畑野智美のレビュー一覧

  • タイムマシンでは、行けない明日

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    人生に竿さすのが丹羽、人生に流されるのが平沼。童貞君の思い上がりと言えなくもないけど、文明進歩への警鐘は私も考える。その先(地球滅亡後)の種の保存は誰が考えるべきか?

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    2018年02月28日
  • 運転、見合わせ中

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    ローカル線で朝の通勤ラッシュで電車が止まってしまう。
    そこを起点に、恋が始まる大学生、バイトの人間関を見つめなおすフリーター、今後の人生設計を考え直すデザイナーなど、6人の視点でそれぞれ人生の岐路を迎えることに。

    総じて面白かったけど、最後各パートの接点が電車が止まることだけでなく、もっと色々織り交ざった展開になればよかったなと思う。

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    2017年10月05日
  • 運転、見合わせ中

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    ある日の積み重ねが日常を作り、人生を作っていく。切り取れば物語のような一瞬なんて、たぶん誰だって探せばあるもの
    「頭で考えなくても、そのうちに決められる時はくる。別に完璧じゃなくていいんだぞ」

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    2017年07月25日
  • 夏のバスプール

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    世界は今年で終わるー。終末がまことしやかに囁かれている2012年の夏を舞台に、甘くて痛い高校生の友情と恋愛を描く青春小説。
    『青春のいじわる』(by菊池桃子)という歌があったが、10代の頃の人間関係は何とももどかしい。何でも出来る可能性はあるが何もうまくできない。青い空さえ自分を裏切る存在に感じる孤独感。青春時代は面倒だ。その感覚を「妄想はできても想像ができない」と表現した畑野さんの巧さに感服。

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    2017年07月02日
  • 運転、見合わせ中

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    あらすじ(背表紙より)
    朝のラッシュ時に電車が緊急停止。授業に向かおうとしていた大学生、バイトに遅刻しそうなフリーター、トイレに行きたくなったデザイナー、恋人の部屋から会社に向うOL、自宅から出られなかった引きこもり、駅のホームで女性駅員は…アクシデントに遭った六人の男女それぞれの物語。仕事に恋に、止まっていた心が再び動き出す。人生応援小説!

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    2017年05月09日
  • 感情8号線

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    まわり回ってハッピーエンドだったら、印象に残らない作品だったかもしれない。複雑な人間模様、そしてままならない恋愛感情。面白く、印象深い作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    荻窪で暮らす劇団員の真希はバイト仲間に片想い中。彼には彼女がいるのに想いを断ち切れない。八幡山で同棲中の絵梨は彼に暴力を振るわれているが、今の生活を手放せない。二子玉川の高級マンションに住む専業主婦の芙美は夫の不倫に苦しんでいる。同じ道沿いに暮らしているのに、恋愛も悩みも人生もみんな違っていて…。幸せへ遠回りしてしまう女性たちの六つの物語。

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    2017年02月03日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

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    一作目の方が面白かった気がする。
    でも、悩みながらも進む人もいれば諦めて違う道を行く人もいる。
    一作目よりも深いのかも。

