あらすじ
【1910年、ハレー彗星の降る夜。誰が子爵を殺したか?】
面白すぎて発売前に14ヵ国が版権取得!!
79歳の老令嬢と少年院帰りの召使いが挑む。
フーダニット×孤島×密室×貴族の館=どんでん返しの連続殺人!?
解説・若林踏
【誰が子爵を殺したか? 容疑者リスト】
No.1 エドウィン ケチな下院議員。
No.2 ミスター・ストークス 優秀な執事。
No.3 レティス 子爵の従姉(いとこ)。
No.4 ジョリオン 大酒飲みの海軍少将。
No.5 ミュラー教授 ドイツ人科学者。
《探偵チーム》
ミス・デシマ 79歳の毒舌老令嬢。
スティーブン 少年院帰りの召使い。
テンペランス 泣き虫メイド。
《ロンドン警視庁》
ジャーヴィス警部
【あらすじ】
1910年の英国。少年院帰りのスティーブンは謎の手紙に導かれ、孤島の館で従僕(じゅうぼく)として仕えることに。
その日は奇(く)しくもハレー彗星が地球に到達する日で「毒ガスが広まり、世界が終わる」と騒動が起きていた。主の子爵は館中の窓や扉を板で密閉させ、スティーブンに嫌われ者の老令嬢デシマの世話を任せる。
その夜、事件が起きる。子爵が書斎で殺されたのだ。犯人は誰(フーダニット)?
面白すぎて発売前に14ヵ国が版権取得した超期待作!
The Murder at World's End by Ross Montgomery
カバーイラスト/原田俊二
カバーデザイン/鈴木成一デザイン室
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1910年5月18日イングランド東部標準時午後11時
その夜ハレー彗星が地球を通り抜けた
彗星の尾には青酸ガスが含まれ、人類は死亡してしまうという噂が流れる
イングランド本土から離れた潮汐島であるワールズ・エンドに建つ“タイズ館”
5月18日の朝、前科者のスティーブンは、紹介状を手にこのタイズ館で仕事を得るために訪れる
その夜
タイズ館は、彗星の青酸ガスから身を守るために窓という窓に板が打ち付けられ、各部屋の暖炉は塞がれ、ドアは蝋と詰め物で封印されていた
館の中には館の主人コンラッド卿と、血縁者、招待客と、数多の使用人
翌朝、コンラッド卿が書斎で死体で発見される。封印された密室でクロスボウで目を射抜かれて…
ハレー彗星の流れる夜
潮汐島として完全に海の孤島となったワールズ・エンドのタイズ館
密室で起こった不可能犯罪
犯人はだれ?
この背景設定がもうめちゃくちゃ良い
高潔な嫌われ者の老女ミス・デシマと、使用人となった前科者スティーブン
2人がこの難問に挑んでいく
1910年のハレー彗星接近時のドタバタは本当にあった話で、青酸ガスで人類滅亡以外にも、彗星が大気を削りとってしまい酸素がなくなるという噂もあったとか。ガスマスクが売り切れ、あるものは避難壕を堀り、日本でも当時の人はタライに水を張り、息を止める訓練をしていたという話も聞いたことがある。(そんな短い間に彗星が通り抜けて酸素が戻るとは思えないけどね)
76年という周期で太陽系を巡るハレー彗星
その後1986年に再接近した時は、あいにくハレー彗星と地球の位置関係が良くなくてほとんど観測されなかったことはなんとなく記憶にぼんやり残っている
見られなかったもんなぁ…
そして2024年に太陽系最遠端に到達したハレー彗星は、そこでまた向きを変え、今太陽に向かって戻ってきている
長い旅の果てに次に地球に近づくのは西暦2061年らしい
その時はかなり良い観測条件になるという
その時まで…
生きてはいられないだろうなぁ…
殺人事件は起きなくても
夜空いっぱいに流れるハレー彗星を
この目で見てみたいなと思った
匿名
本格ミステリファン必読の1冊!
ハレー彗星接近で起きる災害を恐れて、屋敷を密閉するという設定が先ずミステリファンの心をくすぐる!
