小和田哲男のレビュー一覧

  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    TV(録画)で観た時はいつも通りながら(酔っ払ってみているので)、結局、分かったような分からないよう感想をもった。しかし、本書を改めて読んでみると、今まで読んできたどの本よりも、アジア・太平洋戦争の原因について分かりやすく(シンプル)に書かれていることに気付いた。その分理解を深めるためにはもっと間口...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    NHK教育の「さかのぼり日本史」シリーズの第2弾です。著者は『それでも日本人は「戦争」を選んだ』や岩波新書のシリーズ日本近現代史5『満州事変から日中戦争へ』、講談社のシリーズ天皇の歴史8『昭和天皇と戦争の世紀』など多数の著作のある東大の加藤陽子先生です。さて、本巻が取り扱う時代は昭和のはじめから敗戦...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    NHKで放送されている『さかのぼり日本史』の書籍化第1巻になります。『さかのぼり日本史』とは、歴史を「現代から過去へ」みていくスタイルで語られる、つまり「私たちが生きる“いま”を出発点に、「なぜこうなったのか」と問いかけながら時代を一つずつ遡っていく。時代と時代の因果関係を浮き彫りにし、歴史の大きな...続きを読む
  • 歴史ドラマと時代考証
    「秀吉」「功名が辻」「天地人」三つの
    大河ドラマの時代考証を担当した著者が
    歴史ドラマ制作の舞台裏を大公開。

    はじめてみた大河ドラマは、独眼竜政宗。
    このドラマのおかげで歴史が好きになり
    本を読むようになりました。
    同じ頃、学研の歴史群像シリーズを知り
    戦国時代にどハマりしました。 ...続きを読む
  • 戦国の群像
    戦国武将の政治や家臣・民・僧侶など、それぞれの存在や役割を解説。
    戦ではなく、例えば治水などの領国内の内政・経営などが知りたかったので、ちょうどその辺りが載っていて、わかりやすくて面白かった。
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    こうして読むと、首相らしかったのは中曽根までかなーと。

    ここ10年の首相ってどうしようもないからなー。
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    歴史に「たら」「れば」はタブーだが、いくらでも戦争をやめるタイミングはあったはず。

    今だからそういえるのかもしれない。難しいところだ。

    日中戦争の長期化がすべてだと個人的に感じた。
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    戦後史を4ポイントに絞ってさかのぼりながら解説する本。簡易な内容ながら戦後を知らない人達にとっては読みやすい良書と感じました。
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    戦後日本史を湾岸戦争→中曽根政権→55年体制→講和条約と遡って考察している本。
    読みやすい反面、やや考察が簡潔すぎた感がある。

    歴史は繰り返すとはよく言ったものである。
    開国を余儀なくされ、不平等条約に苦しんだ明治初期から富国強兵に努め、眠れる獅子と呼ばれた中国に勝利し、列強の一角であったロシアと...続きを読む
  • 徳川秀忠 「凡庸な二代目」の功績
    [ 内容 ]
    天下分け目の関ヶ原合戦に遅れ、将軍就任直後も実権を握れなかった秀忠。
    偉大な父・家康と子・家光との狭間でとかく存在感が薄いといわれてきた秀忠は本当に「凡庸な将軍」なのか?
    当時まだ健在だった畿内の豊臣方を押さえ、江戸支配を確固たるものにした二元政治。
    円滑な政権交代を視野に入れた有力大...続きを読む
  • 日本の歴史がわかる本<幕末・維新~現代>篇 これであなたも歴史通!
    日本史を選択しなかったが故、あやふやな時代を再確認
    中学の時もこの辺りは駆け足になってたし、意外としっかり
    把握してなかったんだな〜って

    歴史の背景をわかりやすく解説しつつ、自分の解釈を織り込む内容で、若干主張の偏重が強いきらいがあるものの、平易な文章でサクサク読めてしまう。

    こういった本が再文...続きを読む
  • 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 平将門
    小学生向きだが、非常に分かりやすい。

    将門が馬を放し飼いしていたといわれる「牧」や「野馬追い」などが図解されている。

    これを読むだけで、そこそこの将門の知識が得られると思う。
  • 「人望」の研究
    [ 内容 ]
    「人望」―この不思議に魅力的な言葉。
    これはいったい何だろうか?
    単なるリーダーシップでもなく、人気やカリスマとも違うようだ。
    また、わが国特有のものなのか、いつの時代にも要請されるものなのか?
    これまで、どの組織でも漠然と話題にされてきた「人望」について、日本史のなかから、あらゆる切...続きを読む
  • 徳川秀忠 「凡庸な二代目」の功績
    江戸幕府2代目将軍・徳川秀忠。偉大すぎる神君家康公を父に持ち、いまひとつ影の薄い2代目ですが、凡庸な男というわけではありませんでした。
    史料に見られる事績やエピソードなどを交えて書かれていて、小難しい表現がなく読みやすいです。

    徳川秀忠について、「家康と家光のつなぎ」などと言わず、ぜひ読んでみてく...続きを読む
  • 戦国の城
    [ 内容 ]
    地図を片手に戦国の城を調査するとき、すぐそばまで近づいていることがわかっていても、城山への入り口がわからないということが結構ある。
    そのようなとき、近くで農作業をやっている人に「○○城はどう行ったらいいですか」と道順を尋ねるが、道順を教えてくれたあと、「でも、行っても何もないよ」という...続きを読む
  • 戦国の合戦
    [ 内容 ]
    戦国百年の間、毎日どこかで戦いが繰り広げられていた。
    どうして抗争は起こり、また合戦に際しどのように準備し、軍団構成をし、統制していったのか。
    そして武将たちはどんな戦略・戦術を駆使していったのか。
    戦国の本質「合戦哲学」に踏み込む。

    [ 目次 ]
    序章 戦国合戦前史
    第1章 戦国合...続きを読む
  • 悪人がつくった日本の歴史
    悪人とされてる歴史上の人物を、どう歴史に影響を与えたか、時の権力者によって悪者とされただけでそこまでのことをしたのか、という観点からとらえなおす。
    多くの人物を扱ってるだけに短くて物足りなかったり、理由が充分述べられてなくてなんで?と思う部分も少し。
    多分自分に前提とする知識がないんだろう…名前知ら...続きを読む
  • 甲陽軍鑑入門 武田軍団強さの秘密
    甲陽軍鑑といえば偽書だから信用すんなよ的な風潮ですが、何故そんな書き方になってるのかが判れば『偽書』という評価は消えるのではないでしょうか。甲陽軍鑑を読む人は一読しておくと頭に入りやすいかも(私は今のところ読む予定はなし。ほんとは読んでみたいけど。。。)
    甲陽軍鑑がどんな目的で書かれたのか、どんな背...続きを読む
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    北条早雲 成功の秘訣は、早雲が2つの政策を実行したからであった。1つは、減税政策である。もう一つは福祉政策である。
    石川数正 家康より数正の方が先を見る目があったのではないか、と私は考えている。秀吉と家康の板挟みに合った悲劇の武将と言って良い。
    宇喜多直家 守護代の一家臣からの下克上による戦国大名化...続きを読む
  • 教養としての「戦国時代」
    最初に、第一部「名将たちの真価」の冒頭に毛利元就を取り上げ、「知力」と「決断力」で活路を切り拓くと紹介している。広島の戦国武士が出てくるのは嬉しい。
    全般的には初心者向けに分かりやすく、そしてビジネスや人生にヒントとなるような視点を加えて書かれている。ちょっと物足りないがそれはターゲットが違うのであ...続きを読む