小和田哲男のレビュー一覧

  • 教養としての「戦国時代」

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    どちらかというと初心者向けの本。深堀されていない印象。ただ、歴史から何を学びどう生かすのか?これは時代が変わっても同じこと。戦国時代の武将たちの生き様から学ぶべきことは多い。

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    2023年03月25日
  • 名城の石垣図鑑

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    沖縄から北海道まで、著名な城はだいたい見て回ったと思っていたが、まだまだ知らない城の魅力たくさん。読み応えあったが、鬼ノ城に触れるなら対馬の金田城など古代の石垣の城も盛り込んでほしかった。いつか、この本片手に、列島城巡りに出かけたい。巨石を人力で運んだのもびっくりだけど、それぞれの工夫にも感服。

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    2022年10月17日
  • 明智光秀と本能寺の変

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    本書での一番のポイントは本能寺の変の動機であるが、著者は信長非道阻止説を挙げている。すなわち、信長が朝廷を蔑ろにし、本来は源氏がなるはずの将軍になろうとし、高僧を焼き殺した信長の非道を止めるために謀反を起こしたということである。

    この主張を、史料を挙げながら著者独自の解釈を加えることで行っている。

    本能寺の変の動機は、光秀が変後、早々に討たれたこともあって史料がほとんど残っていないため、日本史における大きな謎の1つとなっており、いくつかの説がある。

    本書もその中の1つではあるが、だからこそ楽しんで読める。

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    2022年09月28日
  • 鬼滅の日本史

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    ネタバレ

    鬼滅の刃と絡めながら日本人が怯え、また戦ってきた鬼について書かれていてとても面白かった

    やや強引かなと思う部分はあるが、全体的にわかりやすくそうかもしれない!ワニ先生もしかしてそこまで考えて…!とワクワクしながら読み終えた

    特にp165のトンネルや橋、昔の電車のなかはA地点からB地点への移動区間のためどこでもない空間とされたのが面白かった
    なぜそこに鬼が出るのかを深掘りしていて、鬼滅の刃のファンとしても鬼の伝承伝説を調べている身としても大変勉強になった
    無限列車はそういうことかと…

    私が鬼について調べ始めたのが女木島で鬼が島の洞窟に行ったことがきっかけなのだが、鬼ヶ島洞窟に行ってから赤鬼の由来が海賊の日焼けがそう見えた説や、海外の方が酒を飲んだ際の赤ら顔から来た説などを知り色んな由来があるなぁと思っているなか、
    今回、この本で天然痘などの病による発熱で顔が赤くなっている説を知りなるほどと思った
    死にゆく過程の顔色が鬼と似ているというのも面白いなと

    p136の時代のはざまは不安定、幕末から明治初期には源頼光と四天王の浮世絵が多く刷られたのも面白かった、平成でもあり令和でもある2019年に鬼をモチーフにした鬼滅の刃が流行ったのも日本人の深層心理が関係してるのか?ここの考察すごい面白い
    他の時代のはざまでも鬼退治が流行ったのか調べてみたい

    やはり平安時代の鬼の伝承が一番リアルだなと思った、鬼気迫るというかなんというか…
    平安を過ぎると少しづつ俗っぽくなるなという個人的な感想
    きっとどの伝承伝説も土蜘蛛のように反体制側の人間のことを鬼と言っているのだろうけど、そして意にそぐわない人間を怖がり遠ざける気持ちは令和の世でも続いていて人間の本質はきっと何千年たっても変わらぬ…と私を含めて面白いなと思っているところ

    そうかもしれないと考えることで色々考えが広がるんだなと改めて思った
    昔の人が書いた鬼の描写を読みたいがために、古典の勉強をしようと思う

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    2022年07月01日
  • 超リアル 戦国 武士と忍者の戦い図鑑

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    子供向け風に見えて侮れない本だった。
    色んな知識がわかりやすくまとまっているし、読んでいて面白い。
    言われてみれば確かにどうなっているんだろう?という細かい話も満載でなかなか興味深かった。

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    2022年05月30日
  • 大江戸 年中行事の作法