偏屈な老令嬢・デシマと祖母を亡くしたスティーブンの出会いと、ハレー彗星を観測する場面はとても美しく思えた。
黄金時代の推理小説を彷彿とさせる展開の数々と、怪しげで魅力的な登場人物達、デシマやスティーブンの活躍には心躍らされました。
一気読み推奨の傑作ミステリ!早くシリーズの続きを読みたいです。
Posted by ブクログ
厄介な性格で煙たがれ恐れられてはいるものの、劣悪な環境に1人放置されたデシマの境遇に胸が痛んだ。
スティーブンと出会えてよかった。
ミステリーとしては王道。
ただ1900年代の貴族の使用人たちの生活感や人間ドラマに胸打たれる部分があった。
勧善懲悪ではないので少し曖昧に終わった感もあるが、なぜか読後感のいい作品だった。登場人物それぞれの信念、それぞれの生き方が見えるいい話だった。
2024年にハレー彗星が接近してたことなんて全然興味がなかったのに、この本を読んだ後には次のハレー彗星が楽しみになっていた。
Posted by ブクログ
「面白すぎて発売前に14カ国が版権取得!!」の煽り文句に誘われて購入。
文句なく面白かった。
時は前々回のハレー彗星接近時。クラシックな館が舞台。館好きにはたまらないタイズ館の詳細図。
犯人は意外や意外。ちょっと驚きの展開だった。
物語が放つクラシックな雰囲気・世界観、そして洗練された人物描写が物語を完全なものにしている。作者紹介を見るともともと児童書作家とのこと。本書の締めはあぁ、それっぽいかも・・。と感じました。個人的には一番好きなタイプのエンディングでした。
Posted by ブクログ
面白いです。
時代背景が古い作品の、独特の面白さと、豊かなキャラクター設定。
ハレー彗星って当時、そんな風に世界が思っていたの?
今では考えられない話です。
それはそれで勉強にもなりました。
Posted by ブクログ
怪しげな館!不可解な殺人!変人探偵と振り回される助手!論理とトリック!そして意外性のある犯人!!
まったく王道、そしてわたしの大好きな本格ミステリだった!!
時は1910年。ハレー彗星がその姿を表し、地球ではそれに脅えたとある子爵が、屋敷中の使用人を総動員して来るべき彗星の脅威にそなえていた。
ちょうど、衝突するとされる日の前日、一人の青年が屋敷を訪れ、新たな使用人として仲間に加わる。
子爵の指示で、屋敷の全員が各々の部屋にこもり、ドアを封じたはずのその夜、なんと子爵は何者かに殺されてしまう…………。
このシチュエーションもとてもそそられるのだが、特筆すべきはやはり探偵と助手のコンビのキャラクターではないだろうか。
一族の厄介者で変わり者の老令嬢、ミス・デシマ。口も性格も悪いが科学に秀で、自身は車椅子の上から、新人の使用人、スティーブンをこき使う。
そこへメイドのテンペランスを加え、三人組はこの事件の解明に挑む!
面白かったー!時代性もそうだし、屋敷の貴族たちの傲慢さや使用人の哀しみ、それでも「強靱な」スティーブンたち。
解説の若林踏さんによればシリーズの第一作だそうで、またこの二人の活躍が読みたい!!乞う翻訳!!!
