小和田哲男のレビュー一覧
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内容は、「挙国一致」を軸に、「公議政体」や「公議・公論」が形成していく過程を描いたものです。
また、三谷氏の著作『ペリー来航』(吉川弘文館、2003年)で紹介された、ペリー来航以前の幕府による情報把握なども触れられており、専門以外の方には非常に新鮮に感じられたのではないでしょうか。
一つ問題な...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の歴史に対する考え方が強く表明されているように感じられたが、初巻ゆえか「さかのぼり」にはまだなじめていない。Posted by ブクログ
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明治の近代化を「官僚」という視点を軸に書かれている。
日本の近代化を果たすのに大きな役割を担った近代官僚制。その発生には岩倉使節団に随員した大久保が見た、イギリスの官僚制度があり、さらにはドイツ宰相・ビスマルクの政治手腕にあったとしている。
また、明六政変を経て、殖産興業に重きをなす内務省設立、...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 聖武天皇 大仏開眼への道
第2章 「天皇」の都 誕生
第3章 白村江の戦い 危機が生んだ大改革
第4章 "日出づる処の天子”の都
≪内容≫
大変オーソドックスな考え方の著者の本。目新しいのは第3章の「白村江の戦に負けたことを契機に、旧弊にしがみつく豪族を官僚制に移していっ...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 摂関家の危機ー1156年
第2章 藤原道長の栄華ー1018年
第3章 権力独占への道ー901年
第4章 摂関政治の誕生ー866年
おわりに
≪内容≫
大筋は目新しいことは書いてない。ただ、細かい部分で、「知らなかった」ことがあった。
①白河から堀河への...続きを読むPosted by ブクログ -
三成ファンにはたまらない一冊。通説とは異なる三成の様々な断片を見せてくれる。やはりそうだったのかを連発。さらに彼のことが好きになった。Posted by ブクログ
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大化の改新・平城京遷都など飛鳥~奈良時代のターニングポイントを解説した本
当時の天皇はどうやって中央集権体制を作り出すかに苦心していたそうな。Posted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 足利義満「日本国王」の権力
第2章 足利尊氏「京都」に挑む
第3章 北条時頼 万民統治への目覚め
第4章 源頼朝「東国」が生んだ新時代
≪内容≫
さかのぼり日本史シリーズの第8巻。中世史で旬な本郷和人なので安心して読める。
テーマは、野蛮な武士が天皇や貴族を乗...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 徳川家康 富の独占
第2章 豊臣秀吉の物流革命
第3章 織田信長の開放経済政策
第4章 戦国大名の経済改革競争
≪内容≫
戦国時代市の第一人者 小和田哲男の著書。特に目新しい物はないものの、手慣れた感じの内容。戦国~安土桃山期、地域を制し、全国を制するには、経済感覚が必要...続きを読むPosted by ブクログ -
≪目次≫
はじめに
第1章 「鎖国」が守った繁栄
第2章 飢饉が生んだ大改革
第3章 宝永地震 成熟社会への転換
第4章 島原の乱 「戦国」の終焉
≪内容≫
NHK”さかのぼり日本史”の第6巻。①19世紀初めのロシアの接近 ②天明の飢饉 ③18世紀初めの「宝永地震」(元禄時代) ④島原の...続きを読むPosted by ブクログ -
大久保利通を中心に行われた、官僚主導による上からの国家建設を、肯定的に著述している。クールに国家建設に努力した官僚たちを、評価することは大事だなと思わせる一冊。官僚=悪の固定観念で、中身を見ない評価が蔓延している現代への筆者の提言なのでしょうな。Posted by ブクログ
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”大久保利通”万歳がちょっと気にかかるが、明治初めの国家において、
リーダーシップを持ち、時代の先を読める人材として。彼は
欠くことのできなかった人物であったことも確かだ。
この本のキーワードは、「大久保利通」と「官僚」。Posted by ブクログ -
大河ドラマを見ている方もフィクションなんだから事実と混同すんなよと言いたくもなるが小和田さんのように史実に忠実であろうと細部にまで拘る姿を見ると考え方も変わってきました。Posted by ブクログ
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大河ドラマの江の時代考証をしている先生の本です。ドラマの問題は脚本のせいだと思う。淀殿に対する傲慢なイメージを払拭したいとの気持ちが強いようで、端々に淀殿を擁護する記述が有りました。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
下剋上の世を生き抜く戦国大名の補佐役として、戦場の天候を占い、種々雑多なジンクスを統轄するなど、陰陽道をはじめさまざまな知識を駆使した軍師・参謀。
その実像はカリスマ性をもって語り継がれてきたため、いまだ謎につつまれている。
戦国時代の名軍師とされる山本勘助、山中鹿介、真田幸村、竹中半...続きを読むPosted by ブクログ -
南北朝、戦国時代から安土桃山、江戸時代
日本の歴史で最も男心をくすぐる時代の背景をわかりやすく解説しつつ、自分の解釈を織り込む内容で、相変わらず平易な文章でサクサク読めてしまう。
戦国武将の武勇伝にばかり目を向けがちなところ、時代々の庶民文化や階級制度などにスポットを当てており、へ〜〜って
知的好...続きを読むPosted by ブクログ -
甲陽軍艦について考察…入門というには、ちょっと難しめ。
武田信玄をもち上げていることや、武田軍の占い軍師について、著者が複数いた可能性、軍学だけではなく伝記としても読まれたことや、武田の伝統を徳川が引き継いでいるとして幕府に受け入れられたなど、興味深い点を多々指摘しています。Posted by ブクログ -
勝者の側から作られた歴史を改めて検証しなおし、石田三成の実像に迫った本。三成の人となりや施政者としての実績がわかりやすくまとまっている。Posted by ブクログ
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秀吉の陰に隠れている秀次だが、あまりにも波乱万丈な人生を歩んでいる。なぜ秀吉に寵愛されてた彼が自害に追いやられたのか。知ってる人も当時のことが細かく掲載されるこの本はお勧めです。Posted by ブクログ
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一部の人に鎧袖一触のような支持を受けている歴史群像シリーズだが、今回のものも読んでいて欣喜雀躍になってしまう進行だ。