ジェイムズ・P・ホーガンのレビュー一覧

  • 火星の遺跡
    キーラン・セインってキャラ好きだわ~♡
    専門バカだったりする学者を助けてくれる”ナイト”が活躍するシリーズとして読みたかったよ。(/_;)
    ホーガンの未訳の作品がまだあったはずですけど~
  • 未来からのホットライン
    シュタインズ・ゲートの元ネタというかシュタゲがリスペクトしているであろう内容。タイムトラベル物でまさかのラブストーリー…!「忘れてなんかいないわ」にちょっと泣いてしまった。

    新しいなと思ったのは(1980年の作品なのに!)タイムトラベルの実現について国家をまたいで共有し、地球の未来を守るために首脳...続きを読む
  • 仮想空間計画
    ジョー・コリガンは仮想空間計画オズの立案者だった。しかしその計画は放棄され今はリハビリの日々だ。仮想空間と同調したときに何らかの不具合が発生して記憶が飛んでしまった期間を過ごした。いまは世界に復帰するための調整をしている。でも今の世界は本当の世界なのか?本当にオズ計画は放棄されたのか?Virtual...続きを読む
  • 創世記機械
    量子物理学ではないK物理という概念のもと、粒子のスピンが止まると、物質は見えなくなり消滅し、また動き始めると見えるようになる。有から無が生じ、逆に無から有が生じるという理論を作り上げたクリフォード。しかしACREという、国の軍事に関わる研究機関であったため、理論/基礎研究の意味合いが理解されず、実用...続きを読む
  • 黎明の星 下
    ああ、3部作は読めないんだよね。
    地球という故郷を失い、
    失意の底にあった少年ロビンが
    きっと最後は活躍するだろうと信じていました。
    でも、そうなるであろう未来はもうやっては来ないのです。

    達成感、承認要求というものは
    ある種の人の原動力です。
    誰しもが求めるものですが
    行き過ぎたそれは時に制御不...続きを読む
  • 揺籃の星 下
    下地としているものはトンデモ理論。
    だけれどもそれが真となった場合は
    そりゃあそりゃあパニックになりますよ。

    それが決定的になったときはすでに遅し。
    で、肝心の悪役はどこまでも悪役だぜベイベー
    嘘の事実を提示してまで
    クロニアの世界に行こうとしましたからね。
    (一番キッツい最期を迎えます)

    キー...続きを読む
  • 揺籃の星 上
    かなり登場人物も多いようで。
    で、もととしている物語は
    トンデモ理論だったようで。
    だけれども、それが「真」の形をとった場合
    どうなっているかという作品です。

    というか、今これを読むと
    国内事情まんまじゃないと
    笑ってしまいましたね。
    ●〇ゴミなんかまさにこれの最たるもの。
    売れるような情報しか出...続きを読む
  • 未来の二つの顔
    人工知能は人間に対して安全なのか、最近でもホーキング博士を始めとして危険と唱える識者の方も少なくない。この問題に対して地球とは隔絶された宇宙ステーションの中で実験を試みるのがこの小説です。人間側の執拗な攻撃に対して人工知能が次第に凶暴さを増してきて熾烈な人間vs人工知能の戦いになるところがハラハラド...続きを読む
  • ガニメデの優しい巨人

    お薦め

    久しぶりに一気に読みたいと思わせた名作。厭世的ではなく、明るく前向きな含みを持たせる終わり方も読了感が良い。
  • 星を継ぐもの

    むずかしかったが

    頭の悪いわたしには、たびたびちんぷんかんぷんになる場面も多数ある


    読解力があれば、みなさんのように理解できるのかな。。。?


