あらすじ
たいせつな人に伝えたい、一生、死なない習慣。本書は、脳神経外科専門の救急外来で腕を磨いた脳神経外科医ならではの知識と経験をベースに伝える「死なないカラダをつくる」ための教科書です。死ぬまで健康でいるために必要な、人生の目的の立て方、病気にならない生活習慣、体も心も若返る容姿管理の方法、不調を改善するヒント、死に至る病気を予想し予防する方法など、5つの習慣をお伝えします。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
特徴的なのが、序文に、「私は流行りの健康法に振り回されることなく、
まずは自分らしい人生の目的を明確にして、自分らしい健康を見つけることが一番だと感じています。」
この文章を見て、今まで読んだお医者さんが書いた「健康本」とは違うなって思いました。
通常でしたら、糖分を減らすようにとか、この食材を多く食べるようにとか、こういう運動をするといいとかを、
専門用語を交えつつ優しくレクチャーする本が殆どです。
しかし、菅原先生は、健康習慣の第一として「ワクワクする人生の目的をもつこと」をあげられています。
私は、何となく腑に落ちました。
おそらく、「健康になること」を目的にしてしまうと、続かないことを、菅原先生は、
患者さんと接していく上で、体験的に把握されたのではないでしょうか?
健康法は、雨後の筍のように、たくさんあります。
それを私達は選択できる。どの健康法も、それなりの効果がある。
しかし続かない。
そして、また新しいモノに手をだす。そういう習性って、少なくない人が持っていると思います。
健康オタクの人って、私個人的には、健康そうには見えないなと感じます。
本当に健康そうにみえる人は、やはり、ワクワクする人生を歩んでいる人だと思います。
そう思うと、今の少なくない日本人は、健康法に踊らされてるだけで、ワクワクする目的がなく、
右往左往しているだけかもしれません。
ワクワクする目的があるからこそ、健康でいたいと思う。そして、自分にあった健康法を選択する。
そう考えると、いろんな選択肢があって、つまり健康法の手段が豊富にある日本って、環境(外的条件)が揃っています。
ただ、これだけ、充実している環境であっても、健康ではない人、つまり人生にワクワクしている人が少ないと感じます。
もちろん私もそうですが、、、、。
ワクワクする人生が先か、健康になるのが先かは正直な所、わかりませんが、
この本を読んで、自分は、なるほどなと思ったので、星5つにしたいと思います。