小和田哲男のレビュー一覧
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2年生の息子にも無理なく読み聞かせでき、しかも詳しく偉人の人生について知ることのできる貴重なシリーズ。森川成美さんの文が適度に分かりやすくてよかった。
家康は今川義元を慕っていたし、義元も家康を大事にしていたのかな。義元への見方が変わった。
また、家康は卑怯な手もあからさまにずいぶん使ってあまり好ましい印象をもっていなかったけど、自分の死後も戦のない世をつくろうという志を捨てずに、さまざまな苦渋に耐えていて、ちょっと好きになった。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を読んだ。このシリーズの戦国武将の本がもっと増えてほしいな。
「(おれがねがうのは、決して秀忠をたのむ、ということではない。江戸幕府という仕組みがこのあともつづいて、戦のない世であってほしいということだ。そのためにできることは、やりつくした。)」P137 -
Posted by ブクログ
現在の管理職が抱える問題や悩みは、歴史上のリーダーが経験したものと同じ、と言う点は納得した。
本書に載っている34のうち、特に心に刺さったものをピックアップする
・部下の長所を生かしてこそ、名リーダーというものだ(北条氏綱)
生死をかけた領国経営をしていたため、人に捨てるようなところはないと割り切れた
・現在のリーダーの役割を自分だけで担わず、複数人んで担う体制に移す(毛利元就)
現在のリーダーの仕事を一覧にして見える化し、役割分担を決める
・新たな取り組みほど変人に活躍させるべき(桂小五郎)
責任者として抜擢し、リーダーが他のメンバの仲介役となる
・思ったことを言うことが正義ではごはわん。おはんの理想が実現できるように進め方を考えるでごわす(西郷隆盛)
目標実現に向けて必要な発言なのか、を一度考えた上で「相手も正しい」とリスペクトの念を抱きながら伝える
・自分の思い込みで部下の客観的な意見を否定しない(松下容保)
・過去の成功体験が現状判断を狂わせる(山本五十六)
日露戦争で海軍大勝→第二次世界大戦では空軍主体、日本は海軍強化で大敗
・お客さんに喜んでもらえることを考える(三井高利)
購買プロセス→お困り事→解決策→具体的アクション
・感情と筋道を組み立てて話をする(北条政子)
朝廷VS幕府はこれまで朝廷の勝利のみ
気持ちを惹きつけ、メリットを示し合理的な判断を促し、メンバに意思表示してもらう
・天下を取りたければちょっとでも早く動くこと(豊臣秀吉)
信長死亡後の中国大返し
情報収集力:信長の死をいち早く入手
段取り力:大軍移動の軍需品、食料の準備
・興味があることから始めて、少しずつでも活かしてみよ(徳川吉宗)
・広い視野を持って挑戦的な目標を設定し、言葉に表す(織田信長)
誰も考えていない天下統一を目指す
無意識に現状維持を志向して目標設定していないか
・先輩が作った理想を受け継ぐのも立派な大将(豊臣秀吉)
前任者のやり方が有効かを検証し、発展させることを検討する
・自分の幸せでなく、皆の幸せを願う目標にしてみよ(徳川家康)
天下は1人の天下にあらず、天下は天下の天下なり
経済的幸せ、働く幸せが得られることを示す -
Posted by ブクログ
戦国武将に仕えた有名な軍師8人を数々の資料から紹介、筆者の推測も交えている。NHK出版から出ていることもあり、大河ドラマの主人公にもなった3人(黒田官兵衛、山本勘助、直江兼続)がもれなく取り上げられている。
各種文献からその活動は推測するしかないが、なにせ昔の話。文献を残した人達の主観がかなり入っていると思われ、「敵・味方」両面からの視点は欠かせない。後の世の創作の方が有名になったエピソードも多く、筆者の推測は極力そうした贔屓目を排して客観的に捉えようとしている。
ドラマ創作の場では「誰の目線で描くか」で登場人物の位置づけが大きく変わる。また、主人公はとかく「良い人」に描かれがちだ。本書で度々紹介されているように戦国時代は綺麗事だけでは済まないことがあり、清も濁もリアルに描き切ったドラマも観てみたいものだ。 -
Posted by ブクログ
本書は、経営コンサルタントである著者が、リーダーを学ぶには、歴史上のリーダーとして名を残した人物に学び、実践するという観点から執筆されている。6つの経営資源(人・モノ・金・情報+目標・健康)で章立てされていて、歴史上のリーダーたち(武将以外も含む)が残した経験や考え方が、反省も含めて紹介されている。監修は戦国時代史研究の第一人者である小和田哲男先生がされている。私自身は本書に出てくる歴史上の人物で知らない人がいたくらいの歴史レベルであったが、歴史上の人物の言葉(わかりやすく表現したもの)と著者の経営コンサルとしての考えが融合した解説が参考になり、面白く読めた。また、歴史に学ぶことは非常に大事なことと思い、今後、知識を深めていきたい。
【リーダーに求められる3か条】
① 方針や計画を立て、組織が進むべき方向を示す
② ①に基づいて、「人」「モノ」「お金」「情報」をどのように使うのか決める
③ ②に基づいて、成果を生み出す
→この3か条を果たすために、歴史から学び、リーダーとして活用する!
→愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(19世紀にドイツを統一したビスマルクの言葉) -
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1日分の分量は安定しており、長すぎず短すぎずちょうどよかったです。
日本史の復習にと思って始めましたが、ある程度予備知識やイメージを持った自分のような読者にとって、新鮮味や意外性を含んだ内容になっていました。これは自分の求めた通りのことで、満足でした。