小和田哲男のレビュー一覧

  • 戦国 忠義と裏切りの作法
    現代のビジネスも戦国時代と同じだと思った。

    寝返りは出世の道が閉ざされた敵国の家臣が狙い目

    これはヘッドハンティング成功のポイントとも言える。ヘッドハンターが家臣の不安や不満を傾聴し
    敵国に斡旋する。今も昔も変わらない。

    こいつを出世させるとヤバいと思われる武将は
    出世できない。
    逆に役にたつ...続きを読む
  • 名城の石垣図鑑
    日本各地の名城に残る石垣について、歴史や技術をレクチャー。
    第壱章 知っておきたい石垣の基礎知識
    第弐章 名城の石垣-北海道・東北・北陸・関東・東海編
    第参章 名城の石垣-近畿・中国・四国・九州・沖縄編
    主に石垣のモノクロ画像と説明。欄外に城データと豆知識。
    石垣関連用語集、主な参考文献・写真提供一...続きを読む
  • 戦国武将の叡智 人事・教養・リーダーシップ
    信玄は勝ちは7分が良いとした。勝ちすぎると驕りが生ずるからである。満ちれば欠けるのが月である。
    甲州法度次第。生を必するは則ち死し、死を必するは則ち生くる。兄弟は左右の手なり。好事門を出でず、悪事千里を行く。
    切腹は単なる自殺ではない。名誉ある死をもって他の家族を生かしてもらい、家の存続を図ることに...続きを読む
  • 鬼滅の日本史
    日本の歴史学者で、文学博士が監修の上に、
    評価が高かったので読んでみました。
    アニメと映画しか観ていない人には、少々ネタバレがあります。
    日本書紀や日本霊異記などに実話として登場する鬼と
    鬼滅の刃に登場する鬼との比較や、リアル鬼殺隊に
    神道や仏教に登場する鬼など、読みどころ満載。
    コロナ過で登場した...続きを読む
  • 名城の石垣図鑑
    この本で 石垣の基礎知識を知って

    がぜん面白みが出てきたんですよ

    石の積み方にも種類があって

    同じ城のなかでも 保守された時代で

    積み方が変わっていたりするんですね
    石垣の建設方法など

    とにかく基礎部分が面白かった



    それを踏まえたうえで

    名城の石垣をみると

    その歴史や工法に感動し...続きを読む
  • 鬼滅の日本史
    原作ネタバレ注意と書いてありました。日本における鬼の在り方や有名どころからマイナーな鬼まで詳しく説明されています。
    原作における鬼と背景が似ている鬼がたくさん出てきていて、原作未読でネタバレ承知で読みましたが、平安時代の鬼に興味あれば本当に楽しめます。
    小和田哲男先生のイメージは戦国武将だったので鬼...続きを読む
  • 大江戸 武士の作法
    江戸時代の武士のくらしが、とてもわかりやすく解説されている本。お金のこと、階級、副業、服装、あらゆることが図解入りで載っている。この本を読んでから、時代小説を読むとものすごく読みやすくなります。
    例えば、用心棒代を3両もらった主人公が「これで年が越せる」みたいなこと言ってるとき、一体いくらもらったの...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    浅くもなく広すぎも深すぎもせず、ちょうどいい塩梅の量と質の良書。何があったかではなく何故そうなったかという視点が、近代史を知るうえで、また将来に生かすために、とても重要なポイントだと思う。中学2年生の3学期の社会科の授業では本書を読ませるだけで十分だろう。
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    内容の深さは期待してはいけないのですが、なんとなく読んでしまいます。レーダーチャートはどうでも良いのですが、いろんな人の事績がコンパクトにまとまっているのは、ありがたいところです。
  • 戦国の群像
    北条早雲は伊勢の素浪人ではなく、備中国高越山城主伊勢盛定の子
    斉藤道三本人の事績と言われていた美濃の守護大名土岐氏の重臣長井氏への取り入りは、実は父親のことであり、道三は生まれながらの長井新左衛門尉であり、その後守護代の斉藤氏の名跡を奪ったのが彼の国盗りということが分かった・・・知らなかった
  • 歴史ドラマと時代考証
    文章が簡易に書かれているので読みやすい。記録がないから想像力で補うか、記録があるから「?すべきだ」ということは正しいのか。時代考証と演出の折り合いをつけるプロセスから観るドラマ制作の裏側が面白い。
  • 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 平将門
    関東平野を征服しようとしたのちの武士の先駆けである平将門の伝記。
    彼らの子孫が源氏と平氏になったんだなあ。
    鎌倉幕府も将門の影響の武士政権。
  • NHKさかのぼり日本史(7)戦国 富を制する者が天下を制す
    苦しい乱世の中、秀吉がどうやってあれだけの大金を作ったのか疑問に思ったのが読むきっかけ。わかりやすく、とても面白かった。
    余談だけど、昔の政治をただ面白いと思って読んでるだけの私にとって、著者の最後の一言にはちょっとどっきりさせられた。今は平和な世だから必死になる為政者がいないんだろうけど。
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    NHKのEテレで放映しているさかのぼり日本史の第二巻です。
    満州事変から敗戦までの歴史を東大の加藤陽子教授が解説しております。
    4つ上げたターニングポイントの中で、一番のポイントはマリアナ沖海戦・サイパン陥落(1944年)だと思います。この時点で戦争をやめていれば、原爆も沖縄戦も空襲もなかったと思い...続きを読む
  • 戦国の城
    小和田哲男先生の学研新書戦国シリーズその1。詳しく書かれているけど小難しくないのがうれしいです。

    「城とは何か」に始まり、戦国の城のいろいろな側面を、事例をあげながら詳しく解説しています。築城術、石垣、城の利用方法などなどこれを読めば、一通りのことがわかる本です。
    事例にあげられている城にはぜひ行...続きを読む
  • 戦国10大合戦の謎(愛蔵版)
    イロイロな資料が出てきたのが良かったです。
    私の脳の中にないものがたくさんあったためとても参考になりました。
  • 石田三成 「知の参謀」の実像
    これが初めて読んだ小和田先生のご本だったのですが、もう本当に分かり易く読みやすい本で感動した覚えがあります。
    石田三成という人物について深く考察されてます。三成初心者の私でも分かり易く読めました。オススメです。
    書かれてる内容ですが、三成に関しては他の本と比較できるほど本を読んでないので割愛します。
  • 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 源義経
    この本じゃないのだけど、よく小学校にある歴史人物の伝記マンガがきっかけで義経と弁慶がすごく好きになりました。
    その時の通信簿には担任から「源義経に影響を受けたようで…」と書かれるぐらい義経に狂っていました。
    なんかもうここまでくると、好きなのかなんなのかよくわからない。
    当時に生きていたら義経の下で...続きを読む
  • 名城の石垣図鑑
     石垣を中心にした城の簡単な解説書とでも言いましょうか、全国多々ある有名な城の、石垣の積み方を基本にして、違いなども分かりやすく説明してくれているのは助かります。
     つい城を見てもその高さや天守の豪壮さに目を奪われがちだが、さらに着目すべきところが増えて、また城巡りをしてみたくなった。
     やはり城に...続きを読む
  • 1日1ページ、読むだけで身につく日本の教養365歴史編
    1日分の分量は安定しており、長すぎず短すぎずちょうどよかったです。
    日本史の復習にと思って始めましたが、ある程度予備知識やイメージを持った自分のような読者にとって、新鮮味や意外性を含んだ内容になっていました。これは自分の求めた通りのことで、満足でした。