中山七里のレビュー一覧

  • スタート!

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    この小説はミステリーではない。映画に己の全てを捧げてきた者のか哀歌である。
    鬼気迫る映画の撮影現場の緊張感。そこにはテレビ界でどれだけ視聴率を取ってきたかは関係ない。あるのは、映画を観る者が心を揺さぶられるか否かだけ。
    久々に大スクリーンの映画を観たいと思わせてくれた。

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    2023年12月24日
  • 銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2

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    この後の話を知っているので、コンビがここまでというのは大分寂しい感じ。
    オレオレ詐欺の犯罪に加担した息子のカタを取ろうとする父親の話とか切ないな、と思う。
    それにしても脱税とはなかなかやはり亀の甲より年の劫って感じだなとニヤリってなりました。

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    2023年12月17日
  • 翼がなくても

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    陸上選手ってほんまに走るの好きなんや。
    走るの好きってのが共感できなさすぎて、ただ足速く生まれたからやってるんやと思ってた。ごめんな。
    アスリートに限らず、やりたいことができないのってめっちゃストレス溜まるよな。

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    2023年12月15日
  • 逃亡刑事

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    順番を間違えたか、「越境刑事」の次に読んだ作品。相変わらずの!?型破り。二転三転があったのは面白かったけど、その分紙幅の都合か、いわゆる「回収」部が少し雑だった気が。本部長の関与もわからず終い。ファンも読み慣れてくると「期待」だけは高めてくるから作家さんも大変だ。

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    2023年12月13日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    まず、静おばあちゃんは“おばあちゃん”なんていうかわいらしい人物ではない…ものすごく裁判官だ。そして要介護探偵さんは口調や振る舞いがものすごく地主っぽくて、ザという感じがして笑えた。

    事件の真相も面白くてよかった。(特に認知症のおじいちゃんを助ける話が良い)

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    2023年12月07日
  • 笑え、シャイロック

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    中山七里先生らしい、骨太の文体でした。
    普通の会話文には絶対に出てこない単語も面白く、銀行員と一括りに出来ない組織である事を知れて楽しかったです。

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    2023年12月05日
  • 月光のスティグマ(新潮文庫)

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    3.11くらいまでは面白くよめたがその後の展開がこれじゃない感がすごい。何が書きたかったのかよく分からん展開だった。すごく面白そうな展開だったのに残念。

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    2023年11月29日
  • 総理にされた男

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    政治や法律の事はよくわからないが、知識がなくても楽しめた。
    現実にはありえない急展開や事件、最後はそうくるんだ!と、小説ならではの引き込まれる作品でした。

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    2023年11月26日
  • 帝都地下迷宮

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    最後の終わり方は良かったです。
    しかし、後半の展開がとても急で、何とも無理矢理感?一定のページ数に押さえ込もうとした感がありました。
    それでも中盤までの基礎固め、逃亡の流れはとても読みごたえがあり、全体的にみれば面白かったです。

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    2023年11月23日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    ネタバレ

    以前読んだ作品の続編、前作では気持ちよく
    騙された気分があるが・・・詳細忘れている
    また借りれるw
    この作品は二人の探偵が協力もヒント提供も
    なく別々に真相に到るのだが、解決する為に
    は若い(70才台)玄太郎のムチャクチャな行
    動が必要だったのかもしれない(´・ω・`)

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    2023年11月19日
  • 騒がしい楽園

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    前作では田舎の幼稚園の新任熱血教員が主人公でした。今作では前作主人公の同僚だった「冷静さ」が売りの神尾舞子が主人公になります。
    田舎から都内住宅街へ舞台は移り、そこには近隣住民からの「園児の声が騒音だ」という苦情や待機児童問題など、前の職場とは異なるものの課題が山積しています。
    舞子のように「正論で」渡り合うことができるのであればラクな部分もあるのでしょうが、実際にはそうはいかないことが多いからこそ、読んでいて一種の爽快感があるのだと思います。

    ただ、園児が殺害されるという事件については、自分の子どもがちょうど同年代ということもあるのでしょうが、受け入れることができませんでした。前作でも「園児の死」が幼稚園のトラブルの一つとして描かれていましたが、アレは20年ほど前の話でした。今作では「リアル」な事件として起こったことで、読んでいて感じる圧迫感が違います。一連の事件の動機や解決に至る道筋については違和感はなく、ミステリ作品としては面白く読める作品だと思います。