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    2016年04月18日
  • 南部芸能事務所

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    この作者の本は2冊しか読んだことないけど、2冊ともなかなか良かったので、新刊が出たのを買ってみた。
    弱小の芸能事務所に所属する芸人さんとそのファンの境遇を綴った短編が8つ。
    成功は一夜にして訪れることもある一方、そうした幸運は一握りの人にしかやって来ず、その他大勢にはいつまで経っても売れない立場だけが残される。
    売れなければ、芸人というより寧ろフリーターと言ったほうが相応しい生活の中で、必ずしも積極的に選んだとも言えない世界でズルズルと歳月を重ねる様がこれでもかと描かれる。
    最初の話の新城くんの芸人を志した動機がイマイチ薄かったり、何かしら浮世離れをした世界を舞台にしたこともあって、なんだかいつもよりは作り話めいた話になったところはあるように思うが、それでも、この作者、至るところでの日常のグダグダ感を描くのがやっぱり巧い。
    人生って、何かしらのその時々の曲がり角を曲がった結果の今の立ち位置なんだろうけど、私らが育った時代は、普通に努力していれば、どちらに角を曲がろうとも、それなりに自分の努力がそのまま成果に反映された時代だったように思える。
    保子師匠が生きてきた時代も凄まじいものがあるけれど、それでも夢があったという時代からすれば、今の若い人たちは努力をしてもそれが報われるとも限らない時代に生まれたという点では自分ではどうしようもなかった大きな曲がり角を最初に曲がって生まれてきたように思え、この本の登場人物のように、そうした世の中にあって、更にその下層に近いところにあって、もがき苦しみながら生きることは切なく哀しいなぁ…と思わせる。
    これからというところでお話は終わり、帯に『シリーズ第1弾!』と書いてあるので続きがあるのだろう。そう言われれば、今回は登場人物の人となり紹介だったような感じも。というわけで続編にも期待。

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    2016年03月26日
  • 海の見える街

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    誰かと出会うことで変わる。
    誰かと出会ったから変わる。
    誰かと出会うために変わる。
    誰かのために変わる。

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    2023年06月14日
  • 夏のバスプール

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    畑野智美は良い、と言われて三冊目。

    線が細くて、なんだか軽い主人公涼太は『国道沿いのファミレス』を彷彿とさせる。
    不登校になった富君、かつてリトルリーグでイジメたらしい西澤、自分によく似た風貌を持つ3.11の震災被害者久野ちゃんなどなど。
    いろんな意味で、ややこしい登場人物ばかりなのに、話がシリアスになり過ぎないのは主人公の軽さだな。

    自分に関係のあるテリトリーと、そうではないテリトリーを見極めていく涼太の目は、時に熱く、時に残酷なほどキッパリとしている。
    ただ、一部の大切だけに、純粋で真っ直ぐな想いを貫く姿勢に、いわゆる青春小説とはチガウ味がした。

    涼太のテリトリーに入らなかったアレコレは、もちろんどうにもならないし、描かれもしない。
    けれど、それはそれで、まあそういうもんか、というザックリした構成の切り落としを受容させてくれる。

    ストーリーとしてすっきりまとまらなくっても、思うがままに生の感情のまま動いてくれよ!と願う人にはうってつけだと思う。

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    2015年05月24日
  • 国道沿いのファミレス

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    ネタバレ

    畑野作品には女にだらしない男がよくでてくる、ような気がする。女関係や主人公のろくでもなさが遠慮ない。
    親友カップルはとても素敵なだけに、主人公の女周りはどれも後味悪く(ハッピーエンドだった相手もあまり好きにはなれない……)、印象としてはあんまり良くはないのだけれど、それでも最後まで読んでしまったのは、やっぱり面白かったからだ。
    この作品がデビュー作で、既に独特の毒があり、最近の作品の方がよりこなれていて読みやすい感じはするけれど、青春群像劇が得意な作家さんだな、と感じる。

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    2014年09月20日
  • 国道沿いのファミレス

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    淡々とした語り口で人間関係を描く。主人公の年齢設定が同年代だったことから気になって購入。
    見に覚えのない異性関係で左遷されたりなんだりと、設定自体に共感する要素は無いが、感情の動きには共感した。読んでてくらくらするような展開もあるけれど、全体に感情の起伏が上手く表現されているなぁという印象がありました。

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    2014年09月15日
  • 国道沿いのファミレス

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    どことなく冷めた文章と、序盤の風景やファミレスの描写にひかれたので購入。
    最初の方のファミレス事情とか会社の厳しさとか読んでて面白かったんだけど、登場人物にあまり共感できなかった。
    それぞれの登場人物にエピソードがあるのはいいんだけど、どうも淡々としてて浅いという印象。

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    2014年09月07日