セネカのレビュー一覧

  • 人生の短さについて 他2篇

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    素晴らしかった。
    哲学に素人で全くセネカ、古代ローマについての知識がなくてもスラスラと感銘を受けながら読み進めることができる。
    閑暇。どのように過ごすべきか。
    生の短さだけでなく、他2篇も非常によかった。
    内容がとてもよかったので、次は岩波文庫のものを読もうと思う。

    古代ローマは過酷な時代だったようだ。それにしても文明とは一体なんだろう。人の悩みも忙しさも2000年経ても変わっていない、寧ろ加速している。

    読書リレー:森の生活→本書→生の短さについて(岩波文庫)

    2025.12.2

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    2025年12月02日
  • 怒りについて 他2篇

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    「敵を憎むな。判断力が鈍る」
    これは映画ゴッドファーザーの名言であるが、まさにこの一言にこの「怒りについて」の要諦が集約されている。

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    2025年10月11日
  • 人生の短さについて

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    時たま、この本を読んで自分に喝を入れたいと思った本。
    人生は永遠ではない、なのに人間は永遠かのように時間を浪費している
    しっかり計画を立てて学問に励み、自分の時間をしっかり作って生きていきたいと思った。

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    2025年08月03日
  • 怒りについて 他2篇

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    目まぐるしい生成AIの進歩により、人間の価値の在り方を問われていると感じる今、この本を読んで思ったのは、2000年という長い年月の間に進化してきたのは文明や技術、つまり人間を取り巻く環境であって、人間の「本質」そのものは実はほとんど変わっていないのではないかということだった。怒りについてのセネカの考察は時代の壁を感じさせない、今の私たちにもの心にも響き、説得力に溢れると思う。
    アンガーネジメント関連の本は沢山あり、あたかも一種のスキルを身につければ怒りをコントロールできるかのような印象を持ちさえもするが、「怒り」とはもっと根源的で、人生そのものに関わるテーマであることを実感した。人間が2000

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    2025年06月18日
  • 生の短さについて 他二篇

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    ネタバレ

    SNSで見かけて気になったので読んでみた。
    本書には『生の短さについて』『心の平静について』『幸福な生について』の三篇が収録されている。
    このような哲学書を読むのは初めてだったが、思ったよりも読みやすくて驚いた。
    時間はかかったものの、最後まで読みきることができた。
    全てを理解できたとは言えないが、ストイックな自己啓発書のような読み心地で、サッパリした文章を読むのが楽しかった。
    しかし著者と自分の間に時間が空いているため、現代の自己啓発書のようなプレッシャーは感じなかった。
    いい意味で、好きなところを選んでいくことができる。

    言い回しがかっこよく、痺れた箇所がいくつもあった。
    訳者による『解

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    2025年05月15日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    表題作は「時間をいかに使うか」という問題の考察で,どう生きるかという問題全般に言えることが多数ある。

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    2025年02月27日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    人生の時間の使い方、重要性についてセネカの考え方がまとめられている。2000年前に生きた人の考えを知るだけでも素晴らしいことだが、現代人にも刺さる考え方である。お金をケチることはあっても、時間をケチる人はほとんどいないように時間というものを軽視しすぎている、という考え方はすぐにでも取り入れる必要がある。

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    2025年01月03日
  • 生の短さについて 他二篇

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    哲学書を初めて読んだ。セネカのこの本は死ぬまでのお付き合いとなりそうだ。2000年前に書かれた内容が今の時代でも違和感がないことばかりだ。これって人間の本質が変わらない事を証明しているのではないかと思えた。
    「今」という時間をどう使うかで「浪費」になるか「活用」になるか。「活用」出来ていれば生は長くなる。と理解した。

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    2024年11月21日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    終始、多忙であるな閑暇であれ、が飛び交っていたが、言わんとしていることはよく分かった。要は、「振り返らなかった過去に、現在の瑕疵が隠れているのだから、振り返る時間を確保した人だけが、人生を謳歌している」という事だと解釈した。

    この本の中でめちゃくちゃ皮肉っているのが、遊び回っている人のことを「多忙」と呼称しており、こいつらは軒並み「からっぽで無生産な人生を過ごしている」そうだ。

    セネカさん、贅沢が死ぬほど嫌いだったんだなぁ。

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    2024年11月03日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    面白かった....!2000年前とは思えない。
    セネカの言葉はストイックで厳しいな〜と思いながら読み始めたが、かといって頭でっかちなわけでもなく、現代人が読んでも響く言葉がたくさんある。
    「心の安定について」での青年のお悩み相談も、現代のお悩みコーナーなんだろうか...と思えたくらい、人の悩みはこうも変わらないのかと驚いたし、興味深く、なんだか感慨深くもあった。
    セネカはカリグラ、クラウディウス、ネロなどいわゆる悪帝で知られる皇帝の時期に政治生活を送っており、そのあたりも今後もう少し知ってみたいと思った。

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    2024年10月09日
  • 怒りについて 他2篇

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    昨今のアンガーマネジメントという安易な内容ではない。怒りがどれだけ有害で、制御など不可能であり、どうすれば怒りを避けられるのかを具体的かつ血生臭く語る一冊。

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    2024年09月15日
  • 生の短さについて 他二篇

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    私の人生のバイブル。
    「人生は短いのではなく、本人がそれと知らずに浪費しているだけ。金銭のように自分の時間を確固として守り、より良い生き方のために使うべき。」
    まさに言うは易し、行うは難し。でも実践しなければ浪費する一方。やるしかない!