Posted by ブクログ
★5 少年と毒舌老令嬢がナイスコンビ! バランスが優れた館モノ本格ミステリ #ハレー彗星の館の殺人
■あらすじ
ハレー彗星が近づきつつある1910年のイギリス。少年院から出所した少年スティーブンは、タイズ館に呼ばれて従僕として働くことになった。主であり子爵のコンラッドは、ハレー彗星の接近を恐れて、タイズ館を密閉させるように指示する。しかしその晩、殺人事件が発生、密室から死体が発見されるのであった…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 めっちゃバランスが優れてる館モノ本格ミステリー、こりゃ良作ですよ。
いわゆる謎解きミステリーですが、筋運びがテンポ良く楽しく読めちゃう。さらにはキャラクターの魅力や、セリフが小気味いいのも素晴らしい。特に普段は翻訳ものは読まないって人にはおススメですね、きっとストレスなく読めると思いますよ。
本作の舞台は1910年のイギリス。ハレー彗星がやってくるってんで、世界が滅亡すると大騒ぎの世の中。作中でもその騒ぎっぷりが新聞記事として描かれているのも凝ってますよね。
そんな折、主人公の少年スティーブンは、謎の手紙をもらって貴族の家であるタイズ館を訪れる。従僕としては働くことになるのだが、ハレー彗星接近のため主は館を封鎖してしまうのだ。そう、あっという間にクローズドサークルの出来上がり、殺人事件を待つだけの環境が出来上がってしまうのです。
その後やっぱり殺人事件が発生するのですが、犯人にうってつけの少年スティーブンに嫌疑がかかる。そこへ79歳のおばあちゃんデシマが登場。貴族の中では鼻つまみ者の彼女だが、誰よりも頭脳が切れる才女。デシマとスティーブンが本事件の謎を解いていく… という筋立てです。
まず一番の読みどころは、少年スティーブンとおばあちゃんデシマのナイスコンビっぷりですよね。年齢的には祖父と孫みたいだけど、令嬢と従僕という関係性で、そこに優しさはまるでない。でも師弟関係のように、厳しさの中にも温かみはあるんです。お互いを気づかったりする温情みたいなのがあるんすよね。
もちろん事件の推理やこのふたりが協力しながら解き明かしていく。スティーブンが館を駆けずり回り、デシマが主な推理役ではある。でもスティーブンも鋭い意見や自分の意思を提示することもあって、推理フェーズも読み応えがあるんすよ。また謎解きについては、手がかりの提示や回収など、丁寧で分かりやすいのが好感触ですね。
さらには優秀な執事ストークス、嫌な先輩従僕ローウェン、泣きむメイドのテンペランス、役立たずのウェルト家貴族の面々など。それはもうマンガに出てくるような分かりやすいキャラクターたち。みんな可愛気があって愛せるんすよ。
ちなみに私のイチ推しはジャーヴィス警部ですねー。こんなにも無能な刑事は見たことがありません、しかも無責任ぶりにニヤケがとまりませんね。
さて終盤、本作の事件の真相が明らかになってくる。想定以上の驚きでひっくり返ったんだけど、ちゃんとひとつひとつを紐解きながら説明してくれるのはありがたい。また犯行の動機が当初自分が想像したものと全く違うってのも、ヤラレタ感が強かったな―
いやー、面白かったです。ぜひシリーズ続編を読んでみたいので、引き続き翻訳を期待しています!
■ぜっさん推しポイント
本格ミステリーは謎解きフェーズになると論理展開ばかりで凡庸な展開になることがあるんです。でも本作はむしろぐぐっと惹きつけられちゃうんですよねー。
デシマとスティーブンのコンビ芸が輝き出して、一気に熱量が増してくるんです。さらに事件が解決しても、キャラクター達をずっと見てたくなっちゃうという素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
19世紀のイギリスを舞台にしたアガサ・クリスティリスペクト的な世界観で読みやすく、続きが気になってしまって一気に読んで楽しめました。
ハレー彗星が近付くことで毒ガスが発生する!と屋敷に主が館中を閉鎖してしまう。扉には板を打ち付け、鍵穴には蝋を流し込んで完璧な密室の中で主は殺された…
遺産相続、満潮になると孤島になる館、怪しげな素振りの容疑者たち…
と古典ミステリ要素がふんだんに散りばめられていて良かったです。主人公も素直で道徳があって読んでて気持ち良かった。好感度が高すぎる。
探偵役がいじわる婆さんってのが珍しくて良かったですね。最初の方はあんまり探偵っぼくなくて、主人公とメイドに割と簡単に納得させられちゃったりして、古典ミステリにありがちな何でも一歩先がわかっちゃってる探偵って感じでもなくて、主人公たちとちょっとずつ謎を整理していく感じ…
でも半分過ぎたあたりでも全然謎が解けて行かなくて何も進まないから若干なかだるみしてしまった。
あとタイトルがハレー彗星"の"館の殺人って、わかりにくくないですか?そもそもハレー彗星の館、ではないし…ハレー彗星"と"館の殺人、だったらわかるんだけど、ハレー彗星の館とは…??ってずーっとモヤモヤしてた。
最後の方は次作への伏線?みたいなのあったから、続編があるのかしら??
あとこれはネタバレになるんですけど、
金魚鉢の水を捨てるのにわざわざ庭の迷路通ってなかにある池にすでに行くのが謎だった。いやトイレとか流しに捨てればいいし、そのへんの草木にでもジャバっとしちゃえばいいじゃん??そこは無理がない?
