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Posted by ブクログ
『人生の短さについて』
「われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。」
面白すぎた。辛口ストレートが流石ストア派。現代の自己啓発本が肩に腕をまわして慰めてくれるとしたら、セネカは正面から往復ビンタしてくる、そんな書きようだった。
人生の浪費から救ってくれた(少なくとも浪費を減らしてくれた)1冊。マイバイブルに追加。
『母ヘルウィアへのなぐさめ』
「そういうわけで、わたしは、運命から逃れようとするすべての人が逃げ込むべき場所に、あなたをご案内しましょう。すなわち学問です。」
全体的に母親への物言いにしては随分生意気だと感じたが(時代背景?)やはり独特の言い回しと表現力が良かった。
平たくまとめると精神を鍛えれば追放されようがどこにいようが自分を保つことができるという趣旨で、セネカのストイックさが顕著に現れていた。
Posted by ブクログ
一言でいうと
【人生が短いのではなく、自分の行いが人生を短くしてると分かる本】
本書は2000年前、皇帝ネロを育て上げる役として仕事に就いたセネカが晩年に書いた本であり、内容は仕事に埋もれる若い一人の男性に当てて書かれた手紙だ。
古代のアリストテレスから、現在その辺にいる見知らぬオジちゃんまで誰もが「人生はあっという間で短い」と嘆く。
しかし、セネカによれば「人生は本当は長いもので、短くしてるのは自分のしょうもない行いに費やしてるからでしよ?」と迫ってくる。
私が本書からセネカのいう、しょうもない時間を現在にあてると下記リストが浮かぶ。
・自分以外でも出来る仕事時間
・惰眠時間
・性欲にふける時間
・物欲にふける時間
・酒にふける時間
・相手に話しかけられる時間
正直、他の誰かができる帳簿をつけながらそれに必死になるばかり時間をとられ、疲れ果てた故に休日は惰眠に時間をとられ、性欲や物欲にふけってスマホを片手に時間をとられ、あげくの果てに馴れ合いの飲み会やに時間をとられ、ラインでくる通知や電話の返答に時間をとられる。
一日の何時間を、それらに費やしているのか。仮に寝る時間を除いた半分の時間を費やしてると考えれば、80歳までの人生の人は、40年しかないのだ。あなたは、私は今何歳??ほとんどないのではないかと私は焦った。
自分にとっての内省や、成したいことに時間を注ぐべきだと感じる。ユダヤ人である哲学者ハンナ・アレントのいう「鑑照生活」の時間をいち早く獲得する必要がある。
Posted by ブクログ
ストア派として有名なセネカの代表作。
その哲学思想が分かりやすく書かれている。
2000年も前に書かれた書物なのに、その内容はナポレオンヒルのように、今なお読んでも色あせていない。
(もちろん、当時の偉人や王、奴隷制度の話などが出てくると、時代を思い出させられるが)
その深い洞察(思索)は現代にも通じるわけだが、このストア派(哲学)の行くつく先と、ブッダ(原始仏教)の教えがどうしても重なってしまう。
仏教と言ってしまえば宗教に区別されてしまうが、少なくともブッダは哲学者であり、それが当時の宗教界で祀り上げられ利用され”仏教(大乗仏教)”となっただけで、単に後世のラベル付が違うだけだろう。
時代は多少違うが、セネカとブッダが対話したら凄かったろうな、などとつい思ってしまう。
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