村山美雪のレビュー一覧

  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    これほどのポテンシャルを持った本が、2020年の米での発刊から、2024年にならないと我が国で出ない現実。これがまず大問題。
    「幸いなことに、日本の学校関係者も、医療関係者も、トランスジェンダーの扱いについては比較的慎重である。臨床的にも、トランスジェンダーを訴える人が病院の外来を受診することは多いとは言えない。〜略〜大部分は男性であり、米国のような状況には至っていない。」(P332「解説」より)
    勿論、日本では比較にならないくらい少ないのであろうが、ホルモン摂取のハードルは格段に下がりつつある(私は限界精神界隈のウォッチが趣味)。専門家に対し野暮は百も承知だが、そんな危機感で大丈夫なのか心配

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    2024年10月02日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    不公正、抑圧への、抵抗。
    それ自身は、尊重されるべき。

    しかし、そうした行動は、社会的な生き物である人間が行う場合、複数名で行うことで、力と正統性を主張する場合が多い。
    その場合、正当な抵抗は、いずれ「運動」「活動」「政治」というものに、自然に変化する。
    最初は、損なわれたものを取り返すだけの正当な動き、主張であったものが、個としてはでなく、集団としての動きになり、「政治性」を帯びることで、行き過ぎた動きとなる。
    その動きには、どんどんと、自らの自己顕示欲を満たすことに重きを置く活動家が入り込み、correctness を求めための動きは、political なものに変質していく。
    よく目

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    2024年09月26日
  • ブリジャートン家短編集2 レディ・ホイッスルダウンからの招待状

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    ネタバレ

    レディホイッスルダウンの社交界新聞の記事を冒頭にして、第1巻と同じ作家たちが同じ日、同じイベントを軸に4組のカップルのロマンスを描いている。アンソロジーなので、4つの短編のどれにも主人公たちが交差し、すれ違い、言葉を交わす様子も楽しい。 最初の短編、ジュリア・クインの「ファースト・キス」が印象に残る。ロマンス小説王道の裕福で主人公をまどわせるほどの強引さを持つ男性ではなく、(もちろん見た目はハンサムだが)結婚持参金をあてにしなければならない男性を主人公としていて興味深い。

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    2024年09月13日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    ファッション化してしまっている部分があるよね。
    思春期の揺れ動く気持ちの受け皿として、トランスジェンダーが出現している。
    人と違う自分になりたいという感情は古今東西あったわけだが、昨今の多様性の尊重。そして、インフルエンサーという虚構じみた存在が身近になってしまった、現代特有の病のように感じられる。
    そんな生半可な気持ちで名乗るべきではない。本当にそうである人に対しての侮辱のようにも感じる。
    実際にリスクがある決断でもある。

    大前提として、多様性を認めることは大切なので、そこは否定しない。
    そして本書もそのスタンスは一貫している。よって、この本が差別的だ!!と騒ぐのは流石にナンセンスかな。

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    2024年08月18日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    ネタバレ

    噂の本読みました。トランスの考え方が、ジェンダー規範の押しつけでしかなくてびっくり。
    トランスを自認する人に対しては肯定医療が主流になっているって話も、もはや宗教。。トランス界隈の人たちがこの本の出版を阻もうとしたことでもお察しだけど。

    欧米、想像以上だった。その点まだ日本は理性的かなという感じがするけど(さすがキリスト教が根付かなかった極東の地である)、トランス活動家の声が大きくなればいずれ日本も…という怖さはある。すでに欧米で警戒されるようになった思春期ブロッカーを日本へ売り込む動きがあるそうだし。

    少子化少子化言われてる現代に、人間の生殖を真っ向に否定するような性自認という概念が根付

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    2024年05月25日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    アメリカのジャーナリスト、アビゲイル・シュライアーが、アメリカの十代の少女を取り巻くトランスジェンダー関連の状況についてレポートした本。ここでいうトランスジェンダー状況とは、ホルモン注射や外科手術も含む。トランスジェンダーとしてホルモン注射や外科手術を受けた少女や家庭へのインタビュー、インフルエンサー、医療業界、学校関連、トランスジェンダーとして生活している人々、それぞれにしっかりとインタビューしており、それだけでも、著者の並々ならぬ苦労がしのばれる。
    以下、箇条書きとなるが、感じたことなど。
    ・本書は十代の少女にどう向き合うかの方が主題だと思う。原題は「不可逆的なダメージ」であり、キャッチ―

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    2024年04月17日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    抗議が集まって一旦出版が取りやめられたことで話題になった本。思春期になって訴えられる性別違和についての診断は慎重にしましょう、取り返しのつかない処置は特に、という主張で、拍子抜けするほど穏当。カルトへの傾倒や、HPVワクチンによる症状と同様、思春期から青年前期の苦しみをどう受け止めるかが問われている。

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    2024年04月15日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    KADOKAWAを脅して一度は焚書に!
    次に産経新聞出版や全国の書店にテロ予告までして葬り去ろうとされた話題の本
    この本が出版されてそんなに都合が悪い人は誰なの?って考えてしまう
    全く差別本ではありません
    当事者への非難はありません
    社会を揺るがす悲劇を克明に綴り、社会の歪みに警鐘を鳴らすルポルタージュです
    米欧の少女達の中での"流行"がトンデモナイ事態に
    アメリカではジェンダーイデオロギーの浸透に「いじめ防止」というレトリックが使われたらしい
    しかもそれは(活動家にとって)上手く行き、学校が治外法権の洗脳場となったらしい(怖い)
    日本も対岸の火事ではない

    この本はトラン

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    2024年04月14日
  • トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇

