り棒』も変なはなしだった。人が狂う予兆みたいなものってあるんだろうか。
    死のまとわりついた

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    2023年03月07日
  • 実話怪談 虚ろ坂

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    2022年最後の読書はやはり実話怪談でした。
    神沼三平太&蛙坂須美の薄気味悪い実話怪談集。
    怖さより不思議を求めているので思っていたより好きなタイプでした。

    気に入ったはなし。
    『不明』これはTwitterにも書いたんですが『エレベーターで異世界に行く方法』に出てくる女とめっちゃ酷似してるなーと思ってて、異世界にリンクしてるんやろなーと。
    『入れ替え坊主』これも本物は異界に囚われちゃったんやろなと思われます。
    『屋根首』千と千尋の神隠しのキャラクターみたい。
    『心霊写真のおじさん』
    『狐面』親切を仇で返す。
    『ぐるぐる』
    『オニハラレイカさん』肉丸ちゃうかって思ってしまう。
    『ぐりぐ

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    2022年12月31日
  • 実話怪談 吐気草

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    実話怪談大好きなワタシとしてはこの本は大当たり!!

    スゴいの読んじゃった!!

    『肉丸』

    Twitterで検索かけてしまったよ!!

    ひっかかってるひと多し!!

    だってこれはほんまにヤバい、実話怪談ってこういうのに時々当たるのが怖くて面白いねんなーと改めて思うはなしだった。

    『残穢』で根っこが同じはなしはヤバいって学んだので、この秀子さんが不思議なはなしを集めててそういうのに当たったらさむいぼたちまくってるってめちゃくちゃよくわかるって思った。

    これ、他にもあるんやろかーってなる。

    『肉丸』のはなしの同じようなはなしをまだ集めてはるのかな。

    とにかくこれだけでも読んでほしい!!

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    2022年12月24日
  • 恐怖箱 呪禁百物語

    ネタバレ 購入済み

    う〜ん

    「お不動様」
    火事の現場に不動明王が構えていて入れなくなる。明王は、自分がいれば大丈夫だとばかり頷いていたらしいが、火事は消えたの?
    「ナンパ」
    本人には何も視えず、部屋に連れ込んだ女性が感じる霊。本人が感じないんだから、いいんじゃない(笑)

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    2022年08月11日
  • 実話怪談 玄室

    ネタバレ 購入済み

    逃れられない

    「いじめっこ」「呪い」
    自分の行いが自分に返って来る。因果応報の話で、この二篇が一番怖かった。自分自身に復讐されるとは!
    一転、あとがきは面白い。著者の二人がお互いを「こんなに厭な怪談が好きな人はいない」なんて言っている(笑)

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    2022年04月12日
  • 恐怖箱 臨怪

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    小山田浩子さんの短編集「庭」に、というかそれを読んで考えたり思ったりしたことにセルフ触発されて、昨夜は久しぶりに竹書房の実話怪談文庫を買って帰った。

    神沼三平太さんの単著デビュー作。神沼さんというと「死ぬ。消える。終わる。」(「怖気草」だったはず)という帯文には衝撃を受けたし、書かれる怪談もハードコアでブルータルな印象があったのだけれど、このデビュー作に収められているお話の多くは帯にもある「日常の小さな綻び。幽かな違和感」のような小さいけれどたしかに怪しい体験談。それでも、それらは小さくとも確実にあった、理由や因果もなく、見間違いや勘違いでも片付けられず、なんとも説明することも出来ないような

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    2024年12月15日
  • 怪奇異聞帖 地獄ねぐら

    購入済み

    面白かった

    「デザイナーズマンション」怪異が起こって引っ越しが頻繁にあるマンション。ここに住み続ける話す手はメンタルがタフすぎる。それで3階に新しい入居者が来たらしいが、怪異のこと話した方がいいか悩んでいる。微妙なところだと思う。伝えたとしても解決方法ないし。どうするべきか。

    #怖い

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    2024年11月28日
  • 怪奇異聞帖 地獄ねぐら

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    ネタバレ

    なんというか…
    本当に人って呪われて死ぬんだな…とか。
    幽霊とかそういう目に見えない念で、人を殺せるんだな…とか。
    本当に沢山、人が亡くなってるお話が多くて…途中から、レベチな怨霊のオンパレードで正しく生きようと思いました。

    たとえば…
    「行ってはいけない」とか「曰くがあります」とか。
    何か祀られていたり、念を残してしまっている場所(事故物件とか)や空間は、本当にリスペクトがあったとしても、そんなの相手には伝わらないかも知れないし。
    そもそも、その相手が別にリスペクトしてくれとか言ってないし…、来た時点でアウト的に最悪、命が獲られる可能性が大いにあるので。
    読んで聴く以外の接触は改めて止めて

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    2024年06月19日
  • 恐怖箱 醜怪

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    2017年の本。
    5年前だとコロナもないねんなーと思いながら読みました。
    嫌なはなし多かった印象でした。
    心に残ったはなし。
    『道切り』『卒業写真』『可否』『魚籠』

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    2022年07月07日
  • 実話怪談 寒気草

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    実話怪談の良さは「他人の人生を覗き見る」という快楽を含むものであるがこれは些か毒気が強すぎる一冊。
    とにかく忌まわしい、怖いよりも忌まわしいという感想が先行する。特にこの本は「犠牲者が出る」話が多く「明日は我が身かも」と、そういった恐怖を感じる。
    そして家系に関する話、特に「銀板写真」が良い意味で創作的で良かった。

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    2022年01月25日
  • 実話怪談 吐気草

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    やばい!怖い!事実は小説よりも奇なりというが、これが本当に実話なら、現実事実に救いはないのである。
    私達は明日をも知れない命だ。何かに怯えて生きるようになってしまいそう。本当に呪いや祟りや幽霊で人は死ぬのだろうか?
    写真も撮りに行くし、過去には肝試しもした。普通の日常だ。何かの拍子に´向こう側´にいきそうな気がして恐怖。

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    2021年05月08日
  • 恐怖箱 叫怪

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    今まで読んだ中で一番怖かったかもしれない。呪い、土着信仰の話、山の怪異、言い伝えなど気味の悪い話が多い。特に『名前のない贈り物』、『兄弟仲良く』、『かげふみ』、『わけあり』が傑作。

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    2020年09月21日
  • 実話怪談 寒気草

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    最初の話「妹」がタイトル通りの寒気のするような話でした。
    最後の「銀板写真」は最後の話とだけあり大作でした。ただ、最後に友人が怪談集めを辞めた理由を説明する前のセリフに逆説に逆説を被せた、小説ではあり得ない表現があり違和感はありました。

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    2019年06月20日
  • 恐怖箱 怪画

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    専ら絵には縁も興味もないので、全く身近に感じることはないんだけど。
    画廊にも近寄りたくないし。
    絵描きさんとも知り合いになりたくないし。
    絵画を買ったりも、買おうと思ったことはないけど。ちょっと無理。
    絵を貰ってきただけで、両親が突然死するなんて割に合わない。

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    2025年11月20日