高月紅葉のレビュー一覧
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根無し草のように生きてきた佐和紀。昨日のことも今日のことも忘れて、明日にはゼロに返るとあきらめて生きてきたという。まるで自分が無いような、そんな世界で生きてきた佐和紀には、岩下に「好きだ」と言われても、その根拠が自分の中に見つけられなかったのかもしれない。大騒ぎになったけども。
結婚前、佐和紀には、松浦組長が唯一の光だったんだろうな。それから長屋の住人たちがいてくれてよかったな。岩下もそう思ってるのかな。
それにしても、鋏を持って怒る佐和紀は猛獣のような恐ろしさだっただろうな。 -
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誰かに優しくしたかった。
おそらくは、田辺の世界ではそういうのは難しい。それでも。
誰かに優しくしたい、誰かを愛し守りたい。できれば愛されたい。
その誰かは、大輔ただ一人なんだなあと。
切なくて沁みてきました。
内容
田辺と三宅大輔の最初のストーリー。
田辺と岩下、岡村の関係。
結婚前の佐和紀と田辺。
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大正時代の大らかさのようなものが感じられて面白い。経験を通して自己を練っていく青年期初期の姿が時代と合っていて羨ましくもあった。出てくる言葉や言い回しなどが面白く、敬遠していたが純文学を読んでみたい気持ちになった。
2人のこともジリジリした感じが世界観に合っていてとても良かった。 -
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元ヤクザとベビードールというアンバランスさに妙に惹かれてしまいました。アパレル業界をチラリと覗いてるよう。ベビードールの生地など思いもよらないことで面白い。また、七瀬が不憫でありながら、どこか期待したくなる力も感じ、ふざけんなと思いつつ応援してます。よくエロシーンは読み飛ばしてしまうことも多いのですが、先生の作品では逆に魅入ってしまいますね。愛を感じるのかな、不思議なのですが。
七瀬の部屋にあった段ボールの中身とか、七瀬のその後とか、側近のこととか、いろいろ想像したくなるんですよね。そういう余韻があります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ気象予報士のカイト。
異世界へ召喚され捨てられ2年も放浪生活を送って、けれど辛くとも知識を活かし前向きに生きようとしているのがまず凄いなと。
そこで出会った王太子のハロルド。
黒髪黒い瞳が魔女として忌み嫌われていて今までとにかく辛くてたまらない生活を強いられてきたカイトがハロルドによりまともな、それ以上の生活を送れるようになりハロルドに嫌われ放り出されるのを恐れているのが切なかった。
でもハロルドはカイトを好きになっていてどんどんカイトへの独占欲を現すようになって、でもカイトはその想いを受け入れられないと悩んでいたけれどカイトが黒魔術により神子として召喚され、再び黒魔術の者達により危機をむかえ -
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瑞々しい世界。
ミランにとって今回の任務は入社試験のようなもの。失敗できない。おそらく誰もが着面する、どれも身の竦むような緊張の連続だと思いました。性的な細やかな接触にいちいち動揺しながら対応し、はじめての仕事での失態に我を失いそうになる。濃やかな揺れる思いがよくわかります。諜報員候補のミランと魅惑的なティモシー。二人の世界のイメージは濃い緑の葉の瑞々しい夏薔薇の庭です。二人の物語、もっと読みたいです。事件はキツイ面もありますが先生の作品にはハッとするような言葉が隠されているようです。それを探しにまた読みます。
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身代わり婚
わかっていての身代わりだけど
いままで蔑ろにされて忘れられていたゼファ
弟のために、国のために
最後は幸せになれてよかったよ