元ハルヒラ先生の『マウリと竜』に近い、幻想的な要素が色濃いBL
画が割と濃い目なのだが、ストーリーは割と薄味でサッパリしているので、これもまた、初心者には読みやすかもしれない
肉体描写も入っているには入っているが、体の重ね合いより、心の重なり合いに主軸を置いているように感じた
【碧き風の詩(うた)】
...続きを読む→賛否両論はあるだろうが、自分の肉体の一部を相手に与えるのも、至上の域に置いていい「愛」と私は思う
【海底まで】→信条を剥き出しにしたぶつかり合いの中でこそ、育まれる情もある
【きつねのうどん】→餅屋は餅屋よろしく、油揚げにはちょっとうるさい狐が愛情をこめて作る、きつねうどんがマズい訳もない
【燕丸】→永劫、共にいる事を誓ったからこそ、死よりも愛を選べる、これもまた紛いなき心の強さか
【龍の秘薬】→個人的に、この巻でもっとも好む話。ガッツリと挿入れてるシーンがあって、興奮を煽る点も理由であるが、龍がイケメンなオッサンってのは中々にツボ。世の中、ビックリするような事の真相は、案外、呆気ないもんです
オマケ漫画の癒し分が高いのも嬉しい
次回作は、これと同じ和テイストか、逆に狼男や吸血鬼がメインになる洋テイストのBLが読みたいトコ