畑野智美のレビュー一覧

  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

    Posted by ブクログ

    一作目の方が面白かった気がする。
    でも、悩みながらも進む人もいれば諦めて違う道を行く人もいる。
    一作目よりも深いのかも。

    0
    2016年04月18日
  • 南部芸能事務所

    Posted by ブクログ

    この作者の本は2冊しか読んだことないけど、2冊ともなかなか良かったので、新刊が出たのを買ってみた。
    弱小の芸能事務所に所属する芸人さんとそのファンの境遇を綴った短編が8つ。
    成功は一夜にして訪れることもある一方、そうした幸運は一握りの人にしかやって来ず、その他大勢にはいつまで経っても売れない立場だけが残される。
    売れなければ、芸人というより寧ろフリーターと言ったほうが相応しい生活の中で、必ずしも積極的に選んだとも言えない世界でズルズルと歳月を重ねる様がこれでもかと描かれる。
    最初の話の新城くんの芸人を志した動機がイマイチ薄かったり、何かしら浮世離れをした世界を舞台にしたこともあって、なんだかいつもよりは作り話めいた話になったところはあるように思うが、それでも、この作者、至るところでの日常のグダグダ感を描くのがやっぱり巧い。
    人生って、何かしらのその時々の曲がり角を曲がった結果の今の立ち位置なんだろうけど、私らが育った時代は、普通に努力していれば、どちらに角を曲がろうとも、それなりに自分の努力がそのまま成果に反映された時代だったように思える。
    保子師匠が生きてきた時代も凄まじいものがあるけれど、それでも夢があったという時代からすれば、今の若い人たちは努力をしてもそれが報われるとも限らない時代に生まれたという点では自分ではどうしようもなかった大きな曲がり角を最初に曲がって生まれてきたように思え、この本の登場人物のように、そうした世の中にあって、更にその下層に近いところにあって、もがき苦しみながら生きることは切なく哀しいなぁ…と思わせる。
    これからというところでお話は終わり、帯に『シリーズ第1弾!』と書いてあるので続きがあるのだろう。そう言われれば、今回は登場人物の人となり紹介だったような感じも。というわけで続編にも期待。

    0
    2016年03月26日
  • 海の見える街

    Posted by ブクログ

    誰かと出会うことで変わる。
    誰かと出会ったから変わる。
    誰かと出会うために変わる。
    誰かのために変わる。

    0
    2023年06月14日
  • 夏のバスプール

    Posted by ブクログ

    畑野智美は良い、と言われて三冊目。

    線が細くて、なんだか軽い主人公涼太は『国道沿いのファミレス』を彷彿とさせる。
    不登校になった富君、かつてリトルリーグでイジメたらしい西澤、自分によく似た風貌を持つ3.11の震災被害者久野ちゃんなどなど。
    いろんな意味で、ややこしい登場人物ばかりなのに、話がシリアスになり過ぎないのは主人公の軽さだな。

    自分に関係のあるテリトリーと、そうではないテリトリーを見極めていく涼太の目は、時に熱く、時に残酷なほどキッパリとしている。
    ただ、一部の大切だけに、純粋で真っ直ぐな想いを貫く姿勢に、いわゆる青春小説とはチガウ味がした。

    涼太のテリトリーに入らなかったアレコレは、もちろんどうにもならないし、描かれもしない。
    けれど、それはそれで、まあそういうもんか、というザックリした構成の切り落としを受容させてくれる。

    ストーリーとしてすっきりまとまらなくっても、思うがままに生の感情のまま動いてくれよ!と願う人にはうってつけだと思う。

    0
    2015年05月24日
  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    畑野作品には女にだらしない男がよくでてくる、ような気がする。女関係や主人公のろくでもなさが遠慮ない。
    親友カップルはとても素敵なだけに、主人公の女周りはどれも後味悪く(ハッピーエンドだった相手もあまり好きにはなれない……)、印象としてはあんまり良くはないのだけれど、それでも最後まで読んでしまったのは、やっぱり面白かったからだ。
    この作品がデビュー作で、既に独特の毒があり、最近の作品の方がよりこなれていて読みやすい感じはするけれど、青春群像劇が得意な作家さんだな、と感じる。

    0
    2014年09月20日
  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ

    淡々とした語り口で人間関係を描く。主人公の年齢設定が同年代だったことから気になって購入。
    見に覚えのない異性関係で左遷されたりなんだりと、設定自体に共感する要素は無いが、感情の動きには共感した。読んでてくらくらするような展開もあるけれど、全体に感情の起伏が上手く表現されているなぁという印象がありました。

    0
    2014年09月15日
  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ

    どことなく冷めた文章と、序盤の風景やファミレスの描写にひかれたので購入。
    最初の方のファミレス事情とか会社の厳しさとか読んでて面白かったんだけど、登場人物にあまり共感できなかった。
    それぞれの登場人物にエピソードがあるのはいいんだけど、どうも淡々としてて浅いという印象。

    0
    2014年09月07日