小和田哲男のレビュー一覧

  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    戦国時代、中世史研究者の小和田哲男氏が111人の武将の略歴、武功、内政・外交を総合判断して、「先見性・統率性・教養・実行力・企画力」を5段階で評価して、総合順位順に紹介されています。

    単純にポケット武将辞典としても使えるかもしれません。
  • 戦国 忠義と裏切りの作法
     戦国時代の武士や大名の暮らしや、作法、対人関係スキルが分かる本。体育会系と思いきや、お香を嗜み匂いに気をつかったり(理由は今とは違うけど)、体力バカでは生きていけなかったり。
     裏切りでも、当時は悪いこととは一概に考えず、こういうルールに則ればいいよーみたいな軽いところがあったのが意外。己を守り、...続きを読む
  • 「人望」の研究
    こういうの読んだからと言って人望のある人になれるわけではないことが悲しく。。。まあ「ちょっとした歴史小説」感覚で読む本。
  • 人物比較でわかる日本史
    <目次>
    第1章  新時代の幕を開けた人物から学ぶ
    第2章  たった一人で時代を変えた人物から学ぶ
    第3章  組織力で時代を変えた人物から学ぶ
    第4章  文化・芸術の新時代を開いた人物から学ぶ
    第5章  新時代を創り出した人物から学ぶ
    第6章  個人から組織へと変化を創り出した人物から学ぶ
    第7章 ...続きを読む
  • 戦国の合戦
    戦国時代の実像を詳しく知ることができる良書。
    武将の合戦哲学から軍団編成・農民の徴兵、戦略・戦術などに加えて食糧確保や合戦の作法など小説やドラマでは深く描かれない分野の解説も面白い。
    また、最新の学説や発見も多く紹介されているのもうれしい。
  • 徳川家康大全(KKロングセラーズ)
    神君家康解説本。太原雪斎からの指導があったからこその教養という説は正しいように思われる。
    筆者が記しているように秀吉と争ってからの親秀吉への切り替えは流石。しかも従う時も首は垂れつつ利益は守る。寿命の長さといい傑物である事に異論はない。
  • 静岡「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない静岡県の歴史を読み解く!
    だいたいのポイントは抑えてあるので、さらりと読むには適した本だと思います。

    「家康の遺体は日光に移動してないし」
    とか
    「新幹線のぞみが静岡に止まらなくたって悔しいとか思ったことない…」
    などと思っている自分は偏った考え方の静岡人なのかもしれません。
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    2ページくらいでザックリと武将を紹介。レーダーチャートが適当な気もするが現代人に戦国時代の方々の判断力の難しさなど分かるはずもないから穏当といったところか。
  • 軍師・参謀 戦国時代の演出者たち
    なるほどねー。軍師ってのはそもそも参謀とはちょっと違っていて、占い師みたいなもんだったんだねー。

    という大枠はわかるし面白いのだが、なんか著者の論証の仕方が「大丈夫か?」と思うところちらほら。「〇〇からこれは明らかである」とかあるけど、え!そうなの?明らかなの?とつまずくところがいくつかあった。歴...続きを読む
  • 知識ゼロからの真田幸村入門
    何となく全体像がわかった。
    日本史の教科書に取り上げられているのは、歴史のほんの一部なのだなと当たり前のことをあらためて感じさせられる。
    史実とフィクション(想像?)の線引きについてはよくわからないことも多いが。
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    総勢111人の戦国武将の通信簿。いずれの武将も見開き2ページで紹介。少ない紙面の中には豊富な情報がつめこまれている。それぞれの武将の意外な側面に感心したり驚かされたり。初耳の話柄も多く未知の興味に牽引され一気読みだった。随所で新たな歴史考証が施されており、あ~そーだったんだーを連呼。戦国フェチにはた...続きを読む
  • 「人望」の研究
    歴史上の人物のエピソードから見る、人望とは。歴史好きにはダブルで楽しめると思う。歴史を学ぶ醍醐味を味わえる一冊。
  • 戦国武将の実力 111人の通信簿
    <目次>
    はじめに
    Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ
    (なお、数字は著者の能力採点表による分類による)

    <内容>
    『読売新聞』の連載を基に片倉景綱と齋藤義龍を加えて、111人を採点、ランキング化したもの。著者は、戦国時代研究の第一人者なので、安心して読むことができる。一人一人の評価は新聞の連載のためとても短いが...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(7)戦国 富を制する者が天下を制す
    歴史は大抵の場合、古い方から新しい方へと記述されるが、本書では、新しい方から古い方へと遡ることとしている。降順では見えなかったもの、見過ごされてきた変化を見出すのが目的。切り口は経済。百以上の群雄が割拠した時代にあって最後まで勝ち残った武将は間違いなく経済戦略にも優れていた。武勇に優れているだけでな...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(3)昭和~明治 挫折した政党政治
    日本の政治って戦前もグダグダだったのだとよくわかる本。政党制って本当に良い体制なのかな。。。専制政治よりマシってことなのかな。ムダが多いような気がしてならない。がしかし、この部分にあまり効率性ばかりを求めてはいかん、ということなのだろう。
    それもこれも、冒頭に記載されているように、国家の力が強大かつ...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    このシリーズ、簡潔にまとまってて良い。
    あらためて第二次世界大戦中の日本というのは、精神論が蔓延してて、今見ると笑えるくらいだったんだなぁと思った。
    その反動で、近年までのスピリチュアル嫌いの風潮(?)が生まれたんじゃないかとも思った。
  • [図解]関ヶ原合戦までの90日 勝敗はすでに決まっていた!
     勝負が決まっていた合戦をなぜ強引にやり進めなければならなかったのか。その裏の論点をもう少し詳しく知りたかった。 
     
     
  • 日本の歴史がわかる本<幕末・維新~現代>篇 これであなたも歴史通!
    幕末から現代への概説。
    幕末から扱っているためやはり現代史はそれほど詳しく書かれていない。

    おおまかの日本史を捉えるにはすごくわかりやすい一冊でした。
  • [図解] 戦国名合戦 時々刻々
    内容は非常にコンパクトであるが、合戦における布陣や各部隊の動き等の流れを、地図上の位置関係を見ながら理解することができ、合戦そのものの戦術的な状況を簡単に理解するには良い1冊だと思う。

    この本で興味を持った合戦について、歴史読本のような1つの合戦に1冊費やしている本を読むのがよいと思う。
  • 戦国の群像
    戦国という時代を庶民の生活、商人の活動などを通し描いていて、日常の空気感を垣間見れた気がした。
    とかくロマンやファンタジーに近くなってしまいがちな時代のイメージをより現実的で立体的に感じ取るために有用。