琥狗ハヤテのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
西部劇大好きで、その生死をわけるようなワイルドな男の生き様に萌えを感じていた者にとっては待望の物語でした。
この方は時代物でも相当な画力で上手いなあと思っていましたが、ウエスタンも問題無くいけるんですね。背景、人物がBLとは思えないくらい達者。馬などの動物も上手いのは知ってましたが、洋物ではさらに素敵です。動を中心とした見せ場が的確で思わずのめり込んで読んでしまいました。
ストーリーも今まで西部劇の映画を観ていてモヤっと妄想していたのがちゃんと理想通りに描かれていて、さらに萌えた。
荒野で死にかけていた保安官のフランは、インディアンのトトに命を救われます。敵対する関係であり、言葉も通じない二 -
Posted by ブクログ
マジカワ!
雑誌で4コマのみちょこちょこ読んでたけど、めちゃ可愛なだけだと思い込んでいました。
コミックスは、4コマの「もののふっ!」とストーリーもの「武士」交互に構成されていて、思っていた以上に読み応えがありました。
4コマが、かわいくて萌え萌えなんです。菊三がお館さまのために一生懸命がんばってる姿を見るとうるうるします。お館さまも包容力あってやさしくてすてきです。で、もふもふ菊三にメロメロなお館さまにかげから突っ込む九鬼に爆笑。
設定もしっかりしていて、どの登場人物それぞれに個性がしっかりあって、4コマながら面白さ充分。時代物描きなれているかんじで巧いです。
それが、もっとシリアスに生 -
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Posted by ブクログ
初めて読む作家さんの作品だったので、まだ未知なところもあり、星4つ。
絵も上手く、ペンタッチがきれい。動きのある絵が特に上手い。
3つの短編が入っています。893好きな私も気に入った、タイトルにもなっている「情人」イロと読みます。これはさらに小編の4話構成になってます。
金に困って、はした金でヤクザの若頭?幹部?の栗原を襲撃するのですが、逆に捕らわれ、体を奪われ、イロにされたアオイ。でも、お互い、躰に馴染むにつれ、心も馴染むようになって…という話。ありがちではあるけれど、なんかすごく心を鷲づかみされて、印象に残りました。
セリフのひとつひとつにあふれる心情が痛く、せつなく胸にせまってきたからか