【感想・ネタバレ】九十九のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2016年12月02日

いや、正にグッと来た。文句なしで五つ星。もし、評価が星表記でなく、点数表記なら、間違いなく、90点台だ
琥狗ハヤテ先生のストーリーは、マヂに私好みでありがたい
ここで書く感想の表現として適切なのかは自信ないけど、端的に良さを語るなら、「ヌける」だろう
全体的に、くどすぎない、けばすぎない、それでいて...続きを読む、しっかり自己主張をしてくる妖艶さが漂っており、胸が苦しくなる
ノンケの男性でも、興奮云々は抜きにして、一種の恋愛漫画として没頭して読めるだけの質が確かにあるな、と私は感じた
そんな正道なラブストーリーを支えているのが、絵柄だろう。エロさの半分以上を、この濃いめの絵が生んでいる、と言っても過言じゃない
線は割かし細めに引かれているのに、脆さを感じず、弾力性がある。その軟らかい絵柄が、ストーリーの起承転結に弾みをつけており、読みやすさが増している
ストーリーの基軸は、ファンタジーだ。ヒトと九十九神の種族の差を何ら気にしない、正統派の両想い系。
ジャンルこそ違うが、浜田よしかづ先生の『つぐもも』の友情面に胸が熱くなる人は、こちらの甘い空気も受け入れられるんじゃないかな
どれもエロさと清純さのバランスが、よく取れており、甲乙は付けがたい。恋愛の要素に濃淡はあるにしても、基本的にはハッピーエンドで終わっている。個人的な好みでなく、作品としての完成度で選ぶのであれば、前後編の「それでもいいの」だ。タイトルの九十九からは、やや逸れている内容ではあったが、主人公のナジャが、自分の異能から生じる苦しみを受け入れ、自分のキモチから逃げなかった点は涙ぐみそうになる
この台詞を引用に選んだのは、ナジャの背を押してくれたものなので。人が強くなるには、まず、自分の中にある「弱さ」を知らねばならない。ちょっとした事でブレてしまう、自分の迷いやすい点を認めてこそ、不動心は得られる。揺らいでこそ、悩んでこその人。自分との対話の末に得た答えは、正に人生の中で価値あるモノになる

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年03月14日

民族ちっくな衣装がたまらん…!!しかも半獣とか。お箸の話、もっとじっくり読みたい…っ。三つ巴と思わせといて…憎い演出だな~

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購入済み

モノに宿るもの

2020年10月04日

前半は九十九(付喪)神を題材にした短編。簡潔、明瞭さは中高生の古文問題を連想させる。
後半はデバイス題材の短編と前後編のシャーマンの話。

お伽話の雰囲気と余韻、予想外なモノの擬人化を多くの方に楽しんでもらいたい一冊。モノの擬人化をもっと見てみたいと思った。お箸のストーリーが切なく温かく、良か...続きを読むった。

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