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    「謹んで御慶(ぎょけい)申し入れます」
    これは江戸商人の新年の挨拶。あけおめじゃないのは想像がつくけど、訓読み(「およろこび」)では読まないのか…
    現代の習慣はそこかしこで原形を留めてはいるけれど、近世のそれとはやっぱり違う。(違うと言えば、潮干狩りの時期が一番違いすぎて思わず二度見した)

    お正月は町が一丸となって盛り上げている印象を受ける。大道芸人ズの種類も豊富で、中でも「一人相撲」は初笑いしそうだ。(調べてみたらやはり現代の「独り相撲」の意味は↑から来ていた。このように、そこらじゅう語源が転がっている)

    山王祭りのような大規模な祝祭は、自分が抱いていた江戸のイメージに無くて戸惑った。(つまり初耳だった) ある意味幕府が主催なのと、凝った練り物の話も加わって異質にさえ映った。(本当に開催されていたのに…)

    「『えびす講』とは何ぞや」と思ったら関西の「えべっさん」のことだった。上方→江戸由来だったのか。それなのに習慣が上方と食い違いすぎて最初は解せなかった。「無礼講」に「恵比寿顔」…そういうことか笑 いやはや、都合の良い解釈でんな。
    (ちなみにお江戸のえびす講は今日宝田恵比寿神社で執り行われる「べったら市」の前身なんだとか)

    年末の大掃除は大奥発祥、しかも江戸前期から続いていたとは。男女総動員なのが団結感、というかファミリー感が強くて、最後は胴上げで締めくくるとか。世界中どこを探してもここまで清々しい年末を送る国はなかったろうな。

    「江戸っ子=早口でせかせかした」…という偏見は今でも拭えておらず。しかし余裕がないのかと思いきや通年行事の章に出てくる数多くの習い事やイベント事にも全力で参加したりして人生を謳歌しており、間違っても生き急いだりはしていない。
    こうした心の余裕があっても良いのではと思うのは、単に正月ぼけが続いているからだろうか。

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    2022年01月07日
  • 黒田官兵衛

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    本書は、国文学者であることより、和歌や手紙が散見されます。
    王者の軍師として、天下統一を成し遂げ、その時代を生き抜いた、黒田官兵衛は、まさに、劉邦の師、張良にも匹敵する逸材だと思います。

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    2021年09月24日
  • 鬼滅の日本史

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    日本史の狭間に現れた、鬼という存在を古典から抜き出し、
    『鬼滅の刃』の背景と絡め、ルーツを探り、紐解いてゆく。
    第1章 『鬼滅の刃』前史①人類の捕食者 鬼の誕生
    第2章 『鬼滅の刃』前史②実録 人類VS.鬼
    第3章 隠された鬼滅の暗黒史
    第4章 新考察『鬼滅の刃』の謎
    第5章 鬼とはなにか
    口絵カラー画像16ページ。本文中にモノクロ画像有り。
    コラム、参考文献有り。
    『鬼滅の刃』の便乗本ではあるが、なかなか面白かったです。
    説話等の資料から“鬼”という存在について、
    歴史的背景やその当時の諸事情から、考察。
    鬼殺隊に存在する埒外者たちの、歴史の中での境遇も言及。
    広く浅くですが、『鬼滅の刃』との接点を多く絡めていて、
    興味深く読めました。

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    2021年05月04日
  • 鬼滅の日本史

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    この本では『古事記』など実在の書物の鬼に関する記載とその時代の歴史背景から、人々(主に権力側)がどういったものを鬼と見なしてきたか考察されている。

    漫画『鬼滅の刃』の鬼殺隊と鬼には悲しい境遇の者が多く、どちらに転ぶかは紙一重だと考えさせられる描写が多かったので、参考にされたであろう歴史的な背景を知れてよかった。

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    2021年02月17日
  • 明智光秀と本能寺の変

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    NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の大筋と一致している。諸説ある中でも、同意できる。光秀と秀吉のライバル意識は現代の会社でもよくある話だ。信長という上司との関係も。

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    2021年02月11日
  • 知識ゼロからのCGで読む戦国合戦

