久生十蘭のレビュー一覧

  • 十蘭レトリカ
    それぞれ趣の異なる8つの短編、中編からなる一冊です。ちょっとばかり古風な文体で、難しい漢字表記が多いので、少々読みづらい気もしましたが、それでもグイグイ惹きこまれてしまうのは、やはり作家の力量なのでしょうネ。中でも〝亜墨利加討〟には心打たれるものがありました。
  • 十蘭ビブリオマーヌ
    フラットな視点で描かれた歴史物の佳作を多数収録。ドキュメンタリータッチの凝った文体に、「さすが手練れよのう」としみじみ。あとがきを読んでていておやと思ったのは、十蘭がGHQの閲覧コードを把握していた節がある、ということ。だとしたら情報提供者は誰だったんだろう。そこらへんの謎も大いに気になる。
    ・「レ...続きを読む
  • 十蘭ビブリオマーヌ
    河出文庫の6冊目の十蘭短編集。幕末、戦後風俗等相変わらず幅広い題材が料理されており、楽しめる。特に「カストリ侯実録」等の西洋実録物が面白い。
  • 久生十蘭集 ハムレット ―怪奇探偵小説傑作選3
    ひさお・じゅうらん と読みます。
    「新青年」系の小説家。
    夢野久作・小栗虫太郎とか好きな人にはお薦め…
    って↑好きな人は大抵よんでるよな…

    収録:
    「湖畔」
    「墓地展望亭」
    「海豹島」
    「地底獣国」
    「ハムレット」
    「刺客」
     他、全14編
  • 湖畔 ハムレット 久生十蘭作品集
    以前から気になっていたが、読み機会がなかった久生十蘭。函館で長谷川海太郎との交流があったとの解説でなるほどと思う。
  • 湖畔 ハムレット 久生十蘭作品集
    どのエピソードもぶつ切れで終わっている印象があります。
    さまざまな知識がないと、久生十蘭の作品は楽しめないようです。