人生の短さについて 他2篇
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人生の短さについて 他2篇

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人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産との付き合い方をアドヴァイスする「心の安定について」。2000年読み継がれてきた古代ローマの哲学者セネカの“人生の処方箋”。

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人生の短さについて 他2篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『人生の短さについて』
    「われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。」

    面白すぎた。辛口ストレートが流石ストア派。現代の自己啓発本が肩に腕をまわして慰めてくれるとしたら、セネカは正面から往復ビンタしてくる、そんな書きようだった。
    人生の浪費から救ってくれた(少なくとも浪費を減らしてくれた)1冊。マイバイブルに追加。


    『母ヘルウィアへのなぐさめ』
    「そういうわけで、わたしは、運命から逃れようとするすべての人が逃げ込むべき場所に、あなたをご案内しましょう。すなわち学問です。」

    全体的に母親への物言いにしては随分生意気だと感じたが(時代背景?)やはり独特の言い回しと表現力が良かった。
    平たくまとめると精神を鍛えれば追放されようがどこにいようが自分を保つことができるという趣旨で、セネカのストイックさが顕著に現れていた。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった。
    哲学に素人で全くセネカ、古代ローマについての知識がなくてもスラスラと感銘を受けながら読み進めることができる。
    閑暇。どのように過ごすべきか。
    生の短さだけでなく、他2篇も非常によかった。
    内容がとてもよかったので、次は岩波文庫のものを読もうと思う。

    古代ローマは過酷な時代だったようだ。それにしても文明とは一体なんだろう。人の悩みも忙しさも2000年経ても変わっていない、寧ろ加速している。

    読書リレー:森の生活→本書→生の短さについて(岩波文庫)

    2025.12.2

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    表題作は「時間をいかに使うか」という問題の考察で,どう生きるかという問題全般に言えることが多数ある。

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    人生の時間の使い方、重要性についてセネカの考え方がまとめられている。
    2000年前に生きた人の考えを知るだけでも素晴らしいことだが、現代人にも刺さる考え方である。

    お金をケチることはあっても、時間をケチる人はほとんどいないように時間というものを軽視しすぎている、という考え方はすぐにでも取り入れる必要がある。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    終始、多忙であるな閑暇であれ、が飛び交っていたが、言わんとしていることはよく分かった。要は、「振り返らなかった過去に、現在の瑕疵が隠れているのだから、振り返る時間を確保した人だけが、人生を謳歌している」という事だと解釈した。

    この本の中でめちゃくちゃ皮肉っているのが、遊び回っている人のことを「多忙」と呼称しており、こいつらは軒並み「からっぽで無生産な人生を過ごしている」そうだ。

    セネカさん、贅沢が死ぬほど嫌いだったんだなぁ。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    面白かった....!2000年前とは思えない。
    セネカの言葉はストイックで厳しいな〜と思いながら読み始めたが、かといって頭でっかちなわけでもなく、現代人が読んでも響く言葉がたくさんある。
    「心の安定について」での青年のお悩み相談も、現代のお悩みコーナーなんだろうか...と思えたくらい、人の悩みはこうも変わらないのかと驚いたし、興味深く、なんだか感慨深くもあった。
    セネカはカリグラ、クラウディウス、ネロなどいわゆる悪帝で知られる皇帝の時期に政治生活を送っており、そのあたりも今後もう少し知ってみたいと思った。

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    私はセネカ先生的には宙に浮いた存在かもしれない。人生において私は何の組織にも適せないのではないか…と悩むこともあるが土地よりも自分の欠点について考えるべきという言葉が響いた。構成は”セネカの人と思想を理解してもらう”というのがコンセプトらしいがすごく良かった。人間の生活に関わってくる実践的な哲学なので今の時代でも響く所が多いと思う。「心の安定について」にいたってはアドバイスですし結構具体的で面白いです。人間って変わらないね

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    一言でいうと
    【人生が短いのではなく、自分の行いが人生を短くしてると分かる本】

    本書は2000年前、皇帝ネロを育て上げる役として仕事に就いたセネカが晩年に書いた本であり、内容は仕事に埋もれる若い一人の男性に当てて書かれた手紙だ。

    古代のアリストテレスから、現在その辺にいる見知らぬオジちゃんまで誰もが「人生はあっという間で短い」と嘆く。

    しかし、セネカによれば「人生は本当は長いもので、短くしてるのは自分のしょうもない行いに費やしてるからでしよ?」と迫ってくる。

    私が本書からセネカのいう、しょうもない時間を現在にあてると下記リストが浮かぶ。

    ・自分以外でも出来る仕事時間
    ・惰眠時間
    ・性欲にふける時間
    ・物欲にふける時間
    ・酒にふける時間
    ・相手に話しかけられる時間

    正直、他の誰かができる帳簿をつけながらそれに必死になるばかり時間をとられ、疲れ果てた故に休日は惰眠に時間をとられ、性欲や物欲にふけってスマホを片手に時間をとられ、あげくの果てに馴れ合いの飲み会やに時間をとられ、ラインでくる通知や電話の返答に時間をとられる。

    一日の何時間を、それらに費やしているのか。仮に寝る時間を除いた半分の時間を費やしてると考えれば、80歳までの人生の人は、40年しかないのだ。あなたは、私は今何歳??ほとんどないのではないかと私は焦った。

    自分にとっての内省や、成したいことに時間を注ぐべきだと感じる。ユダヤ人である哲学者ハンナ・アレントのいう「鑑照生活」の時間をいち早く獲得する必要がある。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい。
    中澤務さんの解説を読んで、よりセネカの生い立ちと本文をリンクさせて読むことができた。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    ストア派として有名なセネカの代表作。
    その哲学思想が分かりやすく書かれている。

    2000年も前に書かれた書物なのに、その内容はナポレオンヒルのように、今なお読んでも色あせていない。
    (もちろん、当時の偉人や王、奴隷制度の話などが出てくると、時代を思い出させられるが)

    その深い洞察(思索)は現代にも通じるわけだが、このストア派(哲学)の行くつく先と、ブッダ(原始仏教)の教えがどうしても重なってしまう。

    仏教と言ってしまえば宗教に区別されてしまうが、少なくともブッダは哲学者であり、それが当時の宗教界で祀り上げられ利用され”仏教(大乗仏教)”となっただけで、単に後世のラベル付が違うだけだろう。

    時代は多少違うが、セネカとブッダが対話したら凄かったろうな、などとつい思ってしまう。

    0
    2026年08月30日

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