セネカのレビュー一覧

  • 2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法

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    人の一生とは、死に向かう旅路にほかならない。ストア派の哲学者セネカのこの有名な言葉は、一見すると元も子もないような発言に見えるが、だからこそ死を受け入れ、死ぬまでに必死に生きることが重要である、ということを説いている。

    同じ内容の繰り返しに見えるため、本当にこの編集が良かったのか、という点はあるが、セネカの死に対する思想を理解するにはとても良い本であった。

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    2025年05月29日
  • 生の短さについて 他二篇

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    ストア派哲学者による名著
    文体が硬く、少々読みづらいが、「時間」「幸福」「徳」「快楽」など
    人類普遍のテーマについて取り扱っている

    セネカの考え方は少々ストイックで高次元なので
    堕落した(セネカから見れば)現代の価値観には所々馴染まない
    断定口調の道徳の授業を聞いている気分になった

    それでも、この本を繰り返し読むことで、
    より高次な生にしていければ、と思う

    にしても、哲学者が病むのはよく分かる
    人生や幸福とは究極的に答えがない問いだから、考えるのは大変な労苦を伴う

    ●生の短さについて
    セネカは時間を浪費する人を手厳しく批判する
    それは、怠惰な人だけでなく、忙しい人も対象に入っている
    生に向き合う閑暇の時間を取れていないのは、死んでいるも同然と。

    ということは、私は大部分の時間死んでいた?と省みざるを得ない

    ●幸福な生について
    セネカは徳を最高善と据え、それらを目標にすべきと説く。
    そして、快楽は徳とは正反対の位置にあり、快楽に支配されてはならない。

    これは富にも応用される考え方であり、富に支配される人生は送ってはならない
    富に支配されるのではなく、富を利用し、最高善に近づくべきである

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    2025年01月18日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    ネタバレ

    お金のように、時間にケチになることを薦めた本。
    自分の時間を見直したい。

    人間の誤りを乗り越えた偉大な人物は、自分の時間から、何一つ取り去られることを許さない。

    あなたの人生の日々を監査してみなさい。あなたの手元に残る日々は、ほんのわずかな残りかすにすぎない。

    全ての時間を自分のためにだけ使う人、毎日を人生最後の日のように生きる人は、明日を待ち望むことも、明日を恐れることもない。

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    2025年01月16日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    ネタバレ

    光文社古典新訳文庫の訳のおかげなのか、プルタルコスやキケロよりだいぶ読みやすい。読みやすいけど、内容は哲学というより自己啓発的な内容でちょっと退屈でもあった。
    「われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ」という「人生の短さについて」はなかなか耳の痛い話だ。過去の哲人の英知により打ち立てられたものこそ(世俗の名誉と違って)永遠である、という部分はちょっとプラトンの「饗宴」を思い出した。多忙な仕事に追われることをやめ、そのような過去の英知を知り求める事が真の閑暇である、とセネカは言う。そうして永遠につながることができる、というのはなかなか美しいと思った。しかし、当時のセネカのような裕福なローマ人は奴隷がいるから生活のためにあくせく働く必要がなかったわけで、そこは考慮に入れる必要があるとは思うが…。
    「薄くなった髪を、あちこちから前のほうに寄せ集めたりしている」という一文には、2000年前もそういうことしているんだなあとちょっと面白くなってしまった。

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    2024年12月30日
  • 怒りについて 他2篇

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    「生の短さについて」でお気に入りのフレーズが沢山あったので期待して読んでみましたが、あんまりでした。
    そもそも内容がムズイので大半流し読みしてしまった。怒りが愚かなのは分かったけど、僕は賢者ではないし、なれる気もしないのでう〜〜〜ん……って感じです。賢者を目指すのは大事だと思いますが。。。
    「生の短さについて」の方がかなりオススメです。
    生の短さについてのような、タメになる考え方がある本でオススメありましたら教えて下さると嬉しいです^ ^

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    2024年06月30日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    Twitterでたまたま見かけて手に取った。
    古代ローマの哲学者の本なんて理解できるのか…と不安だったけど、とてもわかりやすい訳で驚くほどすんなり読めた!

