【感想・ネタバレ】実話怪談 寒気草のレビュー

あらすじ

旧家の仏壇と庭の隅に隠された穴とのおぞましき関係とは?
死ぬ、消える、終わる。呪われた実話全23話!

怪異が原因で人が死んだ話、失踪した話、人生が狂ってしまった話――すなわち凶悪なレベルで呪いや祟りが発動した実話ばかりを集めた実話怪談集。後継ぎが触れると家が絶えてしまう旧家の仏壇の秘密…「仏壇」、廃寺の床下に封印されていた箱。中には縛られた人形が…「廃寺の人形」、刑場跡に作られた学校の職員室。そこには座ると死ぬ席が…「職員室」、道路拡張のための立ち退きを渋る一人暮らしの女性。二階のものが反対しているからと言うのだが…「能面の家」ほか、容赦ない力があなたを闇に突き落とす衝撃の23話!


著者について

神沼三平太(かみぬま・さんぺいた)
神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。主な作品に『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 怪談とか。』『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

実話怪談の良さは「他人の人生を覗き見る」という快楽を含むものであるがこれは些か毒気が強すぎる一冊。
とにかく忌まわしい、怖いよりも忌まわしいという感想が先行する。特にこの本は「犠牲者が出る」話が多く「明日は我が身かも」と、そういった恐怖を感じる。
そして家系に関する話、特に「銀板写真」が良い意味で創作的で良かった。

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2022年01月25日

Posted by ブクログ

最初の話「妹」がタイトル通りの寒気のするような話でした。
最後の「銀板写真」は最後の話とだけあり大作でした。ただ、最後に友人が怪談集めを辞めた理由を説明する前のセリフに逆説に逆説を被せた、小説ではあり得ない表現があり違和感はありました。

0
2019年06月20日

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