細居美恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
老舗の酒造会社にやってきたちょっと不思議な女性、三葉が主役の物語です。前半は三葉がつくる料理に会社の人たちが感激する話、後半は会社が抱える問題に三葉が一緒に取り組む話で構成されています。
三葉を天然っぽくして序盤に彼女の正体を明かすも同然の書き方をするのは正直首を傾げたくなりましたが、その後会社の人たちと交流することで三葉が成長していく過程が描かれ、読んでいて気分がよかったのであまり気になりませんでした。
前半に出てくる料理の描写が良いですね。すごくおいしそうで読んでて腹が減ってきそうです。
今後どんな展開になるのか楽しみです。続編が出てほしいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやなことがあっても、お風呂に入ると癒される。卒業後に正社員となるはずだったハーブカフェを辞めることになり、心身を癒すために奥出雲の温泉を訪れていた凛子。
温泉に突然現れた着物を着た男に手首を掴まれたとたん、気がつくと不思議な温泉街で狗神と婚礼をあげたことになっていた。
人間の郷に戻るには手切れ金を貯めて離縁しなければならないと言われ、夫である狗神・京之介が営む湯屋で下働きをすることに。
様々なあやかしが訪れる湯屋・高天原で働き始めた凛子だが、周囲の妖は凛子に冷たくて。
お茶汲みの鬼娘、湯守頭の百爺、耳の尖った番頭。
ハーブの知識を活かして、百爺の下で薬湯を調合することになった凛子。
かなーりセンの出てくるアレを思い出してしまうけど、ハーブで作る薬湯を試したくなる。
杏仁霜とローズマリーのにごり湯、日本酒と蓬の湯。家でもできそう?
人間の郷への未練が起こす事件と、妖の残酷さ。
凛子を望んだはずの京之介の気持ちが読めないから、凛子と一緒に期待したり落ち込んだり。
ラストはちょっと肩透かしな感じだけど、続編があるようなので、次巻以降へ期待、かな。 -
ネタバレ 購入済み
う~~ん
絵と題名から、軽~~いお話かと、思っていたけれど、結構、ずっしりと内容が、有った。
けれど、母親が、誰かを、隠しておく必要、有ったかな?
最初から、名乗り出てても、良かったんじゃない?
父親も、兄弟の内どちらか、なんて言う設定は、要らなかったかも…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ『万葉集』が関わってくる話と聞いて。
ある方が選歌した『万葉集』の歌集に宿った付喪神たちを集める話だが、その付喪神たちが逐一可愛い。
酔っぱらっている旅人すら可愛い。
歌に宿った付喪神たちだから、歌人そのものの姿や性格ではないところも面白い。
額田王を「ぬーちゃん」と呼んで親友になるとか、何と恐れ多いという。
ぬーちゃん……(他にいいネーミングはなかったのかという顔)
本から離れた付喪神たちは姿を保つために他の人に憑いてしまい、しかも感情移入すると本に戻りたがらなくなるため、その人の悩み解決までしなければならなくなった主人公。
最終的には自分の親子問題にも踏み込むことに。
親の心はなかなか子供には伝わらないものである。
何事もやはり言葉で伝えるのは大切だなと考えさせられた。
主人公の頑張りとぬーちゃんのキャラが立ちまくっているせいか、読み終えた時に「そういや義切の存在が薄くないか?」と思ってしまったのが勿体ない点。
彼は人らしいけれど限りなくあやかり寄りだが、正体が分からないままだし、主人公を助けているけど不在が多いから、色々設定盛られている割に影が薄い……
今後も付喪神たちを集める作業は進みそうだから、その際彼の正体も見えてくるのだろうか。
読み終えた時に、彼が使っていた子鬼たちの方が印象強かったからなあ。
何故だ。
(要は人外たちが可愛すぎた。怖いのもいたけれど)