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    2024年09月15日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    私はセネカ先生的には宙に浮いた存在かもしれない。人生において私は何の組織にも適せないのではないか…と悩むこともあるが土地よりも自分の欠点について考えるべきという言葉が響いた。構成は”セネカの人と思想を理解してもらう”というのがコンセプトらしいがすごく良かった。人間の生活に関わってくる実践的な哲学なので今の時代でも響く所が多いと思う。「心の安定について」にいたってはアドバイスですし結構具体的で面白いです。人間って変わらないね

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    2024年07月21日
  • 2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法

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    2000年前の人の文章だとは思えなく、また、遠い国の人の文章だとも思えない。
    逆に言うと、人間というものは、2000年もずっと変わらないことを悩んでいるんだなと思った。
    ただ生きるだけでなく、最後の日のつもりでよりよく1日を生きる。

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    2024年05月30日
  • 生の短さについて 他二篇

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    ネタバレ

    政治家であり、ストア思想の代表者として数えられるセネカの書。
    ストア哲学はその実用性(?)がゆえに多くのビジネス書でも取り上げられるケースが多いですね(といっても、私はビジネスの領域で哲学の活用をうたう安直な言説には否定的なのですが。人間として日々の一瞬一瞬を哲学的に生きられない者が、ビジネスシーンで哲学的にふるまうことが可能なのでしょうか?)。

    本書は表題にある『生の短さについて』のほか、『心の平静について』『幸福な生について』の三篇で構成されます。そのいずれを読むにつけ、身につまされる思いになります。。。

    『生の短さについて』でセネカは、「我々にはわずかな時間しかないのではなく、多くの

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    2024年02月11日
  • 生の短さについて 他二篇

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    生は浪費すれば短いが活用すれば長い…スマホに時間を溶かされている現代人必読の書。
    古代ローマの歴史ややギリシャ哲学についてもう少し勉強してから読み直したら、もっと面白いんだろうな…

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    2023年12月04日
  • 生の短さについて 他二篇

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    本棚整理していたら懐かしいと思って、以下感想(思い出し)

    「ジャネーの法則」、一生における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するというというものや、「光陰矢の如し」と言われる通り、月日や人生の流れが早い様をあらわす言葉や考えはこの世にたくさんある。
    本書でセネカは、「われわれが人生を短くしているのだ。」、「われわれが人生を浪費しているのだ。」と述べている。
    人生をどう捉えるかは本人次第、加えて、運命の支配下にある未来に何もかも託したり、そのような未来のために今多忙を極め、月日を無駄にするのではなく、確定した過去と向き合い、今を生きる大切さを説いているように感じた。
    未来への自分への投資も立派

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    2023年11月17日
  • 怒りについて 他2篇

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    「怒りをコントロールする」にて、「心を困難に苦しませるのではなく、芸術の楽しみにゆだねようではないか。」とある。現代社会において"良い大人"とは、自分が所属する集団社会に貢献する者で、"良い子"とは、学校で良い成績を残す者であることと同義になっているように思える。しかし、そういった価値観を追い求めすぎるせいか、それらに悩む人は自己を苦しませ、また、社会はそこから逸脱しようものなら厳しく当たる。他人を気にしすぎ、また、怒るのではなく、現実を忘れて芸術にふれ寛容になることが今の時代も大切なのではないか。

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    2023年11月14日
  • 生の短さについて 他二篇

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    生は浪費すれば短いが、活用すれば長い。人は、時間が無形であるため、時間の価値を見誤り、浪費してしまうことがほとんどである。
    ここまでの主張はとても刺さる。心に留め置きたい。
    しかし、真に生を活用できるのは哲学のために時間を使う人のみというのはどうだろう。90歳になっても弁護士をしている人も、他人に時間を奪われているとバッサリ切り捨てられていたが、本当にそうだろうか。最後まで人の役に立つことを願って生き続けるのも、案外悪くないんじゃないかと思うが、この答えは実際に死期を迎えないとわからないことだ。
    いずれにせよ、今を主体的に、大切に生きるということは忘れないようにしたい。

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    2023年11月04日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    ネタバレ

    人生は自分が上手く管理すれば、長い。
    他人へ阿れば、短い。

    自分自身を顧みず、他人に自分を気にかけてもらいたい、評価してもらいたいと依存してはいけない。自分の人生は、自分と共に歩みたい。

    「おまえがそんなことをしたのは、他者と共にありたかったがゆえではなく、自己と共にあることに耐えられなかったがゆえなのだから。」(p.16)

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    2023年08月29日