あらすじ
時は戦国。荒野で生まれた哀しき物の怪は、通りかかった精悍な武将・十條寺の徳の高さに心打たれ、ネコミミ武将・菊三に姿を変えた。お館さまへの忠義を果たすべく、忠臣たちと日々奮闘する菊三。しかし、平穏に見えた十條寺領だったが、その豊饒な地を狙う隣国・堀田との戦がついに始まり――!? 大人気戦国絵巻、堂々完結!
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匿名
かわいいばかりの菊三と、ふわふわ癒し系かと思いきや、しんどい展開、、、、
でもやっぱりハッピーエンドでなによりです!!!
何度読んでも泣いちゃう
つらい展開もかなりあって、涙なしでは読めません。
でも無事ハッピーエンドを迎えてくれて安心しました!
菊三が本当にいとしくて癒される存在でした。ありがとう!
Posted by ブクログ
とうとう最終巻!10年かかったストーリーもついに大団円です。うるっとさせられてしまいました…!
今回は戦国ものとしてスルーできない戦の場面がメインでした。平穏な十條寺領に隣国の堀田が攻め込んでくるところから始まります。七尾と四埜の続き。
この二人の関係もすごく好きです。
戦で命を奪うこと、奪われることに恐れを抱きながらも果敢に敵に立ち向かっていけるのは、背中を預けられる信頼する相手がいるからこそなんですね。
四埜にとって、それはお館さまに対する愛とはまた質の異なる愛なんだなと。
ギリギリの状況での激愛に萌えました。
いかにも貫禄があって漢なお館さまと、かわいいもふもふの菊三の取り合わせはいつ見ても微笑ましいです!おにぎりの話にもキュンキュン!
でも、今回は戦いに命をかける仲間たちを思って心配する菊三に胸が痛みました。
しかもそこから籠城して兵糧攻めにあってしまうという流れで、ハラハラドキドキ…
誰か命を落とすんじゃないかと心配で。
攻め込まれ、やはり責任とって自害なのかという切羽詰ったそんな状況下でも、お館さまは菊三のことをきちんと思いやっているのです。
…泣きました。
わかってたけど。戦国時代だし…!
でも、この後すごくいい展開が待っていました!いろいろ納得できました。
もののけ、という存在の奥深さを感じました。かわいいだけじゃないです、感動しました。
これで終わりにしないでほしいです。また菊三の姿を見たいです。そして、もっと先に続くいろんなエピソード読みたいですね。
Posted by ブクログ
日常マンガとして長く続けることも出来そうな設定なのに、ちゃんときっちり終わらせた。菊造の生まれ、成長、そして開花をこんなにしっかり描くとは思わなかった。可愛いだけじゃなくて、武士の世界がきちんと描かれているからこそ、日常のギャグパートが生きるんだなぁ。今まで読んだマンガの枠に留まらない、でも良質な世界を楽しませてもらった。