ジェイムズ・P・ホーガンのレビュー一覧
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とにかく面白い! 時間との勝負なところがあって中々ハラハラさせられる。ホーガン得意の規制の厳しい社会主義的アメリカが舞台になってる。ホーガンがいくつもの小説で力説(?)してる【政府のあり方】というのがまさに理想の政治なんだね。政府とは国民を統制したり規制する能動的なものじゃなくて、純粋に受動的な、簡単に云うなら【交差点で渋滞を整理してるお巡りさん】であるべきだという物なんだね。現在の世界で広く信じられてる考え方、【誰かが得をしてる時は別の誰かが損をしてる】っていうのは間違いだと云ってるわけです。力(規制や抑制も一種の暴力だとホーガンは云ってる)では誰も幸福にはなれない。情報を秘匿することで得ら
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Posted by ブクログ
これまでの2作がSFミステリーなら、今作はハリウッド的な宇宙大戦争モノ、という雰囲気だった。
これまでよりずっと物語のスケールが大きくなり、ピンチに次ぐピンチ、ハラハラする展開はハリウッドぽくもあり、エンタメとしてすごく面白かった。
テクノロジーの描写がやっぱり凄まじくて、今作ではAIだけでなく、VR、ARの概念がすでに描かれていたのには驚いた。
なんなんだこの作者は…。
今作ではよりダンチェッカーの存在感が光っていて、ハントは逆にちょっと弱かった。
個人的にはSFミステリー的なこれまでの作品が好きだったので、ちょっと広げすぎに感じたけどこれはこれでかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ買うつもりは無かったが、大々的に陳列されていたので、つい手に取った。あらすじだけで自分好みの物語だと確信して購入。ほんとうにおもしろかった。
大きな謎を解き明かそうと異なる専門家たちが色んな視点で試行錯誤するのが大半で、聞いたこともない用語が多く出てくるのだが、説明がちゃんとあるので意外と理解できた。
その大きな謎が解き明かされた先にまさか大前提とされていた事柄がひっくり返される事実が明らかになるなんて。読みながら震えたし、まだ飲み込めていない気もする。
忘れた頃にまた読みたい。
今までここまでのSF小説って読んだことがなかったな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレカプラーを通してコンピューターの中で生まれた人格が実体の人間の体を、そして世界を乗っ取ろうとしてくるという設定が面白い。ユーベリアスもなかなか手強い相手で緊張感があった。
ただ、今までの作品では難しい説明を理解できずともなんとなくイメージができていたが、今回は最後まで読んでもどうしてもエントヴァース世界のことが頭の中でイメージしきれなかった。結局ただの情報なのか?であれば夜空の星は情報の出口で、みたいな説明はなんなんだろう?というあたり。また、謎解き要素も少なめに感じた。
特に好きだったシーンは、マレー、ニクシーと一緒にシリオの元へ向かう途中、ハントがニクシーを見てすべてのエント人が敵なのでは