中山七里のレビュー一覧

  • 騒がしい楽園

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    前作「闘う君の唄を」のサブキャラクターであった舞子と池波が主人公となり東京の幼稚園に異動してからの物語

    前作は幼稚園での生活を通して先生、保護者や園児などの人間模様に焦点が当てられていたが今作はどちらかと言うと事件に重きを置かれている
    そのような事情で前作より内容はダーク

    合理主義者で鉄面皮のような舞子でもやはり人の子
    あーいう人間臭さが垣間見れたのも良かった

    推理パートはそこまで難しくないかも

    そんなことよりもラストの園児たちの行動が素晴らしい
    大人が思っている以上に子供は成長しているのだなぁと
    ずーっと暗めの展開が続いていただけに、このラストの反動は良かった

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    2023年01月10日
  • 帝都地下迷宮

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    生活保護窓口担当の公務員にしてニッチな鉄道オタク廃駅鉄の小日向。趣味が高じて忍び込んだ廃駅で出会ったのは、国策の元で起こった放射能事故による後遺症を避けるため地下に逃れた集団だった…。必死に彼らを救おうとする小日向の前で圧人事権が発生、公安も立ちふさがる。重いテーマを少々が強引な展開とドタバタ劇でさらっと読ませる。この作者さんにしては…。

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    2023年01月09日
  • 騒がしい楽園

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    ネタバレ

    年末に同著者の旧作を読んだばかりですが、新年も中山七里を読まないことには明けた気がしません。

    車通勤の私は、通勤ラッシュ時の女性専用車両がそんなことになっているとは知らず、まず目からウロコ。敵は多かろう舞子先生、誰にも媚びない姿勢が私は好き。

    しかし被害者が次は霊長類と聞いて、まさか子どもは殺さないだろうと思っていたのに、七里センセ、鬼(泣)。その描写はなかったのが救い。

    騒音と待機児童という社会問題を扱っているのは著者らしくて面白いものの、期待値が高いせいか、犯人もその動機もショボく感じてしまいます。

    12ヶ月連続刊行企画第1弾だった本作は微妙。連続刊行作品中に大当たりがあればいいな

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    2023年01月05日
  • アポロンの嘲笑

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    雪深い地域で余震が起こる中での容疑者の逃走劇がリアルにかかれていたし、何故原発に向かうのか疑問で先が気になりどんどん読み進められた。実際のモデルがある中での架空設定が面白かったけれど、終わり方はちょっと残念。
    実際に三陸地方の消防や警察の方々は、実際に身内を亡くしたり、行方不明でも探せもせずに業務を遂行しなければならなかったんだろうなと思うと頭が下がる。

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    2023年01月01日
  • 騒がしい楽園

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    魚、アヒル、猫、人間の殺害と殺しのスケールが大きくなっていく展開。比較的面白く読めたが、以外性が無く、あっけなく終わった感じがする。

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    2022年12月14日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    地下鉄の廃駅の廃駅を舞台にした小説。鉄ヲタの主人公が迷い込んだ廃駅に住んでいる人たちとの交流。その人たちには背景がありその背景には社会問題がむすびついている、内容的には軽い話かと思ったら意外と重たい話になったり。
    後半は急に話が展開するが、正直、いろいろ突っ込み所や疑問に感じる部分もあり、最後のオチの所は正直、そこまでのストーリーが前半に比べて雑に感じた節があった。

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    2022年12月06日
  • 中山七転八倒

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    知念実希人さんの作品の後に読んだところ、ワクチンに対する考え方が割と対比で面白かった。知念さんに読んでほしい、と思った。お二人が対談したらどうなるんだろう。

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    2022年11月22日
  • 帝都地下迷宮

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    廃駅オタクの公務員小日向が出来心で廃駅に潜り込んだ事で謎の集団に出会い彼らの事情に巻き込まれていく

    謎の集団の強いられた状況が理不尽
    隠蔽はダメ

    地下に眠る閉ざされた空間はなんだかワクワクする

    私に東京の地下鉄の知識があればもっと楽しめたんだろうな

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    2022年11月19日
  • サイドストーリーズ

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    やはり読んだことのある本だと面白さが格段に違う。まほろは何度読んでも好きなお話だし、空気感がとてもいい。どのお話にも必ず喫煙シーンが出てきて一服ひろばが登場すると思ったらJTの企画だったとは。無理なくストーリーに溶け込んでいたからよかったものの、短編集だとやはり物足りない勘はぬぐえない。新しい作家さんやお話の発掘も兼ねていたけれどあんまりだったかな。
    天地明察を読むか否か、迷うところ。

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    2022年11月03日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    最初からガッツリ引き込まれました。
    ちょっとありえない展開もあったけど、最後はハッピーエンドでホントよかった。
    猛くんに、強く幸せな未来が待っていることを願います。

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    2022年10月24日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄道オタクの公務員が、地下の廃駅に潜り込んだら、そこで生活する集団がいた。
    殺人事件が起き、彼らに協力するうちに、大事件に巻き込まれてゆく。集団は何者であり、殺人犯は誰なのか。
    実際に起きた事件が背景にあるが、設定にあまり現実性が無く、大きなどんでん返しもなく、著者の作品にしては物足りないか。
    しかし、2020年作家生活10周年記念12ヶ月連続刊行キャンペーンの第2作目ならよしとしよう。
    解説に書かれていたが、著者はデビュー時にすでに百通りの物語が頭にあったとは。次から次へと新作が著わせるのも納得。

