村山美雪のレビュー一覧
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ベン・クリード『血の葬送曲』角川文庫。
クリス・リッカビーとバーニー・トンプソンの2人が合作名で描いたデビュー作。
ソ連の歪んだ恐怖政治を背景に進行する骨太の歴史ミステリーであった。社会主義国家を維持するために国民の反対分子に常に目を光らすMGB(国家保安省)と、いつ彼らに連行されるかと怯える国民。社会主義国家には連続殺人犯は居ないという前提で物語が展開するトム・ロブ・スミスの『チャイルド44 』を彷彿とさせる。
舞台は1951年のスターリン体制下のソヴィエト、レニングラード。凍てついた線路に並べられた5つの死体は全て歯を抜かれ、顔を剥がされるなど激しく損壊されていた。捜査にあたる人民警 -
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ブリジャードン家 次男 ベネディクトと伯爵の庶子 ソフィの物語です。
童話のシンデレラをモチーフにしていますが、魔女のような継母の執拗なイジメがだんだんエスカレートし、童話のように簡単にはハッピーエンドを迎えそうもない。
後半は、これからどうなるのだろうとハラハラドキドキで目が離せず一気読みでした。
ブリジャードンの家族達はもちろん、他の登場人物も個性的でますます楽しみなシリーズです。 -
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ドラマから…
Netflixのドラマを観て、原作を読みたくなりました。ドラマを観ているので、時代背景やダフネの家族構成などを描くのが容易くスピード感を持って読むことが出来ました。
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美貌の伯爵令嬢オリヴィアの隣家に引っ越して来た陸軍省に勤める準男爵ハリーには婚約者殺しの噂がある。興味が湧いたオリヴィアが窓越しに観察を始める。そこへ現れた恋のライバルは、反逆の疑いがあるロシアの皇子。ちょっと意地の悪いハリーの言葉と堂々やり合うオリヴィアや、ハリーと皇子の火花バチバチの会話が面白い。やがて窓越しの会話を楽しむ2人。この距離感が良かった!大きな動きがないまま終わるのかと思った頃に起こったオリヴィアの誘拐事件。ラストのプロポーズのシーンが印象的。結婚後のエピソードが無いのはちょっと物足りなかった。
ハリーの従兄弟のセバスチャンが、本の朗読を披露する場面がお気に入り♪ -
購入済み
我慢して読み進めましょう
はじめは、この作者らしからぬ駄作のようなストーリー展開。途中で読むのをやめようかと思うくらいでした。登場人物もあまり魅力的ではなく。でも、大使館のパーティーの場面辺りから、ぐっとジュリアらしい面白さが。我慢して読み進める価値はあります!
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ネタバレとても読みやすく展開も王道という感じで良かった。
実際にあったハレー彗星接近の騒動に絡めた舞台設定も面白い。
探偵役のデシマが登場までにとんでもない変わり者という印象付けが行われていたが、思ったほどではなかった。読者視点だからかもしれないが、変人度でいえばデシマを異常者扱いしていた一族の方が高いような気がした。とはいえ老齢嬢の探偵役は個人的にこれまであまり見たことがなかったので新鮮で面白かった。
スティーブンが指示を受けて行動するたびに何かに出くわして追跡という展開が複数回出てきたのは少しワンパターン気味に感じた。
犯人も途中から想像はついたのであまり意外性は無かったが、結末は納得できた。続編 -
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1910年、ハレー彗星が接近するその日に館で起きた密室殺人。クローズドサークルでフーダニット。コテコテで鉄板で王道ですね。直球ど真ん中。
内容としても結構オーソドックスな感じでそこがまた古き良きな感じで好みです。やりつくされた題材をどう料理するのか・・・?特別「目新しい!」という部分は感じられませんでしたが、それでもこの題材で勝負という気概は買いたい。
ただまあ・・モノマネ、はどうなんだろうな。年若いメイドが成人男性の真似で他人を騙せるレベル・・・ご都合主義すぎやしないだろうか?
メインキャラクターがなんだかんだそのままだし、次回作とか視野に入れてのラストなのかな。
あと館の見取り図で横か -
Posted by ブクログ
私は洋書の独特の表現が苦手です。
ですが、この作品は洋物なのに読みやすい!
回りくどい表現もなければ登場人物を不可解な愛称で呼ぶこともなく、混乱もストレスもなく読むことができた。
こんなに読みやすい洋書は初めてで感動した。
作者がいいのだろうか?
それとも翻訳が上手なのだろうか?
冒頭にあった館の見取り図は難解複雑ですごくワクワクしたし、いわゆるワトソン役の主人公がホームズ役の老令嬢に振り回される様子はなかなか可哀想で面白かった。
ただ、大謎の解明が思ってたよりシンプルというか、あっさりで拍子抜け。国内作品の綿密に計算し尽くされた一文を期待していたので、正直物足りなかった。
ストーリーは良