Posted by ブクログ
老令嬢探偵、書店のポップで目を惹かれました。少年院帰りのおばあちゃんっ子スティーブンと一族の鼻つまみ者毒舌ミス・デシマ。祖母と孫、的なこのコンビにそれだけで応援したくなりました。
ストーリーとしてはフーダニットミステリーなんですが、設定が良い。舞台が良い。1910年ハレー彗星が地球に再接近する夜、古い洋館、満潮時には孤立する土地で起きる事件。毒舌ミス・デシマは科学者として時に冷静に時に感情的にスティーブンをこき使いながら事件の謎に迫ります。スティーブンがいい子なのでね…なんのかんのミス・デシマの面倒をうまいことみているのが良い差し味だったと思いました。ミス・デシマも少しずつ丸くなっていきますしね。
ミステリーを読み慣れている方はおそらく途中で犯人が分かると思います。ただ、残っている謎はあるし、二人でロンドン暮らしを始めるようですし、続編謎解きが期待できそうです。
著者はもともと児童書作家らしく本作が初めての大人向けだとか。ものすごく難解な表現がなく読み易かったのは作家さんの力量なんでしょうね。
Posted by ブクログ
ハレー彗星がまだよくわかっていなかった時代のお話。
って、ハレー彗星って知っていたようだったけれど、この本でちゃんと知ることとなる。
ミス・デシマ 79歳の毒舌老令嬢。
スティーブン 少年院帰りの召使い。
とある。
この2人、話が進んでいくとだんだん魅力的になってベストバディとなっていく。
そして、謎が暴かれる。
なるほど、そう来たか・・・ミステリーとしても満足。
Posted by ブクログ
ミステリーを存分に楽しめる作品でした!
最後まで誰がやったのか分からないわくわくを味わえた。スティーブンとデシマの関わり合いも、ほっこりしたり、時にひやひやしたり、色々な感情を味わえる作品でした。
Posted by ブクログ
世間からちょっと切り離されたような洋館で起こる、お金持ちの家の連続殺人事件。
ミスデジマとスティーブンのコンビがとても良かった。
キャラの立つ登場人物がそれなりの数いるので、誰が犯人なのか一緒に推理しながら読むのは楽しかった。
スティーブンには何度もハラハラし、無事で良かったと何度も胸を撫で下ろした。
終わり方も、スッキリできて良かった。
その後の2人の物語があるのなら読んでみたいな。
Posted by ブクログ
こんな真っ直ぐな王道ミステリー久々に読んだ!
海外作品はあまり読まないけど、アガサ・クリスティ作品を読むのと同じ感覚で読み終えました。
登場人物たちが一癖も二癖もあって、貴族ミステリーってこういうのだよね〜というワクワク感が勝手にあった。
スティーブンとデジマの関係性も凄くいい。
すごくチグハグな2人なんだけど、なんか離れ難い2人というか、これぞ相棒って感じ。
個人的にストークスがすごく好きだった。
最後まで好きだった。
罪を犯してしまったけど、でも彼の中での真っ直ぐな信念はあって...犯人としてではなく、同僚としてスティーブンといて欲しかったなぁと思う。。。
タッグを組んだ、スティーブンとデジマがこの後にどんな事件を解決していったのか、とても気になります。
シリーズ化したりするのかな?第2弾がもし出たら読みたい!
