圷香織のレビュー一覧

  • ファーストレディの秘密のゲスト

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    マギーがいよいよ育った国アメリカへ!
    同じ英語圏でありながら、英国と米国では色々と違う点がある。それが際立つ本巻では、第二次大戦へのアメリカ参戦とそれにまつわる裏舞台が描かれている。
    ここに登場する幾人かの人物、たとえば正当防衛だったにもかかわらず人種差別的な状況で死刑に追いやられるウェンデル・コットンなど、歴史上の人物をモデルに、それと近いシチュエーションや背景を持つキャラクターも登場することで、この時期のアメリカの世相が描かれているのは興味深い。

    ところで、日本人として興味深かったのは、「徴兵」ということが、実は義務だけではなく権利であった事をうかがわせる記述。
    つまり、黒人であるコット

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    2016年12月07日
  • スパイ学校の新任教官

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    相変わらず、終盤にさしかかるところからテンポアップしていくのだが、今回はラスト直前が少しペースダウンしている。
    時代背景から、日米の間に戦争が勃発するというイベントが発生するのはやむを得ない。
    マギーはアメリカ育ちの英国人だから、そのあたりについての感情は、敵国人である私には、読んでいてびみょ~な気持ちになってしまう。
    しかし、前巻の重苦しいラストから考えると、鬱状態のマギーが立ち直っていく様子は素晴らしいし、勇気づけられるものもありそうだ。

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    2016年08月07日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    1巻よりも読みやすい。しかし、とある重要なキャラクターが、冒頭よくわからない状況で、大変な目に遭っている。
    ネタバレになるので、誰がどうなっているのか、書く事はできないのだが、これが明確な説明のないままにしばらく進んでいるため、後で「あれ?」と前の頁を繰るはめになってしまった。
    エリザベス王女とは勿論今もご存命のエリザベス女王陛下であり、それゆえに(あの女傑の少女時代!)という感慨がある。たとえ小説であっても、こういうのは微笑ましいものだ。

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    2016年07月22日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    シリーズ2作目だけれど、1作目を読んでなくても本作だけでも十分楽しめるというあとがきにあったので読んでみた。うん、楽しめた。確かにマギーは高慢な感じがして(実際優秀なのかもしれないけど)好きじゃないんだけど、ストーリーは実在の人がたくさん出てきてて興味引かれたというか。でも同じネタでも男性が書いたらずいぶん違った雰囲気になるんだろうなあ。

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    2016年05月29日
  • 国王陛下の新人スパイ

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    マギー・ホープのシリーズ。
    「チャーチル閣下の秘書」「エリザベス王女の家庭教師」に続く3作目。

    アメリカ育ちのイギリス人で、第二次世界大戦中にスパイの訓練を受けることになったヒロイン。
    前の作品にも、そういえば一部は綿密な描写がありましたが、全体の乗りは溌剌として若々しく、軽やかさがありました。
    今回は、重い!

    念願かなって、M1-5の一人前のスパイになれたのはいいけれど。
    女性初の潜入でベルリンへ、しかも、ユダヤ人迫害に絡む現場に飛び込んでしまうとは。
    いえ、当初の任務はさすがにもっとシンプルだったのですが‥
    新米スパイが力を尽くして、ナチスドイツを向こうに回して密かに戦い、どこまで追っ

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    2015年09月07日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    地元の本屋さんはちょっとしたこだわりをお持ちの店長さんだと思う。面白そうだけど、ミステリーだからまた今度!だと忘れそうなので買っておいた。

    久しぶりの休日に、誰がスパイなのかドキドキしながら一気読み。舞台は第二次世界大戦中のイギリス。実在の人物もたくさん登場して、とてもワクワク読んだ。たまにはただワクワク読むのも気分転換にいい!!どうやら続きがあるようなので、夏休み用に買ってこなくては!!

