細居美恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいやなことがあっても、お風呂に入ると癒される。卒業後に正社員となるはずだったハーブカフェを辞めることになり、心身を癒すために奥出雲の温泉を訪れていた凛子。
温泉に突然現れた着物を着た男に手首を掴まれたとたん、気がつくと不思議な温泉街で狗神と婚礼をあげたことになっていた。
人間の郷に戻るには手切れ金を貯めて離縁しなければならないと言われ、夫である狗神・京之介が営む湯屋で下働きをすることに。
様々なあやかしが訪れる湯屋・高天原で働き始めた凛子だが、周囲の妖は凛子に冷たくて。
お茶汲みの鬼娘、湯守頭の百爺、耳の尖った番頭。
ハーブの知識を活かして、百爺の下で薬湯を調合することになった凛子。
かなー -
ネタバレ 購入済み
う~~ん
絵と題名から、軽~~いお話かと、思っていたけれど、結構、ずっしりと内容が、有った。
けれど、母親が、誰かを、隠しておく必要、有ったかな?
最初から、名乗り出てても、良かったんじゃない?
父親も、兄弟の内どちらか、なんて言う設定は、要らなかったかも…… -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『万葉集』が関わってくる話と聞いて。
ある方が選歌した『万葉集』の歌集に宿った付喪神たちを集める話だが、その付喪神たちが逐一可愛い。
酔っぱらっている旅人すら可愛い。
歌に宿った付喪神たちだから、歌人そのものの姿や性格ではないところも面白い。
額田王を「ぬーちゃん」と呼んで親友になるとか、何と恐れ多いという。
ぬーちゃん……(他にいいネーミングはなかったのかという顔)
本から離れた付喪神たちは姿を保つために他の人に憑いてしまい、しかも感情移入すると本に戻りたがらなくなるため、その人の悩み解決までしなければならなくなった主人公。
最終的には自分の親子問題にも踏み込むことに。
親の心はなかなか子 -
Posted by ブクログ
ネタバレ序盤で麗子がジュリアンに言われたこととか、麗子の今までの人付き合いのこととかが、地味に身につまされました。
これは自分のことかと。
自分はもう今更この性格を変える気概はないのですが、麗子は新しいお店でのこと、茶人の理人やギルバートたちとの付き合いの中で変えようと思えたところが何とも羨ましかったです。
彼女の変化に立ち会えたことは、自分も少し勇気をもらえた気がしました。
チョコレートの話ばかりかと思いきや、茶道の話も盛り込んであって、どちらのジャンルも楽しめる内容でした。
チョコレートが美味しそうですね。
美味しいチョコレートを紹介するブロガーのブログも再現して掲載してあったのが、演出としてもよ -
Posted by ブクログ
帰りの電車で寝こけて行き過ぎてしまった主人公。
気が付けば鎌倉に到着して、猫に誘われ飯屋に。
連続短編で、場所が場所なので
美味しそうなものだらけ。
毎話終わると、出てきた料理のレシピが付いてます。
しかし…しょっぱなから主人公は大変です。
飲み会終わりに送っていった後輩からは文句を言われ
出勤すればパワハラがあったと言われ。
ろくでもない職場なのか、ろくでもない奴しか
存在していないのか。
その選択は良かった、と思います。
ストレスためてまで、正社員にしがみついているのも
バカらしいですし。
いや、生きていくために、お金は必要ですが。
たくさん食べる中学生、昔の憧れの人
辛くて長い修行 -
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既視感
ストーリーの目新しさが感じられない。
最初の設定からなんか、薄っぺらい感じが漂っていて、ちょっとなぁ…
他のオレンジ文庫の作品では、面白いと感じるものがあったけど、何故この本は薄っぺらく感じるのだろう…