Posted by ブクログ
海外の館系としては読みやすい。
ハレー彗星の衝突の恐れがあるため建物を封鎖してクローズドサークルになる点、貴族と使用人のバディなどその時点で興味深い。
個性的なキャラクター設定もあり、読み物として面白かった。
続編あるなら是非読みたい。
Posted by ブクログ
『ハレー彗星の館の殺人』を読んでまず印象に残ったのは、登場人物たちのキャラクターの濃さです。一人ひとりがはっきりとした個性を持っていて、読み進めるほどに顔つきや話し方、ちょっとした仕草まで自然と頭の中に浮かんできます。まるで舞台劇を観ているかのように、それぞれの人物像を想像しながら読む時間がとても楽しかったです。
一方で、序盤は登場人物の名前を覚えるのに少し苦労しました。人物同士の関係も複雑で、一度読んだだけでは整理しきれない部分もありましたが、家系図や登場人物リストが用意されていたおかげで、混乱せずに物語についていくことができました。こうした補助があることで、物語の理解がぐっと深まり、より集中して読み進められたと思います。
物語が進むにつれて緊張感が高まっていきますが、特に印象的だったのは緊迫した場面での主人公の心情描写です。不安や恐怖、疑念といった感情が細やかに描かれており、その一つひとつが読み手にも伝わってきます。そのため、ただ出来事を追うだけでなく、主人公と同じようにドキドキしながらページをめくることになりました。
全体を通して、人物描写と心理描写のバランスがとても良く、ミステリーとしての面白さだけでなく、物語に没入する楽しさも味わえる作品だと感じました。
Posted by ブクログ
ブク友さんの本棚登録でこの作品に一目惚れ。
ロス・モンゴメリ『ハレー彗星の館の殺人 老齢嬢探偵の事件簿』です。
表紙の密やかな館のイラストに存在感を放つハレー彗星の文字、あらすじには少年院帰りの主人公スティーヴンが嫌われ者の老齢嬢デシマと密室殺人事件に遭遇するとあり、めっちゃ読書欲をそそられるフレーズが踊っている!とあっては放っておけませんでした。
1910年のハレー彗星の夜が起因して密室殺人につながる設定にもわくわくするし、何よりイギリスで老齢嬢探偵なんて言われたらアガサ・クリスティーのミス・マープルが自然と思い起こされて、ミス・デシマはどんなおばあちゃんなんだろうとさらにわくわく(^^)
結果、私的にとても楽しめる作品でした。
作者は数々の受賞歴のある児童書作家で今作が初の小説とのことですが、残酷な殺人を描きつつも細々とユーモアあふれる小粋な雰囲気があります。老齢嬢ミス・デシマ、従僕スティーヴンと泣き虫メイドのテンペランスを加えた個性的な探偵チームの冒険劇のような味わいに、堅固な密室の謎、続く殺人事件…読みごたえバッチリ。
続編も期待出来そうなので、今から楽しみです。
Posted by ブクログ
海外ミステリーだが非常に読みやすく、本の表紙やタイトル、挿絵等細かい点もセンスがあり良き!
海外ミステリー苦手な方こそ読んで欲しい作品です。
主人公が老令嬢探偵と前科者の助手というあまりない組み合わせが斬新!
Posted by ブクログ
作品自体は素直な作品で普通に怪しい人が犯人だった、という感じ。
外国の名前を読みなれないので名前を覚えられずページを戻ったりもしたが楽しく読めた。
ただ、帯が最悪。誰が容疑者で誰が探偵役でと言うのは作者と読者が考えることで帯製作者の押し付けはいらない。帯製作者がどんでん返しにしただけで作風としてはストレートだと思う。本当に最悪な帯だった。
Posted by ブクログ
文の細部まで手が込んでいる感じがするせいか、読んでいて少し疲れた(読み応えがある)。個人的には、続きがすごく気になってページをめくる手が止まらない!……みたいな感じではなかった。むしろ読み疲れて眠たくなった……(^^; ハラハラしなかったからだろうか……? つまらないってわけではないけれど、期待したほどの面白さは感じなかったかな……
Posted by ブクログ
とても読みやすく展開も王道という感じで良かった。
実際にあったハレー彗星接近の騒動に絡めた舞台設定も面白い。
探偵役のデシマが登場までにとんでもない変わり者という印象付けが行われていたが、思ったほどではなかった。読者視点だからかもしれないが、変人度でいえばデシマを異常者扱いしていた一族の方が高いような気がした。とはいえ老齢嬢の探偵役は個人的にこれまであまり見たことがなかったので新鮮で面白かった。
スティーブンが指示を受けて行動するたびに何かに出くわして追跡という展開が複数回出てきたのは少しワンパターン気味に感じた。
犯人も途中から想像はついたのであまり意外性は無かったが、結末は納得できた。続編ではデシマとスティーブンが探偵事務所を開いていくらしいのでそっちの方が面白そうかもしれないと思った。
Posted by ブクログ
車いす探偵デシマと、前科有おばあちゃん子スティーブンがコンビで事件を解決するフーダニットミステリー。
登場人物が限られているので、読みやすかった
刺激は足りないけど、たまにはこういうのもいい。
Posted by ブクログ
ハレー彗星大接近の夜
孤島の館の主人が
誰に、なぜ、どのように
密室状態で殺されたのか…
ミステリーとしてはあまり
意外性や独創性を感じなかった。
謎の仕掛けとして
せっかくの迷路のように複雑な
館のつくりも十分に
活かされていなかったような…
少年院帰りの従僕と
偏屈な老女が事件をとおして
ぶつかりあいながらも
やがて友人として心をかよわせていく
人間ドラマとして読んだ。
100年前から
人が人を恨む理由に
何も変わりはないのだなー。
Posted by ブクログ
1910年、ハレー彗星が接近するその日に館で起きた密室殺人。クローズドサークルでフーダニット。コテコテで鉄板で王道ですね。直球ど真ん中。
内容としても結構オーソドックスな感じでそこがまた古き良きな感じで好みです。やりつくされた題材をどう料理するのか・・・?特別「目新しい!」という部分は感じられませんでしたが、それでもこの題材で勝負という気概は買いたい。
ただまあ・・モノマネ、はどうなんだろうな。年若いメイドが成人男性の真似で他人を騙せるレベル・・・ご都合主義すぎやしないだろうか?
