セネカのレビュー一覧

  • 人生の短さについて

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    古代ローマの政治家である哲人セネカが、いかに人が自らの手で人生を短いものにしているかを痛烈に批評している。他人のために自分の時間を無駄にしている者、また快楽に耽る者も悠々自適とはほど遠い人生を送っていると。2000年経っても人類の精神性は全く進歩していないなあと、耳が痛くなる本。

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    2011年07月09日
  • 人生の短さについて

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    人生が短いというのは
    自分の人生でなく、他人の人生を生きたいる時間が長いこと。

    自分のやりたいことではなく
    自分の深層欲求に反する行動をすること。

    今に自分にピッタリの一冊。

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    2010年09月14日
  • 怒りについて 他2篇

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    ◯摂理について
    ・善き人たちが苦労し、汗を流し、険峻な途を登攀するのに対して、劣悪な連中が自堕落に暮らし、快楽に酔いしれているのを目にしたときは、「息子は厳格な訓練で律せられるのに対して、奴隷の身勝手は育つがままにされるものだ」と考える。

    ・障碍を知らぬ幸福は、どんな打撃にも耐えられない。だが、絶えず逆境と格闘した者には、受けた不正で厚い皮が育ち、いかなる悪にも屈しない。

    ◯賢者の恒心について
    ・彼が所有のうちに置いているのは唯一、徳だけであって、ここからは何一つ奪い取ることはできないからである。

    ・犯罪は、遂行の結果以前に、範囲が十分である限り、すでに完了しているのである。

    ・人からの侮辱を賢者が児戯とみなすのも、至当というより他はない。

    ◯怒りについて
    ・最善なのは、怒りの最初の勃発をただちにはねつけ、まだ種子のうちに抗い、怒りに陥らないように務めることである。

    ・それは有益だとか不可避だとか言って自分の弁護と身勝手の口実を求めてよいわけはない。

    ・怒りに陥らないようにすること、それから怒りの最中に過ちを犯さないことである。

    ・子どもを早いうちから健全に躾けることこそ、何よりもためになる。

    ・モノは我々の怒りに値しもせず、それを感じもしないのに、怒るとは何と愚かなことだろう。
    ・われわれのうち、罪のないものは一人としていない。

    ・全部取り去ろうとしてはいけない。一部ずつ摘みとっていけば、怒り全体を征服できるだろう。

    ・「思っていなかった」とは、人間にとって最も恥ずかしいいいわけだと思う。あらゆる事態を思い、予期しておきたまえ。

    ・怒っているとき、鏡を見たことが役立った。

    ・何かを試みるときはいつも、あなた自身の力と、あなたが準備していてあなた自身がその準備になっている計画と秤にかけたまえ。

    ・あなたの中でどこが弱いか、そこを最もしっかり守るために知っておかねばならない。

    ・誰でも気持ちを傷つけられた時はいつでも、自分にこう語りかけるといい。「私にピリッポスより強大な力があるとでもいうのか、彼ですら、黙って悪口を浴びた。私がふるう力は神君アウグストゥスが全世界にふるった力より大きいとでもいうのか。彼ですら、自分に罵言を浴びせるものから遠ざかることで満足したのに。」

    ・夜の眠りへ退くとき、己の心に向かって尋ねる。「今日、お前は己のどんな悪を癒したか。どんな過ちに抗ったか。どの点でお前はよりよくなっているのか。」

    ・死の定めを思うこと。「気高い喜びに費やすこと許されている日を、他人の苦痛と呵責へ移して、何が楽しいのか。」

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    2010年08月28日
  • 怒りについて 他2篇

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    人間について、医学的なことは少しは進んだのかもしれないが、人間じたいについての考察は、ここから、一歩もすすんでいない。

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    2010年04月03日
  • 怒りについて 他2篇

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    怒りはダークサイドの第一歩だと言います。セネカは、実はジェダイの思想を私たちに伝えているのかもしれない。そのくらい普遍的な感情コントロール法を伝えています。

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    2009年10月04日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    とても読みやすい。
    中澤務さんの解説を読んで、よりセネカの生い立ちと本文をリンクさせて読むことができた。

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    2026年09月08日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    ストア派として有名なセネカの代表作。
    その哲学思想が分かりやすく書かれている。

    2000年も前に書かれた書物なのに、その内容はナポレオンヒルのように、今なお読んでも色あせていない。
    (もちろん、当時の偉人や王、奴隷制度の話などが出てくると、時代を思い出させられるが)

