吉野弘幸のレビュー一覧
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無料版購入済み
ガンダム外伝としては良い出来
ガンダムの外伝的マンガは数多くあれど、その中でもよく出来ている作品だと思う。
イメージとしては、「サンダーボルト」のようなそれ単体での壮大なストーリーではなく、「第08MS小隊」のような戦場そのものにスポットを当てたリアルな物語という感じ。
ある意味「BLACK LAGOON」のような作品にも通じるところがあり、(ガンダム好きだけでなく)この手のジャンルが好きな人には堪らないと思う。
また、絵も大きなクセが無く、読みやすい。
モビルスーツの絵などはかなりのレベルであり、動きのあるシーンもマンガ作品としては分かりやすい方だと思う。
1巻の途中で既にラストに近い展開が一部描かれており、ジオン -
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ネタバレ骨太の戦記物ガンダム作品で、ガルマ死後の北米が舞台なんだけど、この巻で実に興味深い設定があって、「あ……それは考えたことなかった」と感心することしきり。
後々明らかになるはずだけど、今はその理由や経緯が全く不明な黒いガンダムをなぜかジオン軍が運用いていて(しかもジオンが北米を支配しているこんな初期に!)、読者のみならず当然作中の連邦側も会敵した瞬間「え?ガンダム」「なんでやねん!」とかなるはずなんだけど、この作品ではならない。
なぜなら、こんな場末の戦場の下っ端軍人は話に聞いたことはあれ、実物のガンダム見たことないから。ガンダム見て連邦兵士が「ジオンのなんかめっちゃ強い変な新型がヤバい!」みた -
Posted by ブクログ
エドガーの人格は、彼にサーキットを施したフリードリヒ・タナーによって乗っ取られてしまいます。彼はふたたび水の聖堂を開き、サルイ・スーを手に入れようとします。
サーシャたちは、彼に恨みを抱くメテオラのリーメイとともにタナーに戦いを挑みますが、彼のつくりり出した可能性の空間のなかで苦戦を強いられます。一方、ジータを守るためにみずからの身を亡ぼす「呪詛の刻印」を身に受けたジョシュアは、全力でサーシャに戦いを挑み、敗れていきます。しかしサーシャは、彼の刻印が心臓に達するのを防ぎ、彼の命をつなぎとめようとします。
そんなサーシャの姿を見て心を揺さぶられたジータでしたが、タナーは彼女とリーメイの意識を -
Posted by ブクログ
エドガーの正体は、教師の新田として学園にやってきた紋章屋フリードリヒ・タナーの所有物だったことが明かされます。彼の身体に埋め込まれたサーキットを危険視するメテオラは、彼の存在もろとも消し去ることを目論んでいたのです。
そんななか、学園の生徒たちが正気を失い、次々と彼らに襲いかかるという事件が起きます。生徒会副会長の沖浦南美(おきうら・みなみ)がメテオラのメンバーだったのです。生徒会長の弓江をはじめとする生徒たちを人質に取られたサーシャは、彼女の言いなりとなって、反撃のチャンスをうかがいます。
一方、まふゆとエドガーのもとにも、メテオラの手が伸びていました。そこへ、妹のジータを救出するため、 -
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ビッグ・マムの修業を通しておのれの未熟さを知ったサーシャは、しばらく距離を置いたほうがいいのではないかとまふゆに告げられます。
その後彼は華とともに、電脳学園都市の女子校である翠玲学園に潜入することになります。彼らの使命は、この学園に隠された「雷の携香女(マグダラ)」と呼ばれる元素回路をさがしだすことです。
少女のふりをして転校したサーシャは、天乃翼(あまの・つばさ)という少女から、「電脳空間ティル・ナ・ローグ」での活動の手ほどきを受けます。しかし翼は、学園をとりしきるソロリティ「オメガ・オメガ・オメガ」のリーダーである瀬田美雪(せた・みゆき)という少女から敵視され、学園内で疎外されていま -
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オーリャの復讐を遂げようとするサーシャは、リジーを倒し、鳳に対峙します。そして両者の戦いのなかで、サーシャは鉄のクェイサーとして新たなステージへと飛躍を遂げます。
しかし戦いのさなか、燈に刻印されていた「剣の聖神女」の半分を、まふゆが分かちもつことになります。サーシャは鳳に勝利しますが、燈の身柄はアデプトの黄金のクェイサーによってさらわれてしまいます。
その後、まふゆと燈の二人がいなくなった学園で無聊をかこっていた美由梨は、正義の味方として悪を懲らしめる活動をはじめます。そんな彼女の前に藤臣弼(ふじおみ・たすく)という新たなクェイサーが現われます。しかも彼の生神女である仙道六実(せんどう・