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Posted by ブクログ
『万葉集』が関わってくる話と聞いて。
ある方が選歌した『万葉集』の歌集に宿った付喪神たちを集める話だが、その付喪神たちが逐一可愛い。
酔っぱらっている旅人すら可愛い。
歌に宿った付喪神たちだから、歌人そのものの姿や性格ではないところも面白い。
額田王を「ぬーちゃん」と呼んで親友になるとか、何と恐れ多いという。
ぬーちゃん……(他にいいネーミングはなかったのかという顔)
本から離れた付喪神たちは姿を保つために他の人に憑いてしまい、しかも感情移入すると本に戻りたがらなくなるため、その人の悩み解決までしなければならなくなった主人公。
最終的には自分の親子問題にも踏み込むことに。
親の心はなかなか子供には伝わらないものである。
何事もやはり言葉で伝えるのは大切だなと考えさせられた。
主人公の頑張りとぬーちゃんのキャラが立ちまくっているせいか、読み終えた時に「そういや義切の存在が薄くないか?」と思ってしまったのが勿体ない点。
彼は人らしいけれど限りなくあやかり寄りだが、正体が分からないままだし、主人公を助けているけど不在が多いから、色々設定盛られている割に影が薄い……
今後も付喪神たちを集める作業は進みそうだから、その際彼の正体も見えてくるのだろうか。
読み終えた時に、彼が使っていた子鬼たちの方が印象強かったからなあ。
何故だ。
(要は人外たちが可愛すぎた。怖いのもいたけれど)
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