    その深い洞察(思索)は現代にも通じるわけだが、このストア派(哲学)の行くつく先と、ブッダ(原始仏教)の教えがどうしても重なってしまう。

    仏教と言ってしまえば宗教に区別されてしまうが、少なくともブッダは哲学者であり、それが当時の宗教界で祀り上げられ利用され”仏教(大乗仏教)”となっただけで、単に後世のラベル付が違うだけだろう。

    時代は多少違うが、セネカとブッダが対話したら凄かったろうな、などとつい思ってしまう。

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    2026年08月30日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    とても読みやすい
    2000年も前の人が人生について思い悩むことと、現代人が考えることは同じだ
    人間は進化をしたのではなく、社会が進化し高度化しただけで、人とは何かという問いは新旧変わらないものなのだと思った

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    2026年08月23日
  • 怒りについて 他2篇

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    ネタバレ

    ときどき見返して刻みたい本。

    生きていく中で、様々な困難や理不尽に遭うが、それらは全て自分を価値を試されている。
    そのような機会は、自分の価値を高めるだけでなく、落とす可能性もある。

    ふと振り返ったときに、完ぺきになる必要はないけど、残念に思わないように、振る舞いには気を付けていきたい。

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    2026年03月08日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    よく「人生って短いよね」って言うじゃないですか、
    でもセネカ的には、それ違いますよ、
    人生は別に短くない、むしろムダ遣いしてるだけなんですよ。
    出世とかお金とか、他人の評価とかに振り回されて、忙しいフリしてるけど、自分のための時間ほとんど使ってないんです。
    だから気づいたら「もう人生終わりじゃん」ってなる。
    じゃあどうすればいいかというと、何が本当に大事か考えて、
    自分の時間を自分のために使うこと。
    あと幸福って、お金とか快楽じゃないんですよ。
    理性的に、ちゃんとした価値観で生きるってこと。
    それができれば、外の状況に振り回されずに生きられる。

    つまり、「人生が短いんじゃない、雑に使ってるだけ」。
    これがセネカの主張です

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    2026年03月07日
  • 生の短さについて 他二篇

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    ネタバレ

    ストア派穏健派のセネカ
    儒教や道教的な思想
    生をどう生きるか、死をどう生きるか

    「何かに忙殺される人間には何事も立派に遂行できない」

    「来たるべき未来のものは不確実さの中にある。
    ただちに生きよ。」

    cf.
    ルクレーティウス『物の本質について』
    エピクテトス『人生談義』
    マルクス・アウレーリウス『自省録』

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    2026年02月05日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    たまに居る、多忙をステータスだと思ってるような人間がいかにダサいかよく分かる。読みやすいし全体的に火力高くて良かった。きちんと自分の人生を生きられるようになりたい。

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    2025年11月13日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    これまで哲学書を読んだことがない自分でも理解しやすく、現代にも当てはめやすい内容になっている。古典新訳文庫のコンセプトがとても活かされていると感じた。特に、時間を奪われることに無頓着になりがちである話は共感できる人が多いような気がした。出会えて良かったと思える本だった。

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    2025年10月14日
  • 怒りについて 他2篇

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    ・セネカ、ちゃんとストア派。
    ・マルクス・カトー賛美がすごい。
    ・賢者は怒らないし、怒りはただ害悪という話。

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    2025年10月30日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    本編を読んでいるかぎりは、何か頭を上滑りしていくようで、あまりよく理解出来なかったのだけれど、翻訳者の丁寧な解説を読んではじめて、ああ、なるほどなと思った。
    セネカ自身が言っているように、ストア派のいう賢人などはこの世に存在しないのだろう。勿論その賢人が持つとされる徳に満たされるような人物になろうとしているのだけれど、なれるかどうかではなくて、その過程のうちに死を迎えるのが大事なのだろう。
    未来、ではなく現在に向き合うために、過去をつまり歴史の英知を学び、人類全体の幸福を追求しようとしたのがこのストア派なんだという解説をみて、他の本も読んでみたくなった。
    確か、松井秀喜がストア派の本の帯で勧めていたのを記憶しているが、あの長嶋茂雄さんとの1000日計画において、過去の英知にそれこそ、浸れたのだろうと思うと、凄い時間だったんだろうなと思う。

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    2025年07月31日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    いかに生きるべきかを哲学者のセネカがズバッと述べている本だ。人生は使い方次第で長くなる、浪費して短くしてしまう、現在は短い、アウグストゥス、キケロ、ソクラテス、エピクロス、ガリア、セレヌス、ヘラクレイトス、デモクリトス、カトー、哲学も少しは知っておく必要がある。