    でも、宇宙なことや遺体発見された状況などワクワクしながら読んだ。

    つぎも買いたいっ!!
  • 未来からのホットライン
    ーーーアメリカ西海岸で技術コンサルタント事務所を開いているマードック・ロスは、スコットランドの古城に住む引退した物理学者の祖父に招かれ、友人のリーとともにイギリスへ向かった。 祖父が政府の助けもなく、独力でタイム・マシンを完成させたというのだ。


    『星を継ぐもの』シリーズ以来のJ•P•ホーガン
    ...続きを読む
  • 造物主の掟
    興奮の導入、そして始まる「神様もつらいよ」。キリスト教のパロディも愉快に、理解不能な事物を理解するために神の言葉と奇跡への「変換」が起こるメカニズムの具体化が抜群に愉しい。ロマンチックなほど探求の精神を信じる作者の姿勢も痛快だった。心理学者のマッシーをさしおいて詐欺師もどきのザンベンドルフが主人公な...続きを読む
  • 造物主の掟
    ーーー百万年の昔、故障を起こした異星の自動工場宇宙船が土星の衛星タイタンに着陸し、自動工場を建設し始めた。
    だが衛星の資源を使って作った製品を母星に送り出すはずのロボットたちは
    故障のため独自の進化の道をたどり始めたのだ。
    いまタイタンを訪れた地球人を見て彼ら機会生物は……?


    ホーガンS...続きを読む
  • 造物主の掟
    木星の衛星タイタンで独自に進化した機械人の文明。地球から交渉の為、派遣された科学者達に混じって大人気のインチキ超能力者の姿があった。大衆操作の為に送り込まれたザンベンドルフとスタッフはタイタンを植民地化しようとする後援者達の意図に反して、知識と真実への探究心を持った機械人と交流を深めて行く。ヨーロッ...続きを読む
  • 揺籃の星 上
    ヴィリコフスキー学説というトンデモ学説をネタにしていてちょっとアレなんだが、僕としては作中で語られる「モンデール主義」や、相変わらずの反権威主義、合理主義などのホーガン節が好きで一気に読み進んでしまった。
    特に、ピョートル・クロポトキンの相互扶助論的な「モンデール主義」は僕は好きだ。多分、これまで書...続きを読む
  • 造物主の掟
    機械生命体の遺伝子プログラムに含まれたバグを補完するための繁殖、人格と宗教の発生、科学の発達、宇宙という異世界で繰り広げられる歴史に人類が介入してしまったら?そしてその介入者側に利己的すぎる意思があったら?
    最初の創世記さえクリアできれば、ユーモラスで人間性あふれる機会生命たちの物語を楽しめるはず。
  • 未来からのホットライン
    イギリスの片田舎で作られたタイムマシン。過去一日まで遡りメッセージが送ることができるが、未来から届いたメッセージを過去に送らなくともメッセージに変化はない。
    タイムマシン物の付き物たるパラドックスに対し、序盤ではかなり濃密な考察が展開されてこれだけでも満足感は十分。タイムマシン自体が厄介ごとを引き起...続きを読む
  • 未来からのホットライン
    シュレーディンガーの悪魔

     すばらしい。ここのところ、映画や書籍でタイムパラドックス関係に触れていたもので、ハードSFの作者がこれをどう描くのか興味があって手にとって見た。

     タイムパラドックスについては、アニメを題材にした簡単な解説がある。しかし、ノベライズとなるとこれが難しい。

     ノベライ...続きを読む
  • 未来からのホットライン
    タイムマシンというよりは、タイムメール?24時間以内の過去と未来にメールを送ることが可能な機械と、関係があるのかないのかわからないたくさんの事件が展開していくお話。

    設定に説得力のあるハードSFは、最初の設定部分を乗り越えるのが大変だけど、乗り越えるだけの甲斐のある面白さだよなー。久しぶりにこんな...続きを読む
  • 造物主の掟
    生命ってなんだろう?機械は生命になり得ない?という問いに対する答えでしょうか。

    荒唐無稽な話なのになぜか納得させられ、次から次へとページを繰りたくなる本です。生殖(?)する機械たち(まったくエロくありませんのでそのつもりで)とペテン師の主人公たち(人間)。創造者たち(機械たちを作った)はもういない...続きを読む