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    本書の刊行に関する政治的なゴタゴタはともかく、帯にあるとおりヘイト本ではなかった。むしろ、都市化による個人の孤独化やSNSによる子供への精神的な影響、実体を無視して暴走する観念、ネット上でカルト化する人権運動、資本主義経済が倫理を踏み潰して暴れている様などが読み取れるアメリカ現代社会の病理を描いたルポとして非常に興味深い内容だった。トランスジェンダリズムの流行とは現代社会の問題点が集約された社会現象だったのだなと改めて思わされた。

    現在アメリカで「トランスジェンダー」を自認する人の多くが、かつて性同一性障害と診断されてきた人々とは違って、思春期に突然性別違和を感じはじめた少女たちだと言う。本

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    2024年04月11日
  • メイドの秘密とホテルの死体

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    わ、ワァ〜〜〜!ってなった…最後の方…
    途中からまで本当あらゆるものにムカつきまくってたんだけど、ラストに向かってモヤっとしていたところを彼女らしくキチンと並べ直してくれたところで、普通のミステリーとはちがうなあと思った とても面白かった

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    2024年02月25日
  • ブリジャートン家1 恋のたくらみは公爵と

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    Netflixのドラマを観て、原作を読みました。ページ数の割にサクサク読めて楽しめました。
    ドラマで風習などいくつか??点があったのですが、原作で補えました。もう一度ドラマを見返して観ようと思います♪

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    2023年03月15日
  • 新しい時代への歌

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    ライブで音楽を聴きたくなる話。観客をいれたライブが規制されたテロと感染症後の世界が描かれます。音楽を聴いて歓声をあげることが遠くなってしまった現在のようでした。音楽って楽しいなと感じさせます。

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    2022年04月03日
  • 血の葬送曲

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    欧米作家が「鉄のカーテンの向こう側」を描いたミステリ(杉江松恋解説)であり、当方としてはM・C・クルーズ以来である。(『チャイルド44』は未読。)欧米のハードボイルド小説がいかに困難な状況を克服したかというストーリーを語ろうとも、共産主義独裁政権の恐怖政治下においては甘い話にしか感じなくなるほど、主人公の刑事と仲間たちの捜査活動は極度に制限され、心体両面でも苛酷な立場に追い込まれていく。かほどに悲惨な世界でも音楽は美しく奏でられているのだが、それすらやがて凄惨な地獄絵図に彩られていくのだった。

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    2021年08月06日
  • ブリジャートン家1 恋のたくらみは公爵と

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    Netflix で知って原作を読みました。二人の恋心がよく伝わってきて胸をときめかせながら読むことができました。

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    2021年06月27日
  • ブリジャートン家3 もう一度だけ円舞曲を

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    めっちゃシンデレラじゃんって思ったらシンデレラをモチーフに描かれた作品だった。
    今回は次男ベネディクトのストーリーだったけど何回かうるうるきてしまった…
    階級制度って本当なんというか…
    現代に生まれてよかったと思わずにいられない

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    2021年04月13日
  • レディ・オリヴィアの秘密の恋

    購入済み

    意外性があって良かった

    ロシアが絡むのでかなりシリアスになるのかと思いきや、途中で爆笑するような意外なエピソードが出てきて、シリアスちょっぴり、ロマンスありのこの作家さんらしい作品でした。

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    2021年03月03日
  • ブリジャートン家1 恋のたくらみは公爵と

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    Netflixで見てすぐ原作読みたい!と思って待ってました〜!!!
    オースティンっぽいと思ってたけどこっちの方が軽くて笑える所が多い。
    先にドラマ見たからキャラクターがもう浮かんでしまうけど妹も他の家族も原作には全然出てこないのね。
    これじゃあレディホイッスルダウンが誰かはわからないなw

    サイモンとダフネは原作でもめっちゃいい〜!!!
    アンソニーも推せるけど彼の恋物語は次?
    とにかく早く続きが読みたい!

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    2021年02月13日
  • ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

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    老婦人が探偵役なのが面白かった。ただ座って話を聞きながら事件を解決するのではなく自分自身も事件現場に出向いたり容疑者と話したりするアクティブおばあちゃんだった。

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    2026年07月22日
  • ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

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    19世紀のイギリスを舞台にしたアガサ・クリスティリスペクト的な世界観で読みやすく、続きが気になってしまって一気に読んで楽しめました。


    ハレー彗星が近付くことで毒ガスが発生する!と屋敷に主が館中を閉鎖してしまう。扉には板を打ち付け、鍵穴には蝋を流し込んで完璧な密室の中で主は殺された…
    遺産相続、満潮になると孤島になる館、怪しげな素振りの容疑者たち…

    と古典ミステリ要素がふんだんに散りばめられていて良かったです。主人公も素直で道徳があって読んでて気持ち良かった。好感度が高すぎる。
    探偵役がいじわる婆さんってのが珍しくて良かったですね。最初の方はあんまり探偵っぼくなくて、主人公とメイドに割と簡

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    2026年07月19日
  • ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

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    老令嬢探偵、書店のポップで目を惹かれました。少年院帰りのおばあちゃんっ子スティーブンと一族の鼻つまみ者毒舌ミス・デシマ。祖母と孫、的なこのコンビにそれだけで応援したくなりました。

    ストーリーとしてはフーダニットミステリーなんですが、設定が良い。舞台が良い。1910年ハレー彗星が地球に再接近する夜、古い洋館、満潮時には孤立する土地で起きる事件。毒舌ミス・デシマは科学者として時に冷静に時に感情的にスティーブンをこき使いながら事件の謎に迫ります。スティーブンがいい子なのでね…なんのかんのミス・デシマの面倒をうまいことみているのが良い差し味だったと思いました。ミス・デシマも少しずつ丸くなっていきます

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    2026年07月05日