吉田裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自己の軸で生きる——兼好法師に学ぶ真の幸福
吉田兼好(兼好法師)が『徒然草』に記した言葉は、多様な仕事や人生、キャリアの在り方について、時代を超えた本質的な洞察に満ちている。彼が求めたのは、単なる世俗的な「成功」ではなく、人間がいかに心地よく生きるかという「幸福」の探求であったといえるだろう。
兼好は、自らの思索に基づき、納得したことだけを日記として書き残した。それは人から聞いた知識を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考え、自ら実践し、自らの軸として確立させた記録である。現代においても、本やネットで得た知識以上に、「実際に自分で試してみてどう感じたか」という実体験に基づいた視点こそが、真実を捉える鍵となる。
知識を蓄えるだけでは不十分であり、それを自身の行動へと昇華させて初めて価値が生まれる。特に心に響くのは、「恥を捨ててこそ上達がある」という教えだ。人は自分を愛するがゆえに、「恥をかきたくない」「馬鹿にされたくない」という自意識に支配されがちだが、その守りの姿勢こそが成長を阻む要因となる。
現代社会では、知識ばかりが先行し、実体験を伴わない「頭でっかち」な人間が増えているように感じる。自分の弱さと真摯に向き合い、泥臭く努力を重ねる。このシンプルかつ本質的なことが困難な時代だからこそ、兼好の言葉は強く響く。情報の海に溺れることなく、自らの足で歩み、己の弱さを乗り越えていく。そのような生き方を、私も貫いていきたい。
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Posted by ブクログ
最近、本読んでないな…。読みたい本はいっぱいあるのに。そんな時にこの本に偶然出会った。本好きなのに何故か読めなかった私、「10分読書」は魅力的に見えた。
読んでみて、簡潔に構造的に読書についてまとめてあると思った。読書のメリット・本の持つ長所やその理由・読書のマトリックス的分類や時間的体験的分類・本選びのポイント。メモを取りながら読んだ。
大まかに読書が好き、本が好き。と思ってきた。私は文学も流行りの小説も論文も、エッセイも読む。何なら本読んでないなと思っていた時期は学生のレポートと論文ばかり読んでいた。なるほど、この本の分類によるとロジカルフローとロジカルストックな読書だったわけだ。分類されて頭がスッキリした。この本に出会えて私はまた本が、読書が好きになった。
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Posted by ブクログ
本以外にも様々な媒体から情報を収集できる現代において何故語彙力が必要なのか、どうすれば語彙力を上げられるのか、語彙力がどう活きるのかを体系的にまとめている1冊。
若手社員のビジネスマナー的なものではなく、語彙を使いこなすとどんな可能性があるのかを感じさせてくれ、もっと学んでみたいと思わされた。
なによりも、ご自身の経験なども挟みながら、決して上からではなく読者と同じ目線で語ろうとしているのが伝わってきて好印象(さすが塾講師!)
本書の最後に、吉田先生が書かれていた下記の言葉がこの本の雰囲気にもよく表れていた。
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語彙力がなくて恥をかくことの不安を煽るアプローチよりも、語彙力がある、とは豊かなことなんだ、格好いいことなんだと伝えることを大事にしたいと考え、この本を書くうえでもそれを基本の考え方としました。
前向きな向上心や知的な好奇心をもとに伸びやかに学ぶという姿勢こそが、一生続けるべき語彙の学びを継続できる秘訣になるのではないでしょうか。ぜひ楽しみながら言葉を採集し、実践し、生活や仕事をより潤いあるものにしてもらえたらと思います。