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    2025年07月27日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    セネカの哲学から人間いかに生きるかを学ぶことができる本。
    人は人から時間が欲しいと言われるとすぐに使ってしまう、そして自分の時間がなくなっていく、時間は目に見えないもので一見多く残されるように見えてしまうからであると言えるが、自分の時間を大切にし時間にけちであることも大事であると学ぶ。
    また多忙であることにも注意が必要である。忙しいとは心が奪われている状態であり、自分に向き合えていない状態と言える、そして過去を振り返ることも嫌い、今を多忙に過ごしている人たちもいる。しっかりと自分自身に向き合い、多忙ではない閑暇な時間を作ることも生きる上で重要であると学ぶ。
    時間の長さは時間で測ることができるものでなく、時間の過ごし方の質で変わるということ。一見おかしな解釈に聞こえるが、過去に向き合い今の時間を大切にすること、物事を先延ばしにして未来の時間を奪うことなく今の時間を大切にすることが重要であり、その質が高く生きていれば人生は十分に長いと言える、感じられるということと理解する。

    その他、このセネカという人物の教えはストア派という自然哲学の思想からきている。財産や地位といった世俗的で人為的なものを排除し自然的なものを価値のあるものとして受け入れる考え方である。こういった哲学、それを取り入れている背景を学ぶことがまた重要である。

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    2025年07月09日
  • 生の短さについて 他二篇

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    ストア派の哲人、セネカによる人生論幸福論。表題「生の短さについて」「心の平静について」「幸福な生について」の3篇からなる。
    幸福に生きるための人生ガイドのような感じかな。ただしストア哲学的な幸福を享受するには理性に基づいた、だいぶストイックな生き方をしなくてはならないことにはなるが、それでも理性に従わない生き方がいかに不幸であるかということを例を上げながら滔々と語られると「なるほど確かにそうかも」と思わせる説得力がある。さすが哲人。

    哲学(倫理学)の書だからとか岩波だからとかで構えてしまうかもしれないが、中身は拍子抜けするくらい難しくない。哲学的理論を実践に落とし、どのように行動すべきかについてを我々に諭してくれている。
    何より面白いのは、2000年前に書かれた本書の人生訓について身につまされるところである。なんというか、人間2000年経ってもほとんど学習しないんだなっていうことが非常によくわかる。物心ともに満たされた社会にあると、多くの人が放蕩する。そして少数の人がそれを諌める。その勢力図は2000年経っても変わらない。
    未来を変えるっていうのは、いかに難しいかっていうことを合わせて本書は知らしめてくれているように思える。理性のレベルを変革させるっていうのは、ダーウィン並の進化が必要なのではないかという気の遠くなるような思いすらする。

    まあそれはともかく、ストア派の思想は多くのビジネスリーダーにも支持されているので野心ある若者はぜひ一読しておくことをおすすめしたい。
    人生の段階によっても、読み方が変わるんじゃないかな。20代はきっと「無理だよこんな生き方つまんないもん」って感じると思う。でも40代以降は「あーそうそう。そうなんだ。残りの人生こんなふうに追っていきたいんだ」って感じる人が多いはず。

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    2025年06月15日
  • 人生の短さについて 他2篇

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    人生は長いようで短く、短いようで長い。それは自分の時間を善く丁寧に生きれば、充分に充実した時間を得られるだろうと説く良書である。
    セネカの死生観や哲学は現代でも活かされており、時代や国、文化を超えて問いかけと生き方を教えてくれる。
    さて、人生は有限だ。だが、時間は無限のようにあるように体感してしまう。だから、時間を浪費してしまうのだろう。現代では時間を溶かすコンテンツはありふれている。これからもそれらは増え続けていくだろう。1日は24時間しかない。使える時間はもっと限られる。その中で、どう生きればいいのかわからないときは、自分の死をイメージして行動せよとセネカは説く。死を意識することで視点は大きく変わる。人生は何が起きるかは誰にも自分でもわからない。今日死ぬかも知れない。そう意識いして生きるだけでも悔いの残らない善く充実した人生になりえよう。

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    2025年06月08日
  • 生の短さについて 他二篇

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    上から目線で、とかく批判を繰り返す語り口に苦手だな、という印象を持った。
    ただ、批判の相手とする君(君たち)がセネカ自身であり、自己との対話とみると、嫌な印象が減ったと感じた。富に関する記述などは言い訳がましく感じたので、あまり肌には合わなかった。
    とはいえ、読んで良かったと思うくらいには学びを得たと思う。

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    2025年05月03日