菅原道仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間の脳は忘れることは苦手。
言われてみると確かにそうだなと思った。
仕事での人間関係が上手く行かず、仕事の前日になっては「明日は起きられるかな…」と不安になる毎日だった。
嫌な上司、意思疎通が上手くいかない後輩、悩みのタネはたくさんある。
とはいえすぐに転職ができるかと言われると難しい。
こんな日常に耐えなければいけないのか…と思っていたところ、この本を読んで様々なアプローチ方法を知ることができた。
深く深呼吸をする、今やっていることに集中する、毎日の動作の中で実践できることを一つずつ試してみたところ、驚く程にイライラしている時間が減った。
心に余裕が出てきてずっとやりたいと思っていたことが -
Posted by ブクログ
ネタバレお金がないことに不満になるのは<脳のクセによります。
脳は無駄使いしたがる。
脳はなるべく省エネモード。物事を深く傾倒して考えることを減らし、自動的に、いつも通りに処理していく。
脳は本質的に周囲に流されることが大好き。
1400g/脳 ⇨ 体重の2ぱー
1日のエネルギーを脳だけで使用。
ちょっとした物欲が積もり、大きな出費に
ときめきが後悔へ
興奮⇨衝動買い⇨ドーパミン⇨後悔
街角の大行列は「バンドワゴン効果」
スーパーの入り口に野菜。人間は鮮やかなものを見ると気分が高揚する性質。
そして高価なものを先に買うと、後を消費しなくなる「アンカリング」
胃はグレリンと呼ばれる空腹増強剤が -
Posted by ブクログ
現役の脳神経外科医による脳の解説書。分かりやすく面白かった。
・すぐできない理由(脳の性質)
①脳は怠け者
体重の2%の重さしかないのにエネルギーの20%を消費する。燃費が悪く省エネのために考えなくて良いルーティーンを好む。
②脳はエネルギーを節約したがる
動き回らずエネルギーを蓄えようとするのは野生の防衛手段。
得するより損をしたくない心理の方が強い(プロスペクト理論)。
③脳は周りに流されやすい
行列があると並んでしまう。赤信号みんなで渡れば怖くない(バンドワゴン効果)
④脳は誘惑に弱い
満腹でも美味しそうなものを見たり匂いがすると食べたくなる
・できないのは心のせいではなく、脳の性質 -
Posted by ブクログ
ここでは具体的には書かないが私は、あることにトラウマを持っており、私が生活を立て直す上で、恐怖に襲われるシーンが度々やってくる。
いわゆる大小のフラッシュバックが波のように押し寄せてくるのだが、この本はそれに対する実践可能かつ、具体的な対応策がいくつも載っている。
"あいては人か 話が通じないときワニかもしれません"(以下、ワニの本)でも触れられていたが、扁桃体が過敏に反応すると生存本能が優先され、理性面から見るとパニックになる。
ワニの本では他社の扁桃体に意識を向けたが、自分の脳が扁桃体を使いすぎている場合の逃れ方が書かれている。
すでに実践していることも記載されて -
Posted by ブクログ
浪費は脳の「基礎設定」によるもので、大昔はヒトが生き残るために必要な働きだったそう。スマホ脳の内容に少しかぶってると思いました。社会の急激な進化に対して、脳の進化が追いつかないゆえの、困った浪費グセ。脳科学の知見から、私たちがなぜ浪費してしまうのか、具体例をふくめて説明されていて、己の浪費行動が腑に落ちました。
そんな浪費グセをセーブする具体的な対処法もあって、私には効果あったように思います。
そんな脳科学と消費にまつわる内容も面白かったですが、「そもそも、なぜお金持ちになりたいの?」という根本的な問いかけが印象に残りました。お金を貯め始めると、私はついつい、預金額を増やすことを「目的」にして -