    表題作よりは「心の安定について」が一番面白く読めた。「人生の短さについて」は他の文章より例えの連続という感じで、読んでいて退屈なときもあった。

    紀元1世紀のローマの人の例えが時代や国が違う自分にも共感できること、文章がしっかり残っていること、日本語訳ができていることなど、全てが新鮮で驚きの連続だった。
    セネカ自体が大昔の人なのに、セネカが例え話に出す人物が紀元前5世紀…みたいな感じで、セネカの時代はどうやって過去の人物のことを勉強してたんだろうとか、どんな形でこの文章は残っているんだろう、原典はあるのか、とかいろんなことが気になった。

    さすが今の時代にまで残っているだけあって、普遍的で理解しやすい考え方だと、ただただ感心した。

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    2024年06月06日
  • 2000年前からローマの哲人は知っていた 死ぬときに後悔しない方法

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    ネタバレ

    哲学者セネカの書物をとても読み易く学べる。
    予備知識ゼロでも理解しやすい。
    一貫して伝えたいのは「死は恐れるものではなく、死について常に考え備えておくことが必要だ」ということ。
    必ずしも長く生きることが大切なのではなく、よく生きること。
    =人生は芝居のようであり、どれほど素晴らしく演じれたかが肝心なのである

    当たり前のようで考えてもいなかったことを深く考えさせらた。今日が最後になってもよいと思えるような生活を心がけていきたい。

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    2023年03月31日
  • 生の短さについて 他二篇

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    時間を浪費するには生は短く、ちゃんと使えば長い。
    人は人のために時間を使いすぎで、自分のために時間を使っていない。
    本来は自分のために時間を使うべきであるのに、時計の針を他人に委ねて行動する。
    少しの暇ができても、手持ち無沙汰になり、忙殺されることを好む。

    本来、人生というのは他人のために浪費している時間はない。自分の人生を哲学し、その哲学を醸成するために時間はある。そして、その哲学を誰かに聞いてもらい、また聞くことによって、その生を永らえさせる。

    実際のところ、生とは自身の哲学を形成して、人に委ねることなのかもしれない。

    ひとまず、過去の偉人達はボコスカ言ってくるのが好き。笑

    他人のことと言えば、SNSとかもそうなんだろうな。
    セネカが現代人のスマホ依存を見たら、きっと発狂してしまうだろうな。。笑

    ⁡どうでもいいけど、ソクラテスをソークラテースって書くの、好き。

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    2023年02月02日
  • 人生の短さについて

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    ネタバレ

    「人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ」
    という、伊坂氏の『死神の精度』に使われていた言葉が気になり読んでみた。

    思ったことは、いつの時代も同じ人の愚かしさ。
    こんな時代でも現代でも、大して変わりなく
    忙しい人は”忙しく”しており、そうでない生活を求めて
    温泉宿のパンフレットやロハスなどに憧れたりする。

    他人の為に時間を使うことが全て悪いことではないし
    そうすることで自分に返ってくることもあり
    それが使った時間と対価もしくはそれ以上の価値があることもあろう。
    この辺りのことについては同意できなかったが
    近頃命の儚さや短さについてつい考えてしまっていたこともあり
    興味深い内容だと思った。

    歴史上の偉人にはいつでも会いに行ける
    というのは、言い得て妙である。
    考え方ひとつで人生は変わる、と思えた。

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    2011年11月29日
  • 人生の短さについて

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    「人生は短くない。与えられた時間の大半を私達が無駄遣いしているだけである。」

    「無駄遣い」など書いてしまうと、ビジネス書が好きな方は「時間管理」やら「効率的」やらそんなワードが浮かぶと思うが、本書はそういう類ではない。

    なんのために時間を使うのか。

    まさにこの一点について読者に訴えかけているのである。

    この部分がずれていれば、たとえ人生が1000年あったとしても「短い」と感じてしまうだろう。


    ページ数は160ページ強であり、しかも実質左のページだけ本文が欠いてあるので短い時間でさっと読める。


    しかし、この短い時間が自分の人生の長さに影響を与えるかもしれないと思うと、なんとも不思議な気分がするのである。


    今の年齢で読んでよかった。あと30年後くらいに読んでいたら読後は暗いものになっていたかもしれない。

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    2011年02月05日
  • 怒りについて 他2篇

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    以前読んだけれど考えさせる言葉が多い。たとえば、「他人の悪徳に目を留めるが、己の悪徳を背に負っている」、夜の眠りに退くとき、己に尋ねよ「今日、お前は己のどんな悪を癒したか。どんな過ちに抗ったか。どの点でお前はよりよくなっているのか」。怒りを感じたとき、自分を省み状況を見守る
    、あるいは故意に遠ざかる、そんな気持ちの間合いを持とうと思った。

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    2010年05月23日
  • 人生の短さについて

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    人生は短くなどありません。与えられた時間の大半を、私たちが無駄遣いをしているにすぎないのです。
    人間はそれを湯水のごとく浪費した挙句、土壇場になってようやく気づくのです。いつのまにか人生は過ぎ去ってしまった、と。
    我々が実際に生きるのは人生のほんの一部にすぎない。つまり、残りの部分は人生ではなく単なる時間というわけです。

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    2009年12月29日