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    迫力満点!史料をもとに戦のリアルを徹底再現!敵・味方の布陣は?戦場の広さは?立地は?英雄たちが覇権を争った、熾烈な対峙の全貌。戦国時代を知るのに、合戦は欠かせない。とにかく、戦国時代という名称そのものが、戦いの連続だった時代相を表しているからだ。野戦・海戦・攻城戦・大軍同士の会戦・物資調達・傭兵・陣形・兵器・戦場の娯楽・野戦医療・終戦!様々な側面から戦の内容を学べた。

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    2021年01月24日
  • 戦国の城

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    信頼と実績の小和田先生の本。

    戦国時代の城について、初心者でもわかりやすいように丁寧に解説している。

    最新の研究を引っさげて切り込んでいくという内容ではないが、入門書としてはぴったりだろう。

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    2020年07月25日
  • 明智光秀と本能寺の変

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    今大河ドラマで話題の明智光秀について綴った一冊。

    当然、一番気になるのは本能寺の変の真相で、そこについて明言はしていないものの、様々な説について触れられており、勉強になった。

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    2020年05月09日
  • 小学館版 学習まんが人物館 明智光秀

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    息子と一緒に、ポプラ社戦国人物伝の『明智光秀』共によむ。
    本能寺の変の印象が強く、裏切り者のイメージだったが、読むと印象ががらりと変わった。
    資料も参考になった。
    生い立ち、光秀謀反の動機も諸説あるようだ。日本史に苦手意識があるのだか、この明智光秀には興味がある。
    大河ドラマをめったに見ないが、謎めいた光秀を描いた“麒麟がくる“は是非一年通して見たいと思っている。

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    2020年01月19日
  • 人物比較でわかる日本史

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    歴史をこれから学ぶという方には向かないと思いますが、横断的な観点からみたいというのにはいい本だと思います。私は歴史の復習と記憶の定着に役立ちました。人物比較なので、時代もばらばらだったり(同時代の比較もあるが)、分野?も違う人物を比較しています。テーマごとに細かく区切られているので、気になるテーマだけを読んだり、好きな人物と似てる人物を歴史上で知れるという楽しみ方もあります。

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    2019年12月02日
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿

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    111人の戦国武将を、先見性、統率力、教養、実行力、企画力の観点から採点。同点上位ベスト4は、北条早雲、織田信長、豊臣秀吉。ついで毛利元就、北条氏康と続き、武田信玄、上杉謙信、島津義久、直江兼続でベスト10。我らが真田幸村は11位だ。なにせ多い戦国武将。初心者としては初めて聞く名も多い筈。採点の妥当性はともかく、知らん名前を見たら本書を引いてみると良い。大体書いてあるから。どこから読んで面白い戦国武将辞典。

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    2018年09月21日
  • 家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで

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    よく失敗から学べと言うが、歴史はそれを必ず実証してきた。大敗北を喫しても、そこから学んだことを次の勝ちへフィードバックし、家訓として受け継がれる。おそるべし戦国哲学。

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    2018年08月15日
  • 黒田官兵衛

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    書籍&映画「清須会議」で秀吉よりも官兵衛に興味をいだいた。抜群の知名度を誇るが、謀略の天才であったが故に天下人にはなれなかった彼のことを知りたかった。本書1冊で全てが判るわけではないが、生い立ちから死までの概要を知るには適した新書であった。本書では『清洲会議』のくだりも(名称も清須ではなく清洲を採用)、さらりと三法師を擁立した秀吉方が優位となったと記されるだけで、人間臭いやり取りは省略されていた。大河ドラマも始まることだし、他の官兵衛に関する本を読んでみよう。

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    2017年08月31日
  • 石田三成 「知の参謀」の実像

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    惜しいよ、三成さん。もっと天下のことを考えて生き残って欲しかった。もしくは大阪の陣までいてくれれば...それは無理だったかな。蓄財を全くしていなかった真面目さが胸を打つ。

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    2017年07月01日
  • 明智光秀と本能寺の変

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    明智光秀の出自から山崎の合戦での敗北までの歴史を振り返りその実像に迫る。史書をベースとした説の展開で説得力がある。本能寺の変については信長非道阻止説を展開。

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    2014年11月23日