あらすじ
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TVドラマや歴史小説では出てこない江戸期の下級武士達。本著は彼らの普段の生活を中心に解説します。 どのような給金体系になっていたのか、登城は何時で、どのくらい働いていたのか、そしてその仕事の種類は?そもそも休みなんてあったの?嫌な上司とはどうやって折り合いをつけていたのか?浪人ってつまりは解雇された武士のこと?その後の生活はどうしていたの?再就職の確率は? 等々、現在のサラリーマンと照らし合わせてみると、いろいろと聞いてみたいことだらけ。 大好評「戦国 戦の作法」(ジー・ビー刊)の第2弾として、今回も軽妙な文章とイラストでその驚愕の事実を明らかにしています。監修も前回に引き続き、NHK大河ドラマ等でおなじみの小和田哲男先生です。
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Posted by ブクログ
江戸時代の武士のくらしが、とてもわかりやすく解説されている本。お金のこと、階級、副業、服装、あらゆることが図解入りで載っている。この本を読んでから、時代小説を読むとものすごく読みやすくなります。
例えば、用心棒代を3両もらった主人公が「これで年が越せる」みたいなこと言ってるとき、一体いくらもらったのか?みたいに悩まなくていい。
Posted by ブクログ
江戸時代の下級武士を中心に、彼らの処世が解説されている一冊。
各項が独立して浅く広く武士について語られており、どこから読み始めても良い構成です。
特に面白く感じたのは『奉行・司法・警察』の章でした。
時代劇で活躍する与力や同心の違い、火付盗賊改が他警察機関とどのように異なるか…などのお話に惹かれました。
沢山のイラストが理解を助けます。
Posted by ブクログ
江戸時代の武士の生活を図説した本。 イラストが主体なので大変わかりやすい。
武士の生活は時代劇ドラマで描かれるが、実態は違っていることが多いようだ。例えば切腹の仕方も最後は形式だけだったという話。 確かに切腹は考えただけでも実行するのは苦しいと思う。 武士といえども人間、簡単ではない。 因みに自分の母方のご先祖様は、江戸の旗本で書院番だったらしい。 この本で先祖がどんな仕事をしていたのか、生活はどんな感じだったのか、自分の家に伝わる話との違い等々、いろいろと想像しながら読んでみた。 現代の自由な社会から見ると、規律に縛られた窮屈な世界に見えるけれど、武士には守るべき作法があると教えられて育った人には、何も抵抗はなかったのかもしれない。