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    2015年06月28日
  • チャーチル閣下の秘書

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    マギーをヒロインにしたシリーズ1作目。
    広い意味ではミステリで、ヒロイン物ですが~コージーというより、戦時下のスパイ冒険ものです。

    1940年のロンドン。
    イギリス人だがアメリカ育ちのマギー・ホープは赤毛で小柄。
    大学卒業後さらにマサチューセッツ工科大学に進むはずだったのを延期して、1年前、祖母の遺産の屋敷を売るためにロンドンにやってきた。
    古い屋敷が売れないうちに戦争が始まり、屋敷を修理することにして部屋を人に貸したために、国際色豊かなハウスメイトが何人も出来ます。
    危機に際しても、若者達の行動は、恋愛含めてにぎやかです。

    チャーチルが首相になり、マギーには秘書の仕事が舞い込んだ。
    かっ

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    2014年10月03日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    マギー・ホープのシリーズ2作目。
    第二次大戦中のイギリスが舞台の軽いスパイ物です。
    この時代設定の話、多いですね~。
    制約ありつつもドラマチックにしやすいのかも。

    マギーはチャーチル首相の秘書だった。
    素質を認められてMI-5の専門的な訓練を受けていたが、運動能力が厳しい基準に達しないと宣告されてしまい、がっかり。
    エリザベス王女の家庭教師に任命される。
    ウィンザー城に疎開している王女を、ナチス・ドイツが誘拐しようと狙っているため、その警護が真の目的だった。
    ドイツはイギリス上陸後、親独派の退位した王を復位させる計画だったのだ。

    まずは古ぼけた宮殿での堅苦しい生活におっかなびっくり入り込む

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    2014年08月13日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    やっぱり読んでしまった。マギー・ホープシリーズの2作目は、体力面でスパイになるのに落第したマギーが、王女様の家庭教師になるというストーリー。

    やっぱりね! めっちゃムカツク女なんですよ、このマギーってのは! どんだけ自分を有能だと思ってんだか! 単独プレイでは結果を出すかもしれないけど、チームプレイにはとことん不向きだと思います。

    スパイとしちゃ、体力以外の面でも適性ないんじゃない?? と私などは思います。

    それはさておき。ふたりの王女様のかわいらしさ、特にエリザベス王女の活躍っぷりには、純粋にブラボー!です。さすが、未来に若くしてイギリス女王となり、長年国を支えてきたお方(になる)だけ

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    2014年06月22日
  • エリザベス王女の家庭教師

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    マギー・ホープシリーズ二弾らしいけどこれだけでも面白かった。
    軽いスパイもの。
    14歳のエリザベス王女が勇敢で可愛くてすてきだった。

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    2014年04月15日
  • チャーチル閣下の秘書

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    表紙や帯からもっと軽いノリかと思いましたが意外にきっちり。聡明な女性主人公、家族の秘密、スリーパー、テロリスト、裏切り。歴史フィクションとスパイ物が好き、でもあんまり重厚なのはちょっと・・・という方におすすめ。


    "Mr. Churchill's Secretary" by Susan Elia MacNeal

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    2013年08月24日
  • ペンギンにさよならをいう方法

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    ネタバレ

    天涯孤独な遺産富豪のおばあさんが死後の遺産の行き場を考えていた時に、面白くもないTV番組の中で唯一興味のあるドキュメンタリーでペンギンが紹介された。そのペンギンの愛くるしさに一目ぼれするも絶滅の危惧を抱えており、その調査隊が奮闘するも資金が足りないと知り、それに投資しようと考えた。
    小説としては平々凡々な展開だがここからが面白い。
    自分には息子がいた。わけあって養子に出した息子が。その息子がどうしているかを調査したら息子の子供、いわゆる孫が見つかった。その孫に会ってみるとどうしようもない孫で、でもその孫にもいろいろな家庭の事情を抱えていた。
    こうなってくるとペンギンに投資するのか、孫に遺産相続

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    2026年02月04日
  • ホテル・リッツの婚約者

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    ネタバレ

    シリーズ物の途中かーと思いながら取り敢えず手に取ってみた。ファンシーな表紙だけど中身はかなりシリアスなのね…。
    面白いと思えたら1冊目から読もうと思ってたけど、元気が有り余ってる時じゃないとキツイな。人が気楽に拷問されサクッと死んでゆく…。