メインキャラクターがなんだかんだそのままだし、次回作とか視野に入れてのラストなのかな。
あと館の見取り図で横からって初めてだw
Posted by ブクログ
海外の推理小説に登場する老令嬢って概ね厄介だけど、そこが良いよね。
だから毒舌で人使いの荒いデシマもわりと好き。
密室の書斎でクロスボウの矢が目に刺さった状態で死んでいた子爵。
誰がどうやって彼を殺したのか。
真相を知った瞬間は「なるほど」のひと言。
伏線の張り方が上手いなあと。
Posted by ブクログ
王道古典を踏襲したミステリー。児童書作家さんが書かれた文章なので、とてもスッキリと丁寧に書かれておりミステリー初心者におすすめできそう。
ミステリー好きの私にとっては少し物足りなかったかな。
Posted by ブクログ
私は洋書の独特の表現が苦手です。
ですが、この作品は洋物なのに読みやすい!
回りくどい表現もなければ登場人物を不可解な愛称で呼ぶこともなく、混乱もストレスもなく読むことができた。
こんなに読みやすい洋書は初めてで感動した。
作者がいいのだろうか?
それとも翻訳が上手なのだろうか?
冒頭にあった館の見取り図は難解複雑ですごくワクワクしたし、いわゆるワトソン役の主人公がホームズ役の老令嬢に振り回される様子はなかなか可哀想で面白かった。
ただ、大謎の解明が思ってたよりシンプルというか、あっさりで拍子抜け。国内作品の綿密に計算し尽くされた一文を期待していたので、正直物足りなかった。
ストーリーは良かったし、続編に繋がるような最後も爽やかで良かった。たぶん、キャラクターの関係性が構築された後の物語の方が面白いと思うから、続編があるならむしろそっちの方が面白いかもしれない。
あの人はモリアーティになるのだろうか。
Posted by ブクログ
ミス・デシマのキャラクターがいい。
時代設定が古いから、今では考えられない状況もあるけれど(それが読んでいて辛かったりする)、ミス・デシマのおかげで軽快に読めた。
Posted by ブクログ
老令嬢と召使いのバディものミステリー。第一次世界大戦前のイギリス、ハレー彗星、密室殺人と面白そうな要素に加え、角川のリリースに期待を膨らませてみたものの、読後感はふつう。期待値高くし過ぎた印象。
居丈高な老令嬢のキャラクターと、主人公である従僕との関係性が良かった。作者曰く続編がある予定らしいので、ふたりに会いたくなったら読んでみるかも。
Posted by ブクログ
海外作品は翻訳の具合で左右されがちだけど、とても分かりやすい文章だからサクサク読める。
デシマの口の悪さが最高にクールで笑いながら読んでた。好きなのよね、こういう探偵役。スティーブンの立ち回りも良かった、持ってくる情報が絶妙。
展開する毎に犯人像がはっきりしてくるタイプのミステリーだったからぼんやり想像していたが、予想外の結果に唖然とした。ハラハラドキドキできて、大変面白かった!続編があるらしい?ので出たらまた読むと思う。