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    2022年10月12日
  • 帝都地下迷宮

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    ネタバレ

    読んでも読んでも新作が出て全作読破は叶いそうにもない七里センセ。解説を読んで納得、デビュー時に百もネタを持っていたなんて。書き続けることができなければ作家じゃないと言い切られたら、打ちのめされる人がいっぱいいるのでは。

    廃駅を住処とする集団。突拍子もない話ですが、現実に起きた事故をモチーフにされると、本当にこんな目に遭っている人がいるかもしれないと思わされます。

    いつも思うのは、七里センセが一般人だったら、公安に真っ先に目をつけられるのではないかということ(笑)。政府に物申して何かやってくれそうな気がします。

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    2022年09月16日
  • ワルツを踊ろう

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    四面楚歌、理不尽、表す形容詞が足りないぐらいに苦境に立たされ孤立する主人公が一握りのチャンスで逆転をはかれるかと思った矢先に奈落に突き落とされる。ラストは読み進むのがつらくなるような凄惨を極めた展開。中山七里さんの作品を初めて読みましたがチョイスを間違えたように感じます。

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    2022年08月14日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    ここまでスプラッタばりの惨殺シーンが出てくる中山作品ってありましたかね。殺される人はそこまで多くないものの、津山三十人殺しを思い出さずにはいられず。

    高齢者のみの限界集落に戻った主人公に同情すべきなのでしょうが、いきなり拡声器でクラシック音楽を流して人々に気に入られるわけもなく、好人物には程遠い。

    いつだったかも書きましたが、こういう話を読むと坂東眞砂子の『くちぬい』を思い出して気が滅入る。もしかすると板東さんは本作の主人公に拍手喝采を送りたくなったかも。しかしこの行為すら仕向けられたことだとしたら。絶望的。

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    2022年08月05日
  • アポロンの嘲笑

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    3.11の原発事故を土台にした社会派ミステリー。殺人事件の犯人として逮捕されながら逃亡した男と追う刑事、そこに浮上する驚愕の事実。逃亡者の思いと事実を追う刑事の思いが交錯していく展開に引きずり込まれていきます。それにしても大地震、そして原発事故を巡る記述が詳細で恐ろしい。

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    2022年07月28日
  • ワルツを踊ろう

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    ネタバレ

    よくある、村おこしの話かと思って読んでいた。

    職も住むところも失って田舎に帰った了衛。
    7世帯9人の閉鎖的な村に溶け込もうとするが、うまくいかない。
    一人だけ了衛を理解してくれる男がいたが、彼は村八分の身だ。
    彼がごちそうしてくれた、自家菜園で作っている野菜のおいしさに感激して考え付いたのが野菜のネット販売だった。
    うまくいけば村人全員が潤う。軌道に乗れば外部から働き手が来て人も増えるかも。
    しかし味は良くても見た目の悪い野菜は売れなかった。
    期待が大きかっただけに村人の落胆は大きく、そこから了衛に対する嫌がらせが始まる。

    我慢していた了衛が爆発したのは可愛がっていた犬のヨハンが殺されたか

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    2022年07月16日
  • 魔女は甦る

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    いや〜本筋じゃない所でトラウマ級の衝撃があった!妹の話リアルすぎて、一生忘れられないかもしれない。

    なかなか後味悪くて、ゾッとする作品。
    何となく読んだら、火傷した感半端ない!笑


    これがデビュー前作品!?さすがすぎる。

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    2022年10月02日
  • 逃亡刑事

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    千葉県警の捜査一課 班長の高頭冴子。アマゾネスのあだ名を持ち、身長180cmの男勝りの刑事。千葉県警の組対の生田刑事が殺された。その犯行現場を目撃したのが8歳の猛。そして猛が犯人と示したのは、殺された刑事の上司だった。
    その事件を追う高頭。周りの警察を敵に回しヤクザや路上生活者などの助けを借りながら真相に迫っていく。まさかあいつまでグルだったとは。読んでて玄葉や越田の態度にイラッww。ちょっと話が飛躍し過ぎの感は否めないけど、テンポよい展開に一気読み。

    猛の将来が少しでも良いものになりますように。せめて施設の小暮は児童虐待で逮捕されますようにww

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    2022年04月28日
  • 逃亡刑事

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    ネタバレ

    1.5倍速でドラマを見たような…。これを疾走感というのはどうかと。
    情景描写を排して締まった感じにしているわけでもなし、中途半端に刑事と少年の間に流れる情。あげく、迫撃砲がとんでくる。
    敵には敵の矜持がある、…のか?ないのか?またしても中途半端な。
    最後に黒幕が登場…が、これも中途半端に。
    立ち話で終わり!?
    書きとばした感がすごい。悪い意味で。

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    2022年03月29日
  • 帝都地下迷宮

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    鉄とは程遠い人間なので、最初入りづらいかなと思ったけど、世間に隠れた秘密の町というだけでちょっとドキドキした。
    やっぱり中山七里さんはどんでん返しなんだなぁ。

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    2022年03月21日