菅原道仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#すぐやる脳
すごく面白い1冊でした。
脳は怠惰(怠け者)である。
こんな話から始まる本書。
脳は、不真面目で、怠け者で、ラクをしたがり、誘惑に弱い。
これが脳の本質。
すぐやる、
こまめにやる、
続ける、
挑戦する。
なぜわかっててもできないのか。
それは脳が「拒否」するからである。
だって、脳は怠け者で易きに流されるから。
では、この「何事もやりたくない脳」を「やりたい脳」に変えることはできるのか?
どうすれば?
これこそが本書の問いである。
脳神経外科医による知見、数々の脳や心理学の文献、実験などから導き出された「やりたい脳」「すぐやる脳」の育て方。
キーワードは、「ドーパミン・コントロール」。
本書では、このドーパミン・コントロールの具体的手順を3つのステップで示しています。
それを以下の切り口から具体的なやり方、参考になる脳や心理学の研究を引き合いに出し論じています。
すぐやる
こまめにやる、早めにやる
続ける
決める、選ぶ
挑戦する
怒らない
どれも当たり前に聞いたことがあるし、できたらいいなと思うけど、なかなかいまいちやりきれないことばかりじゃありませんか?
面白かった話を3点紹介します。
1、「飽きっぽくない人」などいない
人には「慣れる」能力があり、馴化(じゅんか)という。ただ、慣れると飽きる。飽きはマンネリとなり、意欲の低下につながる恐れがある。これは、赤ちゃんですらそうです。同じおもちゃばかりだと慣れ、飽きます(興味を示さなくなる)。
慣れからくる注意鈍化、マンネリ化の解消は人材定着の観点でも重要です。脱馴化。新たな刺激、日々成長できる環境を提供することが必要だと改めて認識できました。
2、ピグマリオン効果と、その反対のゴーレム効果
期待されることで学習・作業の成果が上がる。過度ではない期待である必要がありそうですが、“信じる”のような感覚。信じてくれてる、という想いが伝わることが力になる。逆に、期待されない、見込みがないと見向きもされないというネガティブな評価や予測によってパフォーマンスが下がることをゴーレム効果という。子どもも含めて、自らの行動を省みる必要性に駆られました。
3、ミラーニューロンを活用せよ!
目にした相手の言動を“知らず知らずのうちに”真似するようになる運動神経細胞であるミラーニューロン。1996年に発見されたこの細胞の特性を活かす方法は、こうなりたい、お手本にしたいと思うような人たちと直に会い、その言動を目の当たりにすること。思考も含めて、その人たちに“知らず知らずのうちに”近づいていくことができる。よく言われる「付き合う人を変えると自分変わる」ということ。
2025年45冊目
74 -
Posted by ブクログ
ビジネス本ではよく出てくるような内容で、目新しいものではないですが、
現役医師による脳の仕組みの解説には説得力があります。
長い狩猟採集生活に適応してきた私たちの脳は、
現代社会の仕組みにはまだ適応できていないので、
自分で自分の脳をだましながら、対応していくことが大事
その為に必要不可欠なのが、ドーパミン・コントロール。
大まかな手順は以下の通り
1自分は日々良くなっていると自己暗示をかける
2スモールステップに分ける
3ドーパミンを分泌させる(ウォーキングなどの運動、瞑想などによって)
その他、備忘録としては、
・やる気を出すには、まずやる。
そのあとにやる気がついてくる。
待っててもやる気はやってこないので、さっさと始める。
・マルチタスクは不可能と思え。
など。知ってるけれど、忘れがちなことをメモしておきます。 -
Posted by ブクログ
脳の視点から無駄遣いの抑制の話を書いている。
欲しいものを目の前にすると脳が高揚する。
その時は3日時間をおく。
人と同じ。皆がこうしているから。を決め手にしない。
他人と意見が食い違った時は、人に合わせる前にまず、自分の意見を深める。
人気、オススメが価値が高いと思い込みを捨てる。
元々欲しかったものか。どの位の頻度で使うのか。をお金を払う前に考える。
買い物メモを必ず書く。
通販サイトやショップのメールや葉書は全て解除する。
ポイントカードは厳選して持つ。
ノベルティそのものにお金を払う価値があるかを考える。
X割引。はX円引と絶対値に換算して考える。
3つ以上の選択肢から1つを選ぶ時は、一つ一つ順番に選ぶ。
値下げが買う動機なら、価格を調査してみる。
定期的に習慣的な支出を見直す。
投資やギャンブルは前もって、損切りするラインや投資額を決めておく。
なんとなく支払い続けているものに要注意。なるべく一度きりで支払いを済ませられる買い方をする。
脳は一度保有すると保有し続けたくなる。特性がある。
セールスマンに対して一度同意すると、次の同意もしてしまう傾向にある。また、相手が親切にしてくれると、ついお返しをしたくなる。これは巧みなセールス方法。
無料はコストゼロではない。
無料のものには無料になるだけの理由や戦略がある。
買う気のない商品は、見ない、触れない、試さない。
インターネットで自分の情報がどこまで知られているか、google社が提供するAds Preferences Managerを調べる。
目的なくテレビショッピングを見ない。
テレビショッピングを見て欲しくなったら、同じ商品を一度インターネットで調べてみる。
物を買う時、ストーリーを思い描く。いつ、どこで私は使うのか。という具体的なイメージを描く。
お金の使い方が、人生を決める。
身の回りをシンプルに整える。お金、時間、空間をワンセットで考える。
幸せになるには、手に入れるお金の量よりも、その使い方を考えることが重要。特に、経験や体験に使うこと。他人に使うことで幸福感を得られる。
お金が減ると貧乏になるのではなく、欲望が増えると貧乏になり、不幸になる。
脳に重要な決断をさせるため、些細なことは決めて決断しないこと。例えば洋服は決めておく等。
脳の仕組みからのアプローチは新鮮で面白い。どんなものでも、自分の頭で素敵なストーリーを描き、その為にお金や時間を使うようにする。