あらすじ
旧制高校二年の行彦は、本家の嫡子・光太郎の目付役として寮生活を送っている。年下だが凛々しく聡明な彼に対して恋心を隠す日々の中、友人に誘われて遊里通いを続ける光太郎を止めようと、誤解とも知らずに自慰の手伝いを申し出てしまう。深まる関係、すれ違う両片想い。触れられるたびに「学生の間だけ」と心に繰り返し言いきかせ、身分違いの恋をあきらめようとする行彦だが――…。 北沢きょう先生の美麗なイラスト入り♪
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大正時代の大らかさのようなものが感じられて面白い。経験を通して自己を練っていく青年期初期の姿が時代と合っていて羨ましくもあった。出てくる言葉や言い回しなどが面白く、敬遠していたが純文学を読んでみたい気持ちになった。
2人のこともジリジリした感じが世界観に合っていてとても良かった。