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    2023年11月16日
  • 越境刑事

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    拷問に次ぐ拷問、そして心をへし折る陵辱。なぜここまで描くのかと疑問は感じなかったけれど、痛めつける相手は冴子なだけに公安部も徹底せざるを得ないのか。
    爆破でもしない限り囚人の脱出は不可能だろうと考えていたら、答え合わせは見事に一致。
    今後、冴子の人生においてトラウマになるのは間違いないであろう。

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    2023年11月14日
  • 笑え、シャイロック

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    中山七里版の半沢直樹。
    ミステリ要素は少なく、犯人も比較的早い段階で想像はついた。

    まず誰もが驚くのが序盤の急展開だ。渉外部の「シャイロック」こと山賀のキャラクターを、中山七里ファンであれば他シリーズの毒島と重ね合わせながら読んでいたのではないか。ところが何と…。(ネタバレなので書きません)
    序盤以降は山賀の薫陶を受けた結城が回収マンとして成長し活躍するのだが、その解決方法が意表をついたもので、銀行員としての割り切り方も一種痛快だ。

    全編を通して「不良債権は今の銀行の最上階にいる奴らがひたすら先送りしてきたせいだ」という持論を展開していたのも中山七里らしい。
    また、債務者の一人として「嗤う淑女」シリーズで出た新興宗教が登場するなど、キャラクターがシリーズを跨いで出てくるあたりは彼の作品では定番になっており、ファンならニヤリとするとこだろう。

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    2023年11月08日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    中山七里さんの幼稚園シリーズ第二弾
    第一弾ほどのインパクトはなかった。
    最後に園児から教わるシーンは、ちょっと泣けてきた。

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    2023年11月02日
  • 静おばあちゃんと要介護探偵

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    80歳の靜おばあちゃんと車椅子の70歳の玄太郎じいさんが、事件に巻き込まれ、二人で解決に導く。
    元裁判官で冷静に自分を律することをできる熱い正義感能力持主と身体は不自由だが、愛知経済界の重鎮で、驚異的なバイタリティーとメンタルの持主。二人が独自にそして連携して事件を解決する様は、水と油の様でありながら、独特なハーモニーを奏でている。
    こんなに素敵で、周囲から必要とされる元気な高齢者は、長く活躍して欲しい。

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    2023年10月22日
  • 静おばあちゃんにおまかせ

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    靜おばあちゃん、カッコイイね。
    法律家志望の円さんは、靜おばあちゃんの様なぶれない芯と考え方の柔軟さを受け継いで成長して欲しい。
    最後のどんでん返しは、必要なの?
    何かと繋がっているのか知らん。

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    2023年10月15日
  • TAS 特別師弟捜査員

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    設定が現実的ではないのにもかかわらず、物語の世界に入れました。TASって何の略だろうと何かの伏線と思いきや、表紙に書いてありました。

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    2023年10月12日
  • セイレーンの懺悔

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    ネタバレ

    マスコミがマスゴミたる所以がよく分かる。報道の内外の闇が恐ろしかった。平気で誤報をして責任はろくに取らず。相手の気持ちは考えずにどんどん傷を抉るようなことばかりして、それでいて報道の自由だ、世間に伝える責任がとか言っていて、タチの悪いことこの上なし。報道だけは仕事にできないななんて思った。
    父親が犯人で、母親も一枚噛んでるだろうなまでは予想できたが、(そんなつもりではなかったにせよ)母親が黒幕だったのは辛いな〜。ろくな男と結婚できないと大変なことにになるな…
    主人公の朝倉さんは、あの歳の女性としてリアルで、共感できる部分もあるのは良かったが、中山作品の登場人物としては少々おつむ弱めな感じが否めなかったな〜。

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    2023年10月08日
  • スタート!

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    映画人のプライドや気合いには尊敬を覚える、がそれをそれとして是正しようとしないのは、元ブラック企業で働いていた身としてはどうにも。だから殺人という歪みが起こるんだと思う。映画の内容を見ていないからわからないけど、そこまでの価値を見出せなかった。現実の世界では殺人でもなく、単なる予算削減やテレビ化でもなく、やり方を見つけ出してほしい。と、懐疑的な気持ちだったので⭐︎2だったけどここまで書いて、単にプライドがあるからいいんだ!の向こう側を伝えたくて書いてるとしたら、と思い直して1つ足した。

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    2023年09月18日
  • 闘う君の唄を

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    淡々とした文体のなかに、難しい単語が混じっていて読みやすいながらに勉強になる言い回しが多い。
    ストーリーも楽しい内容ではないものの、つらいながらに共感する部分が多く、私だったらどうするだろうかと考えながら読んでいた。ここまで使命感に燃えながらも厳しい人生、どうか幸せなことがあってほしい

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    2023年09月18日