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    2026年01月21日
  • シェフ探偵パールの事件簿

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    もう少し パールと警部の絡みを見たかったかな。

    タイトルにあるようなシェフ 探偵 という感じではない。「地域密着探偵」って感じ。

    海産物が豊富な この町で起きた2つの殺人事件をご近所の歴史を知っているパールがどう 絡んでいくのか。

    どのキャラも魅力的では ありつつも、地域密着 ならではの 海外の制度的なものをちゃんと分かってないと面白さが半減 だったのかもしれない。

    ナチュラルにドラッグの文化 みたいなのが出てくるし、その手の治安の間隔が 私はうまくつかめなかったけれども かなり大事な背景としてずっと漂っていた。

    個人的にはお母さんのドリーがいいキャラしてて好きだった

    親子の心情や

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    2026年01月12日
  • 銃と助手席の歌

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    背表紙にある「帰る家なき少女たちの共闘を描くクライムストーリー」という魅力的なワードと「ジャケ買い」を誘う真っ赤な夕日を背景にしたロードムービー風の表紙。確かにその通りの内容なんだが、今一つ没入できずに読み進めてしまったな。
    少女2人のキャラクターに魅力を感じられるかどうかが試されていたのかも。残念ながら背景含めて深く共感することができずに、マイナス点ばかり目についてしまいました。
    作品の中にも出てきますが、確かに「テルマ&ルイージ」的ではあるので、お好きな方にはオススメします。

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    2025年12月10日
  • 銃と助手席の歌

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    ネタバレ

    西オーストラリアを舞台に、二人の少女の逃避行を描いた一週間の物語。なぜ二人の少女は逃げなければならないか、追っているのは誰なのか。徐々に明らかになっていく真実、そして逃避行も最終地へ収束していく過程が楽しめる。あと西オーストラリアの景色を感じられる。見ず知らずの二人の少女が同行することになる理由が巧く設定されていて、違和感なく読めた。ただ、途中で車を盗んだジェズらとのやり取りや、ウォーレンの行動は不自然な感じがした。

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    2025年04月20日
  • 銃と助手席の歌

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    タイトルと装丁に惹かれ購入

    オーストラリア西部が舞台で、雄大な自然の中での冒険譚を期待してたが、小説自体が逃亡劇なのでそういった趣向はあまりなかった

    タイトルが腑に落ちてなかったがラストまで読むと、翻訳本ならではの良さを感る

    ただ、この本のターゲットはどこなのだろうと思う。オーストラリアの原住民の人や、舞台近辺の人は面白く読めるだろうけど、舞台に馴染みのない日本人にとっては中々没入して読むのは難しいのではと思った。

    解説で言語化されている部分だけで、小説自体の面白みの大半はわかってしまうような本。

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    2025年03月11日
  • 夜明けを探す少女は

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    シカゴで暮らす黒人少女ボーが主人公のミステリー。慕ってる姉が不法侵入者として射殺される、と言う事件が物語の発端。友人との高校生活と過去の姉との日々が交互に語られ、姉の無実を信じて目撃者を探すボーと、黒人に対する偏見、取り巻く環境の悪さに胸が痛む。若い世代に読んで欲しい。

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    2024年04月18日
  • クリスマスカードに悪意を添えて

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    始めは通り名や教会の様子がリアルでクラシカルで、楽しく読んでいたが、内容はミステリの名を借りた恋愛要素多めの小説だった。小さな町の人間関係もくどくて登場人物に既視感を覚えた。

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    2024年03月10日
  • シェフ探偵パールの事件簿

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    観光地と美味しい食事をテーマにしたコージーミステリー。夏のリゾート地でもありながら廃墟となった要塞など暗い歴史ものぞかせるウィスタブルの実際の建物や地名がたくさん出てくるので、地図や動画を見ながら読むと旅行をしているような気分になれる。ただ物語の視点がコロコロ入れ替わるのでちょっと読みにくかった。

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    2023年12月02日